金森修によるサイエンス・ウォーズ・キャンペーンの実態 以下、断りが無い限り、単に「○○頁より」と書いてあれば、金森修著『サイエンス・ウォーズ』 (東大出版会、 2000年6月30日出版) におけるページ数を意味している。『サイエンス・ウォーズ』からの引用は色を変えて目立つようにしておいた。もちろん、色が見えなくても、どこからどこまでが引用であるかがわかるように blockquote してある。敬称は略す。 [追記 (2001年4月15日) この文書によって『サイエンス・ウォーズ』に書かれていることが全て誤りだと主張したいわけではない。金森が日本語で紹介した文献の中には確かに価値あるものが存在する。しかし、文献紹介を除けば薄っぺらな内容しか残らないことはこの文書の指摘以前に明らかだと思う。その上、金森による文献紹介の仕方はこの文書が示すようにおそろしくずさんで偏っている。さらに、金森は論敵に
相対主義に関するよくある質問 黒木 玄 目次 相対主義は絶対主義の否定ではない 相対主義はどういう立場か 「相対主義」が嫌われる理由 『「知」の欺瞞』の相対主義批判 相対主義は絶対主義の否定ではない 質問: 科学に関する相対主義は「科学は絶対的に正しい」という考え方の否定であると言っている人がいるのですが、それは本当ですか? 回答: いいえ、それは誤りです。おそらく、そう言っていた人は相対主義に関する議論を何も知らないのでしょう。相対主義は絶対主義の単なる否定という穏健な立場を意味しません。そもそも「科学は絶対的に正しい」なんて言っている馬鹿はどこにいるの? これに限らず、相対主義は単純に絶対主義の否定を意味しません。 「我々が信じている考え方はもしかしたら正しくないかもしれない、我々は悪しき決め付けをしているかもしれない、……」と考える慎重な態度は当然の前提であり、狂信者でもない限り、誰
学校での「よい行い」に対してポイントを与え、点数に応じてプレイステーション3やiPod Miniなど豪華賞品が獲得できるプログラムがイギリスの一部の中学校で始まっています。日本では学習塾でよく見られるシステムですが効果はどれほどのものなのでしょうか。 詳細は以下 Behave at school and you'll be given a PlayStation or plasma TV, pupils are told | Mail Online Vivo Milesと呼ばれるこのポイントシステムは「若いやる気のある児童に対してしっかり評価しやる気を育てる」ことが目的であり「児童が自ら学校運営に関わっていくためのシステム」であると説明されています。 児童には一人ずつVivo Milesを貯めるアカウントが用意され、オンラインでポイントを管理したり磁気カードによって専用の公衆端末でも各種の
Obama's Down Payment A Stimulus Must Aim for Long-Term Results By Lawrence Summers (WaPo) Sunday, December 28, 2008; Page B07 読むには、「lawrence_summers_mr. Obama.pdf」をダウンロード 。 【後記】世間で丁寧に解説・論評をつける諸氏が解説を早速アップされるだろうと予想していたが、おそらく年末進行で漏れているらしい(081230後記:失礼しました。参照、081231後記:さらに参照)。私の身勝手な読みだと、このop-edはここ3週間で、特にワシントンの経済官僚候補たちにとって、極めて重要なものだと思う。タイミング、そして、venue(出版先)もこの上ない。タイミングとしては、クリスマスのあと、アメリカはget back to the bu
要約: 金融危機は、なぜ起こった、二度とこういうことがないような制度設計をとはいうが、どうやったって予想外の不況は起こるんだし、百年に一度くらいしかこんなことが起きないのであればなまじいじらないほうがいいかもしれない。 まだ金融危機の余波は続いている、というよりも、いまが余波なのか、それとも本波がまだ続いているのかさえだれもはっきりとは言えない今日この頃。ぼくはここ二週間ほど、メコン川のほとりで沈む夕日を眺めつつビールなどを飲んでいるので、この話がどうなっているのか実はあまり見ていないのだ。でも、日本を発つ前のときには、目先のつぶれそうな企業をどう救済するかという問題に加えて、再発防止にはどうしたらいいか、というような議論が山ほど行われていた。こんな事態が二度と起こらないような制度作りをしなくてはいけない、というような。 もちろん、いま起きていることの影響の深さを見れば、こうした事態が二度
今年の個人的bic issueのひとつは社会学者の芹沢一也氏の知遇を得たことです.そんなわけでセミナー参加以降経済屋としては場違いな評論系のメルマガ(αシノドス)にエッセイを書いたりしています.いままでと読者層が全く異なるので反応も新鮮です. そのなかで,これはまじめにとりあげにゃあなぁと思ったのが, 経済学S1/自由貿易−−「現状をよりマシにすること」と「正しさ」の違い 交換と強盗のはなし です.エントリそのものは少し前に読んでいたんですが,その後中谷巌氏の例の本を呼んで変な意味で重要さを再確認. まず,細かいところとして, ここでわたしが注目するのは、どうして「従属論」は間違っているのかという部分ではなく、逆に飯田さんが「従属論にもある程度の根拠があるといっていえないことはない」とした部分だ。正直言って、どうしてこれが「従属論にもある程度の根拠があるといっていえないことはない」例になる
さて毎日翻訳をやってますけど、別に翻訳家ではありません。新年からは新しい仕事を始めますのでその準備も毎日やってるんですが、色々と不安ですね。というか、資料だと言われた本のタイトルを調べてみても、そんな本が存在していないというのはどういうことなのかな?っと。同著者の他の本と混同されているのだと思うけど、年末で連絡もつかない... ま、とにかく今日のアセモグルです。パート3は終わりましたが、アセモグル翻訳プロジェクトの前線指揮官optical_frogさんより次はパート4.3だ!という指令が下りましたので、今日からパート4.3より訳していきます。パート4.1については「人的資本政策と所得分配」翻訳:4.1 シグナルと選別としての教育 - left over junkoptical_frogさんを、アセモグルのその他の翻訳についてはhttp://ja.daronacemoglu.wikia.co
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ここはなにをしてる wiki なの? ここは,政治経済学者 Daron Acemoglu の論文を著者公認のもとで翻訳・公開する wiki です. これまでの経緯と進行状況については右のブログエントリを参照してください:アセモグル公式翻訳プロジェクト・臨時連絡所 どの論文を訳してるの? 私たちが訳しているのは下記の論文です: Daron Acemoglu, "Human Capital Policies and the Distribution of Income: A Framework for Analysis and Literature Review," New Zealand Treasury Working Paper 01/03 この論文「人的資本政策と所得分配」はニュージーランド財務省のワーキングペーパーで,オンラインで全文 (pdf) が公開されています.上記のページの右
先日の「形而上学(スタンフォード哲学事典)」に関する訂正と補足。 http://www.at-akada.org/blog/2008/12/post-278.html 「性質」とか「普遍者」とか「クラス」とかについて整理する。 勝手な思い込みで「性質というのは集合のことだ」と思っていたのだが、どうもよく読むとこれは誤解だったらしい。 こういうのは図を書いた方がわかりやすいと思うので、図を描きながら整理する。 ■集合とクラス まず集合とクラスの関係。 「クラス」も「集合」もものの集まりであるが、「クラス」というのは生物種などのように「要素の間に内在的な統一がある集まり」のことだ。集合というのは、「何でもいいからとにかく要素を集めたもの」であるわけだが、それに対して、「ちゃんと必然性のある集まり」のことをクラスと言うらしい。 「クラスは集合の内の特殊なものである」って言ってよいのかどうかよくわ
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