青赤から緑へ−。FC東京から戦力外通告を受けた元日本代表MF福西崇史(31)、同GK土肥洋一(34)が東京Vへ移籍することが30日、発表された。3年ぶりにJ1へ復帰する東京Vは、補強の目玉として経験豊富なW杯戦士2人に白羽の矢を立てた。同じ味スタをホームとする宿敵チームへの大物移籍は初めてで、2008年シーズンの「東京ダービー」は白熱必至だ。 来季、福西と土肥が“因縁”の緑色のユニホームに身を包むことが決まった。在京のJ1クラブでのプレーを希望していた2人に対し、東京V側もその実力、経験を高く評価し、早くから補強リストに挙げていた。 東京Vは経験値の高い戦力を充実させる必要があった。J発足時から栄華を誇りながらJ2という辛酸をなめた経験から、柱谷新体制ではセンターラインの軸を固めることを重視。さらに、2人の加入は戦力としてだけではなく、その存在感、練習態度を含め周囲に与える影響は計り知れな