代役CB・阿部アピールどころか… 【日本1―2オーストラリア】一部主力を欠いた中でアピールを狙った阿部、今野、橋本の代役トリオだったが、持ち味を発揮できずに試合も逆転負け。試合後はそろって険しい表情だった。 「僕の方がボールサイドにいたので触らないといけなかった。その一歩が出るか出ないかで(結果が)違ってくる」と阿部。振り返ったのは後半31分の失点だ。相手MFカーヒルとの競り合いに負けて決勝点を許した。 阿部は試合当日に急きょセンターバックで先発が決定。急造感が否めないプレーでアピールに失敗した。長谷部の出場停止と遠藤離脱の穴を埋めた今野と橋本のダブルボランチも精彩を欠き、中盤苦闘の要因となった。今野は「持ち味を出そうと試合に入ったが、力のなさを感じた」と話した。 W杯で勝ち上がるには控え組の底上げが必要。代役トリオの屈辱はチーム全体の課題でもある。