いつもペアで知財渉外業務を進めている同僚と話していたこと。 例えば特許ライセンスや和解の交渉をしていて、互いに条件を提示しつつ妥協点を探っているような段階のときに、1ターンでどこまで踏み込むのが正解というか適切なのか。 実際に交渉にはいる前に当然ながら考えられるパターンをいくつも出してシミュレーションをする。こう出ればああ出るだろう、という感じで、何手も先まで考えて、最適な形に収まりそうなシナリオを考える。その際、もちろんベストシナリオというのはこれだけれど、相手もそんなことは承知してるから、そこは飲んでこないと予想されるので、そこが拒否されたらこっちへ進んで、その結果落ち着く先はここだろうな、といういわゆる落としどころまで想定するのが通常である。 で、そんなことをやっていると、実際に相手に条件を出す際に、その想定のどこまでを出すのがいいのかだんだん解らなくなってくることがある、という話で