ビターズソーダっていう飲み物なの‥‥、これ。 お酒は入っていないのよ。 喉が渇いたから、ジンジャエールをいただけません? ってお願いしたら、ウィリアムが作ってくれたの。 これがおいしくって。 もう2杯目よ。 エマはかなりのご満悦。 スラッと背の高いグラスの中に、氷がギッシリ。 細かな泡がビッシリ氷にはりついて、 ユラっと揺れてはグラスを満たす淡い琥珀の液体に 溶けてはじける。 それをみると、ボクらもなんだか喉が乾いて スッキリとしたソフトドリンクが飲みたくなってくる。 考えて見ればもう4、5杯はブランデーを 飲んでるわけで、まだ飲めはする。 けれど疲れる。 強いお酒を薄めずグイグイ飲んでると、 舌が疲れてリセットしたい‥‥、っておねだりはじめる。 それで大抵、水やソーダをチェイサーにする。 舌や喉を洗いながらお酒をたのしむ。 それが一般的なのだろうけど、 ボクらは口の中のクルボアジェの味の