Kluge: The Haphazard Construction of the Human Mind 作者: Gary Marcus出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt発売日: 2008/03/18メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (14件) を見る さてヒトの心のクリュージを見ていこうという本書の最初のお題は「記憶」だ.マーカスによると「記憶こそすべてのクリュージの母」であり,ヒトの認知がおかしいことの根本には記憶があるということになる. まずヒトの記憶がコンピューターと随分違うことを改めて指摘している. 高校の同級生は憶えていても昨日の朝食は思い出せない.さらに記憶は歪む.ありとあらゆる忘れ物,なくし物をする.そして命がかかっていてもチェックし忘れることがある.ヒトにはチェックリストが必要なのだ.記憶の書き