Jリーグ開幕戦、FC東京対浦和レッズの後半27分に途中交代で出場した久保建英。配布されたスタメン表には身長173センチと記されていたが、遠目から見る限り、160センチ台にしか見えなかった。大人の中に混じると、見るからに小さい感じがした。 現在16歳。僕は17歳のメッシが、バルサのトップチームでプレーする姿を幾度か見たことがあるが、それとの比較で言えば、大人しい印象だ。落ち着いているというか、見た目とは違い、大人っぽいというか、悪く言えば、子供らしくない。無邪気じゃない。プレースタイルで言えば、ドリブルで頻繁に縦を狙っていたメッシに対し、久保は周りを見てパッサー役に回りたがる印象だ。 一方、高い位置でボールに絡むと、潰される確率が高かった。小さな選手特有の弱さを感じさせた。16歳なので仕方がないのかもしれないが、それを圧しても縦に行こうとする、メッシのような積極果敢さに欠けた。 ポジションは