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krugmanとKrugmanに関するoptical_frogのブックマーク (489)

  • ポール・クルーグマン「ジャーナリストが報道せずに憶測する方を選ぶとき」

    Paul Krugman, “When Journalists Choose to Speculate Rather Than Report,” February 13, 2014. [“Second-Order Journalism,” February 7, 2014] ジャーナリストが報道せずに憶測する方を選ぶとき by ポール・クルーグマン Gabriella Demczuk/The New York Times Syndicate 今月はじめ,議会予算局 (CBO) のレポートがでた当初のメディアによる取り扱いの惨状をに,『スレート』の Dave Weigel が目を向けている――「CBO聖戦士」ですって!――そして,ぼくがいっつもむかついてることの1つを取り上げている:報道が実際の政策問題をきれいにスルーして,政治的にどんな動きがでるかについて憶測をあれこれとめぐらせてるのがそ

    ポール・クルーグマン「ジャーナリストが報道せずに憶測する方を選ぶとき」
  • ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」

    Paul Krugman, “Redefining The Middle Class,” Krugman & Co., February 7, 2014. [“The Realities of Class Begin To Sink In,” January 27, 2014] 中流階級を再定義する by ポール・クルーグマン Victor J. Blue/The New York Times Syndicate アメリカにはおかしなことがあれこれある.その1つは,長らく見られる傾向として,自分のことを中流階級だと考えてる人たちがとてつもなく広範囲にまたがっている点だ――そして,彼らは自分を欺いている.国際的な基準にてらせば貧困者ってことになるはずの低賃金労働者たちは,中央値の半分を下回る所得でありながらも,自分たちは中の下にあたる階層だと考えている.その一方で,中央値の4倍や5倍の所得を

    ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」
  • ポール・クルーグマン「トルコの問題」

    Paul Krugman, “Troubles in Turkey,” Krugman & Co., Feb 7, 2014. [“Istanbearish,” January 30, 2014] トルコの問題 by ポール・クルーグマン OLIVER; Austria/CartoonArts International/The New York Times Syndicate 「来週は危機など起こりえない.もう私のスケジュールはいっぱいだぞ」 ――ヘンリー・キッシンジャー はあ,そんなん必要でしたっけ? トルコ? トルコに注意を向けてた人なんていたっけ? もちろん,一部にはそういう人もいただろう.仕事でね. ちょうど1ヶ月前,国際通貨基金は,国の経済情勢調査 (Article IV consultation) の最新結果を公表した――これは,一種の早期警戒システムを提供するよう想定されて

    ポール・クルーグマン「トルコの問題」
  • ポール・クルーグマン「スリーピース・スーツ,朝食会議,過労」

    Paul Krugman, “Regarding Three-Piece Suits, Breakfast Meetings and Overwork,” Krugman & Co., January 31, 2014. [“Three-Piece Suits, Breakfast Meetings, and Overwork“] スリーピース・スーツ,朝会議,過労 by ポール・クルーグマン Patrick Andrade/The New York Times Syndicate いや,『アメリカン・ハッスル』の話じゃあなくってですね,ジェイムズ・スロウィッキーが『ニューヨーカー』に載せてるおもしろい記事に1つコメントをね. まず,彼がいう「知識労働者」たち――ぼくならエリート労働者全般と言って済ますけど――にとって,時間の考え方がまるごと変わってしまったという点について,彼が言ってる

    ポール・クルーグマン「スリーピース・スーツ,朝食会議,過労」
  • クルーグマン「欧州経済の誇大広告」/「金利生活者の安楽死」

    Paul Krugman, “Economic Exaggerations in Europe,” Krugman & Co., January 31, 2014. [“Running Economies Into the Sand” & “The Euthanasia of the Rentier“] 欧州経済の誇大広告 by ポール・クルーグマン Doug Mills/The New York Times Syndicate ふーむ.『フィナンシャル・タイムズ』によると,イギリス首相デイヴィッド・キャメロン政権の盟友たちは,フランス大統領フランソワ・オランドがフランス経済を「台無しにしている」と言って非難しているそうだ――おそらくは,イギリスの好調ぶりと対比してそう言ってるんだろう. さて,実際の数字で眺めてみるとどんなもんだろう? グラフを見てもらおう.イギリスとフランスそれぞれの実

    クルーグマン「欧州経済の誇大広告」/「金利生活者の安楽死」
  • ポール・クルーグマン「オランドの政策転換は間違いだ」

    Paul Krugman, “Hollande takes a wrong turn,” Krugman & Co., January 24, 2014. [“France by the Numbers” & “The Glittering Crises“] オランドの政策転換は間違いだ by ポール・クルーグマン /The New York Times Syndicate 「金のクロワッサンで人類を苦しめてもらっちゃこまるね.」 フランス大統領フランソワ・オランドがセイ法則をたたえたのに対して経済学者アラン・テイラーが返した言葉がこれだった(私信).オランド氏は記者会見で文字通りにこう言ってのけた:「供給は需要をつくりだすのです」――発言だけでなく,政策もサプライサイド経済学に移してしまった.しかも,やっぱり自分で「サプライサイド経済学」っていいながらね. ぼくにとって驚嘆だったのは,オ

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  • ポール・クルーグマン「機会が失われたら起こること」

    Paul Krugman, “What happens when opportunities are lost,” Krugman & Co., January 23, 2014. [“A Hammock In Kentucky?“] 機会が失われたら起こること by ポール・クルーグマン Keith Meyer­s/The New York Times Syndicate 『ナショナル・レビュー』が実に面白い記事を掲載してる.ケヴィン・ウィリアムソンがアパラチアの現状について書いた文章で,アパラチア地域の苦境を伝える有益な描写になっている――あと,フードスタンプを交換可能にする方法も述べている.フードスタンプをいったんケースいっぱいの炭酸飲料に交換して,それをさらに現金その他と交換するんだって(記事はここで読める). ただ,そればかりじゃなくて,この記事には教訓も1つある:ウィリアムソン

    ポール・クルーグマン「機会が失われたら起こること」
  • ポール・クルーグマン「より輝かしい2014年の徴候」

    Paul Krugman, “Encouraging sings for a brighter 2014,” Krugman & Co., January 16, 2014. より輝かしい2014年の徴候 by ポール・クルーグマン Van Dam/The New York Times Syndicate 2014年アメリカ経済の展望について,楽観論が警戒すべきところまできている.そこでぼくも,状況をいっそう警戒すべきものにするために,ひとこと言わせてもらおう――ぼくも基的に楽観論を共有しておるのですよ. なんでって? 『3バカ大将』効果のためだ:理由もなく壁に頭をずっと打ち付け続けていたなら,それを中断すればずっとマシになるでしょ. 2013年のアメリカ経済を描写するには,こんな風に言ってもいい.「事実上,アメリカ経済は力強い回復をはじめようと試みたものの,連邦政府のひどい財政政策で引

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  • ポール・クルーグマン「経済機会が崩壊したから貧困が永続してるのよ」

    Paul Krugman, “Economic oppotunity has collapsed, so poverty endures,” Krugman & Co., January 16 2014 経済機会が崩壊したから貧困が永続してるのよ by ポール・クルーグマン /The New York Times Syndicate リンドン・ジョンソン大統領の「貧困との戦い」50周年でなにか言っておきたいと思ってね.「予算・政策優先順位研究所」によると,1980年あたりまでには,あれは失敗だという合意が広まっていたそうだ.でも,同研究所は今月初めにでたオンラインの記事でこうも結論づけている――数字を正しく扱うとこの合意は崩れてしまうんだって.それによると,政府援助を考慮に入れた貧困の尺度――他でもなく貧困との戦いで提供されたような援助を考慮に入れた尺度!――を見ると,1960年代以来,大

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  • ポール・クルーグマン「ビットコインが提起する現実世界の問題」

    Paul Krugman, “A Virtual Currency Raises Real-World Questions,” Krugman & Co., January 9, 2014. ビットコインが提起する現実世界の問題 by ポール・クルーグマン Nancy Palmieri/The New York Times Syndicate 実証経済学(実際の物事の仕組み)と規範経済学(物事のあるべき姿)の区別は,いつだって大事で,いつだって難しい. 実際,これまでぼくが書いてきたマクロ経済のいろんな問題では,すごく大勢の経済学者たちが,その区別をしっかりできないでいる.彼らは政治的な理由からでしゃばりな政府を嫌っていて,そこから,財政刺激がうまくいかない理由だとか,金融刺激が破滅的な結果をもたらすだろうといったことについて,ほんとにひどい論証を展開するにいたっている. でも,ここではマ

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  • ポール・クルーグマン「よき共和党員は進化論など信じはせぬ」

    Paul Krugman, “Good Republicans Reject Evolution,” Krugman & co., January 9, 2014. よき共和党員は進化論など信じはせぬ by ポール・クルーグマン KAL/The New York Times Syndicate ちょっと話題に乗り遅れた感があるけど,先だって,ピュー研究所がアメリカにおける進化論に関する見解の変化について新しく報告書を公表した.大きな見所は,いまや共和党員を自認する人たちの多くが,「進化なんて天地創造の日からまったく起きてはいない,まして進化が自然選択に促されているなんてとんでもない」と信じているってことだ.変化は大きい:2009年から11ポイント減少してる. 自明ながら,そうやってダーウィンを拒絶するのを促すような新しい科学的な証拠がなにかでてきたわけじゃあない.それに,民主党員たちは4年

    ポール・クルーグマン「よき共和党員は進化論など信じはせぬ」
  • アレックス・タバロック「二転三転クルーグマン」

    Alex Tabarrok “The Austerity Flip-Flop” (Marginal Revolution, January 5, 2014) 補足:このポストだけでなく、財政派(クルーグマン)VSマーケット・マネタリストという形で幅広く論争が起こっているので、興味ある方はサムナー、ベックワース、デロング、ノア・スミスなどのブログも参照のこと。 2013年4月28日にポール・クルーグマンは、2013年はマーケット・マネタリストのテストだとはっきりと言った。 しかしマイク・コンツァルが指摘するように、財政政策が引締められる中でFedはより拡張的な政策を採用していて、実質的にマーケット・マネタリストの見方が正しいかのテストとなっている。 昨日(2014年1月4日)[邦訳 [1] … Continue reading ]ではしかし、ポール・クルーグマンは次のように言っている。 (中

    アレックス・タバロック「二転三転クルーグマン」
  • ポール・クルーグマン「スカンジナヴィア諸国の苦闘:どうしてデンマークはあんな惨状なの?」

    Paul Krugman, “Scandinavian Struggles: Why So Dismal in Denmark?,” Krugman & Co., January 3, 2014. スカンジナヴィア諸国の苦闘:どうしてデンマークはあんな惨状なの? by ポール・クルーグマン Magnus Laupa/The New York Times Syndicate もうすぐスカンジナヴィアを訪ねる予定なんで,予習課題をやってるところだ――さて,ぼくと同じくあの地域をじっくり追いかけてなかった人たちにとって驚くような発展が,あそこでは起きてたりする. 下の図に,実質国内総生産を示してある.アメリカの GDP も併記してあるので,ちょっとした比較にはなるだろう. 2年ほど前,先進国のなかで最良の経済回復を見せていたスウェーデンはお手だと広く考えられていた.いまはそうでもない.経済成長

    ポール・クルーグマン「スカンジナヴィア諸国の苦闘:どうしてデンマークはあんな惨状なの?」
  • ポール・クルーグマン「逃げ口上の年」

    Paul Krugman, “The Year of the Weasel,” Krugman & Co., Janurary 3, 2014. 逃げ口上の年 by ポール・クルーグマン 2013年に起こらなかったことと,起こったことを,簡潔に考えておこう. 起こらなかったことの方は,2012年と同じだ.2011年,2010年とも変わりない:インフレがとめどなく昂進することはなかったし,国債自警団がアメリカを(あるいは自国通貨で借り入れてる他のどんな国も)ギリシャに変えてしまうこともなかった.「ギリシャになるぞ」ってさんざん言われてたのにね. 現に起きたことの方は,札付きの連中が自分の予測について言ってることの変化だ.何年経ってもずっとインフレと金利の昂進を予測してた連中の発言に変化が起きた. 間違いを認めたってこと? いや,まさか.ただ,彼らの言い訳は変わった.2011年から2012年に

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  • ポール・クルーグマン「配送遅延は技術問題がただの技術問題だという証明」

    Paul Krugman, “Shipping Delays Prove That Sometimes a Glitch Is Just a Glitch,” Krugman & Co., January 3, 2014. 配送遅延は技術問題がただの技術問題だという証明 by ポール・クルーグマン Robert Stolarik/The New York Times Syndicate ことの顛末はみなさんご存じのとおり.彼らは太鼓判を押した:「ウェブサイトにいって情報を提供していただくだけ,あとは万事うまくいきます」.実際に起きたことは,まるっきりちがってた. たしかに多くの人は,いやおそらく大半の人は,最終的に望んだものを手に入れることができた.でも,何百万という人たちがいらだちを怒りを覚えている. これって災害じゃないの? その答えは,選別して強調する逸話しだいで変わる. 長期的な影

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  • クルーグマン「共和党のオバマケア欺瞞:謎解きを1つ」

    Paul Krugman, “The Republicans’ Obamacare Hypocrisy: A Mystery Solved,” Krugman & Co., December 27, 2013. 共和党のオバマケア欺瞞:謎解きを1つ by ポール・クルーグマン DANZIGER/CartoonArts International/The New York Times Syndicate 『ワシントンポスト』のコラムニスト,エズラ・クラインは,保険医療をめぐる共和党の欺瞞に困惑してる(と,少なくとも人は言ってる.ほんとはちゃんとわかってるんじゃないかと思うけどね). 長年にわたって,共和党が提唱してきたのは,市場と個人インセンティブの魔法を保険医療に持ち込もう,というものだった:控除免責歩合を高くして人々に「身銭を切らせ」たり,オンラインの保険交換市場で民間保険企業どうしに

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  • クルーグマン「ものわかりいい共和党なんてわけがわからない」

    Paul Krugman, “The Elusive, Fairly Reasonable Republican,” Krugman & Co., December 27, 2013. ものわかりいい共和党なんてわけがわからない by ポール・クルーグマン Doug Mills/The New York Times Syndicate みんさんご存じのとおり,経済学者には3種類ある.リベラルなプロの経済学者,保守的なプロの経済学者,そして,プロの保守主義者の経済学者(別名「右翼売文業者」)の3種類だ.いやいや4種類でしょう,という人がいるだろうね.実はそうでもないの――左翼はお金があんまりなくてね.この非対称性のおかげで,周知の「売文格差」が生じてる. ともあれ,保守的なプロ経済学者のなかには,「頭のなかだけの共和党員」とでも呼べそうな人たちが含まれる.かなり道理の分かった経済学者なんだけ

    クルーグマン「ものわかりいい共和党なんてわけがわからない」
  • クルーグマン「TPP は大きな話だけど,ものすごい案件ですかね?」

    Paul Krugman, “The Pacific Trade Pact Is Big, but Is It a Huge Deal?,” Krugman & Co., December 19, 2013. TPP は大きな話だけど,ものすごい案件ですかね? by ポール・クルーグマン Edwin Koo/The New York Times Syndicate これまでに読者からこんな疑問の投稿をもらってる.環太平洋パートナーシップ協定 (TPP) の交渉について書いてないのはどうしてなの,っていう疑問のお便りだ.多くの人は,TPP はとても重大で,しかも悪しきものだとみてる. で,その理由:なんでこの交渉がとくに重要なのか,ぼくにはどうにもわかりかねてるんだよ. よくあるレトリックは――支持派も反対派もおなじように―― TPP に関わる経済の全体的な規模を強調する:「これには数億の人

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  • クルーグマン「格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ」

    Paul Krugman, “Inequality Remains a Critical Issue in the U.S.,” Krugman & Co., December 19, 2013. 格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ by ポール・クルーグマン VAN DAM/The New York Times Syndicate おどろくほど長い時間がかかったけど,格差がようやくアメリカの進歩派たちにとって際だった共通の問題として浮上しつつある――その進歩派のなかには,大統領も含まれる.こうなると,どうしても反動が起こるのは避けがたい.しかも,その反動は2立てだ. 1つは,「サードウェイ」みたいな団体からでてきてる.「トーキング・ポインツ・メモ」の編集者ジョッシュ・マーシャルは,最近の記事でその立場をいちばんうまく特徴づけている:「ここには,『サードウェイ』の質がよく現れ

    クルーグマン「格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ」
  •  クルーグマン:よりマシな搾取へ - P.E.S.

    クルーグマンのブログポストの翻訳です。このポストで扱われている搾取とは、発展途上国での低賃金労働者が詰め込まれて働く工場、いわゆるスウェットショップ・搾取工場といわれるものについてです。そういった発展途上国の工場・労働環境の改善は欧米のリベラルの定番テーマの一つですが、クルーグマンはそれに共感しつつも、90年代にそれに結構批判的な文章(邦訳)を書いています。クルーグマンはリベラルですが、90年代にはアメリカリベラル派を怒らせる文章を色々と書いていたんですよねぇ。ただ、2000年代のブッシュ時代に入って以降、人の問題意識が変わっただろうと思ってまして(人もどこかで民主党と共和党なんて対して違わないと思っていたのに、ブッシュに目を開かれたと言ってたはず)、上の邦訳へ2010年につけたブクマで私は「論調を幾分変えるとおもうよ」と書いてました。といって人がはっきりそれに触れたわけではなかっ

     クルーグマン:よりマシな搾取へ - P.E.S.
    optical_frog
    optical_frog 2013/12/18
    労働環境改善のための基準は,1国だけに当てはめるとそれ以外の国に企業が移ってしまうけれど,すべての国に要求できるならばそうした国の輸出産業をそこなわずに環境改善を実現できる,という話.