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レトリックに関するorticaのブックマーク (5)

  • 「宗教のレトリック」書評 「語り」への着目、目からうろこ|好書好日

    宗教のレトリック [著]中村圭志 「かたり」が「語り」でもあれば「騙(かた)り」でもあるということには深い含みがある。マコトの語りとダマシの語りの差をないものにしてしまうからだ。それは「在るもの」と「作られたもの」の区別をさえ失効させてしまう。 レトリックといえばふつう、口先だけの美辞麗句だとか、まやかしの詭弁(きべん)、人を焚(た)きつける雄弁など、誘導の技だとおもわれている。けれども、新聞はアメリカの大統領のことを「ホワイトハウス」と言い、学術論文は「~は明らかである」と結論づける。童話には「白雪姫」や「赤頭巾ちゃん」が登場し、日常の会話には「椅子の脚」だとか「タヌキ親爺(おやじ)」「縄のれん」といった表現が無数にある。唯一無比の存在たるブッダやイエスという名もじつはそれぞれ「目覚めた人」「救世主」という役柄を意味する。こういうレトリカルな表現の織物としてわたしたちの現実は編まれている

    「宗教のレトリック」書評 「語り」への着目、目からうろこ|好書好日
  • 「ぼくは上陸している」書評 華麗な語り問う、科学は万能かと|好書好日

    ぼくは上陸している 進化をめぐる旅の始まりの終わり 上 著者:スティーヴン・ジェイ・グールド 出版社:早川書房 ジャンル:自然科学・環境 「ロリータ」の著者ナボコフは、蝶の分類の専門家としての顔も持っていたが、多くの文芸評論家に誤解されている。その誤解とは? 人文学への深い造詣を織り交ぜ、進化生物学の真髄を… ぼくは上陸している 上・下 [著]スティーヴン・ジェイ・グールド グールドとドーキンス、どっちが好き? 同じ1941年生まれ。科学作家としてライバルであり、実際、激しい論争を交わした。生物は利己的な遺伝子の乗り物にすぎないと、切れ味鮮やかに登場したドーキンスよりも、私はグールドの方が圧倒的に好きだ(ドーキンスの著作を翻訳したこともあるにもかかわらず)。 進化の単位は遺伝子ではなく、個体である。なぜなら生物は個体として生き、淘汰(とうた)は個体のレベルにこそ働くから。そういって対ドーキ

    「ぼくは上陸している」書評 華麗な語り問う、科学は万能かと|好書好日
    ortica
    ortica 2012/08/16
    [h:keyword:isbn:9784152092311][h:keyword:isbn:9784152092328][h:keyword:グールド]
  • 『思想のドラマトゥルギー』 - Arisanのノート

    思想のドラマトゥルギー (平凡社ライブラリー) 作者: 林達夫,久野収出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1993/06/21メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 68回この商品を含むブログ (24件) を見る この長大な対談の根っこになっているのは、冒頭近くに林達夫が語っている、子ども時代の次のようなエピソードだと思う。 林  実は、それには一つのエピソードがあるんです・・・・いま、初めて人に披露するんだが・・・・叔父の家の隣りに貧しい車引きが住んでいてね。そこの一人娘で二級ぐらい上だったかな、実に凛々しい、威厳のある子がいました。苦しい家計のためでしょうか、真冬に足袋もはけない始末で、いつも素足なんだ。叔母は気の毒がっていたが、彼女は少しも悪びれた様子もなく、当り前のことのように甲斐甲斐しく働いている。僕はそれに感動していたんだろうな。ある日、ふと、”僕もう足袋なんかはかん”と宣言

    『思想のドラマトゥルギー』 - Arisanのノート
    ortica
    ortica 2011/12/24
    [h:keyword:林達夫][h:keyword:asin:9784582760026]
  • “最後のはてな村民”――ネット民俗学的な資料か、葬送すべきゾンビか - シロクマの屑籠

    あなたは、人とどう繋がりたいのかを決める権利がある 昔、はてなダイアリー界隈が“はてな村”と呼ばれていた時代を思い出した。 (株)はてなが提供する「キーワードで繋がる面白ブログ」こと“はてなダイアリー”が、それなりにタイムリーだった時代が実際にあったと思う。もうだいぶ前、2005年〜2007年ぐらいのことだ。ネームバリューのある知識人が読み応えのある文章を書いていた頃や、余所のネットサービスに比べてコミュニティ性の高いブロゴスフィア*1を形成していた頃を、今でも思い出せる人はいるだろう。 しかしその後の“はてな村”は、内輪ウケや揉め事がやたら目立つ、肥大化した自意識の陳列棚のような様相を呈していき、はてなダイアリーのシェア率も低迷していった。ITメディアのインタビュー上で、梅田望夫さんが「日のインターネットは残念」と表明したのは2009年のことだが、少なくとも“はてな村”というコミュニテ

    “最後のはてな村民”――ネット民俗学的な資料か、葬送すべきゾンビか - シロクマの屑籠
  • 文章の特徴を分析して個人を特定するプログラム | WIRED VISION

    文章の特徴を分析して個人を特定するプログラム 2007年10月 3日 IT コメント: トラックバック (1) Noah Shachtman 2007年10月03日 Credit: Jupiter Images オンラインでは匿名だから、勝手なことを書きこんでもバレっこないとお思いの読者も多いだろう。だがやはり身許が特定される恐れはある。 アリゾナ大学人口知能研究所では、米連邦政府の資金援助を受けて、インターネット上の人々の動きを、その人の書き癖から追跡する方法を確立しようとしている。 全米科学財団(NSF)のプレスリリースによると、アリゾナ大学のきわめて野心的な『Dark Web』プロジェクトは、「テロリストが作成したすべてのウェブ・コンテンツを系統立てて収集、分析することを目的」としている。 『Arizona Daily Star』紙の記事によると、この「分析」には、「執筆者1人1人を

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