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ブックマーク / kugyo.hateblo.jp (6)

  • optical_frogさんへの再々応答:虚構かそうでないかを決めるには - あなたのkugyoを埋葬する

    id:optical_frogさんからお返事をいただきました: 「応答」未満のお返事:やっぱりたんなる論理的な可能性では足りないと思います - left over junk 論点は「実用論的汎反意図主義」と名づけた私の立場の意義、そしてそれへの対案としてのoptical_frogさんの立場の妥当性の検討に移ってきたと思います。以下、2項に分けて、応答したいと思います。 まとめ(A)について けっきょく、コンパニョンは間違っている 分析哲学のよき伝統のひとつに、相手の主張をより妥当な形に仕上げたうえで、それでも反駁が可能であることを示す、というのがあると思っています。そこでここでも、optical_frogさんの診断どおり、コンパニョンの主張を以下のようなものだとひとまず考えることにしましょう: バージョン 2:実際的な必然性として,テクストの理解において参照される発語内意図が猿やキーボード

    optical_frogさんへの再々応答:虚構かそうでないかを決めるには - あなたのkugyoを埋葬する
  • 『文学の哲学』抄訳 第13章「文学」その1 - あなたのkugyoを埋葬する

    さ、それでは、ぼちぼちと、Philosophy of Literatureの興味のある章を訳していこうか。 The Philosophy of Literature: Contemporary and Classic Readings - An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies) 作者: Eileen John,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2004/02/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る まずは13章、J.O.Urmson,"Literature" (pp.88-92.)を扱う。初出情報をあげておくとこんな感じ。 J. O. Urmson, "Literature" from George Dic

    『文学の哲学』抄訳 第13章「文学」その1 - あなたのkugyoを埋葬する
  • optical_frogさんへの再応答:なぜ他者の意図(意識)は常に虚構(見なし)なのか - あなたのkugyoを埋葬する

    optical_frogさんへの応答:実用論的汎反意図主義(汎テクスト論)の立場から - kugyoを埋葬する 上記の記事について、id:optical_frogさんよりお返事をいただきました。以下の記事です: kugyoさんの「応答」への応答 - left over junk このような議論がブログ間で成立しているのはとてもうれしいことです。optical_frogさんは現在もご活躍中の研究者の方とお見受けしますが、そうした方を相手に私が議論できるというのは私にとってありがたいことですし、この議論が虚構論を含む何らかの学に貢献するということにでもなれば、さらに望外の幸運というべきでしょう。 私の拙い論考に対し、2度も反応してくださったoptical_frogさんの懐の広さと、そもそも議論を成立させてくれている(分析)哲学の伝統とに、特に感謝を示したいと思います*1。おかげさまで、ずいぶん

    optical_frogさんへの再応答:なぜ他者の意図(意識)は常に虚構(見なし)なのか - あなたのkugyoを埋葬する
    optical_frog
    optical_frog 2008/07/07
    (※ 「まとめ1」のところですが,真理様相だと not p & possible(p) は両立しませんか)|追記部分,把握しました>id:kugyoさん
  • グッドマン・アンド・エリン - あなたのkugyoを埋葬する

    始まりが終わると始まるのである。 勉強会で以下の論文を扱った。 The Philosophy of Literature: Contemporary and Classic Readings - An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies) 作者: Eileen John,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2004/02/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る J.O.Urmson,"Literature". N.Goodman and C.Elgin,"Interpretation and Identity: Can the Work Survive the World?". ずっとElginをエリンと呼んでい

    グッドマン・アンド・エリン - あなたのkugyoを埋葬する
    optical_frog
    optical_frog 2008/07/04
    いくつか文献の情報/p.c. 議論が成立しているのはひとえにkugyoさんのお人柄のおかげですよ!
  • optical_frogさんへの応答:実用論的汎反意図主義(汎テクスト論)の立場から - あなたのkugyoを埋葬する

    首尾一貫性に基づく作者の意図の擁護、を論駁する(『文学をめぐる理論と常識』について) - kugyoを埋葬する 上記の記事について、id:optical_frogさんより、論証に問題点があるとの鋭いご指摘をいただきました。以下の記事です: kugyoさんへの提案:文/発話および現実/虚構の意図を区別すると便利です(多分) - left over junk 今回はこのoptical_frogさんの「提案」について、応答させていただきたいと思います。optical_frogさんの「提案」とは、次のようなものです: 「反駁(2)」での例が言語ではなくて似顔絵なので,主張が十分に支持されない→“言語を例に議論しよう” 一般に文の成立に話し手の意図は不要 発話に関しては話し手とその意図を考えなくてはいけない→“文/発話を区別しよう” 場合により,発話の意図は虚構のものであってもかまわない→“現実の話

    optical_frogさんへの応答:実用論的汎反意図主義(汎テクスト論)の立場から - あなたのkugyoを埋葬する
    optical_frog
    optical_frog 2008/07/01
    ※用語について:意味論/語用論では,「文の意味」(sentence meaning) vs「発話意味」(utterance meaning) または「話者意味」(speaker meaning) を区別します(細かいバリエーションは捨象).
  • 首尾一貫性に基づく作者の意図の擁護、を論駁する(『文学をめぐる理論と常識』について) - あなたのkugyoを埋葬する

    文学をめぐる理論と常識 作者: アントワーヌコンパニョン,Antoine Compagnon,中地義和,吉川一義出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/11/27メディア: 単行購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (15件) を見る アントワーヌ・コンパニョン『文学をめぐる理論と常識』第2章は、このの他の章と同じく、「作者の意図を探ろうとする文学解説派と、作品の意義を記述しようとする文学解釈派」(p.45より)の対立を調停し、「その一見いさぎよい二者択一からは、実態は見えてこない。真実はおそらく、両極端の中間にある」(p.311、訳者あとがき)ことを示そうとした章である。ところで、私はがちがちのテクスト論者であり、もし「どんな文学研究でも、意味を保証してくれるものとして、作者の意図を暗黙裡に想定している」(p.101)ことが示されたというのなら、私にはそれに反

    首尾一貫性に基づく作者の意図の擁護、を論駁する(『文学をめぐる理論と常識』について) - あなたのkugyoを埋葬する
    optical_frog
    optical_frog 2008/06/30
    結論はちょっとちがうかも.(1)意図の帰属はつねに可能;(2)意図を帰属させるべきエージェントが実在しないと知りつつ意図を帰属させるのもOK(ごっこ遊び);(3)マジで帰属させたら“スピリチュアル”の一丁上がり
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