(NHK出版・950円) NHK第二「カルチャーラジオ」毎木曜放送「文学の世界」四月〜六月のテキスト版は、E・A・ポーを「五感すべてに訴える」作家として紹介し刺激的だ。ポーといえば、「ゴスロリ(ゴシック・ロリータ)」の原点、探偵小説の父、SFの先駆者。ボードレール、ドストエフスキー、トウェインから、フォークナー、ナボコフ、S・キング、大江健三郎にも影響を与えた正統的「巨匠」でありながら、常に異端の香りをさせる作家。筆者の〓孝之はまずアメリカン・ルネッサンスにおけるポーの位置づけを見直し、「ホラー小説」「読まれることを拒む不条理小説」「演劇的想像力」「ブラックユーモア」などの切り口で多角的に掘り下げ、茫洋(ぼうよう)たるポー世界への大航海へと読者をいざなう。(猫)
(筑摩書房・6300円) ◇新しいものを生み出す場所のエネルギー 「現在進行形の東京は、六本木ヒルズにも表参道にも銀座にもありはしない」。序文で著者はそう宣言する。東京という都市の中で、新しいもの、おもしろいものを生み出す力のバランスは、確実に「右半分」に移りつつあると著者は言う。浅草の褌(ふんどし)スナックに始まり、上野のラブドール工場にいたるまで、北区、荒川区、文京区、足立区、葛飾区、江戸川区、江東区、墨田区、台東区といった東京の「右半分」に点在する、百カ所を超えるスポットを取材したルポがこの『東京右半分』だ(そこには、新宿の風俗資料館と、閉館になった品川の「船の科学館」のルポも追加されている)。
(講談社・1785円) ◇「根無し草」の矜持を再発見する時代 安部公房の作家生活の時代、日本社会は流転彷徨(ほうこう)の相をきわめ、知識人は「根無し(デラシネ)草」の思いを深めていたと、苅部は見る。まだ戦争の余燼(よじん)を残しながら、経済成長の予兆は急速な都市化の芽生えを見せ、生活空間は抽象的なコンクリートの塊と化す一方、無秩序な汚泥と廃墟(はいきょ)を随所に生み出していた。 同時にそれは歴史的には、日本人が敗戦の虚脱のなかで帰属意識の模索を始め、その結果かえって深刻な自己分裂を体験していた時代であった。典型的なのは一九六五年ごろ、「明治百年」を祝う気運が政府側で興ると、ジャーナリズムの主流はただちに「戦後二十年」を守ろうという声で応じた。外交では日米安保体制を巡って左右が激突する傍ら、進歩的知識人の一枚岩が崩れて、共産党批判が左翼陣営の内部分裂を招き始めていた。
福井市から直線距離で南西約80キロ。海岸が複雑に入り組む若狭湾に突き出た大島半島先端の山間部に関西電力大飯原発はある。ほど近い海辺の集落には、原発労働者らのための民宿が建ち並ぶ。 福井県おおい町は人口約9000人。かつては過疎に泣いた。旧大飯町は昭和30年代に財政再建団体に転落した。しかし、原発誘致による固定資産税のほか、電源3法交付金などで県内一の財政力といわれるまでに成長した。06年、旧大飯町と旧名田庄村が合併し、現在の姿に。全3177世帯の上下水道の普及率は100%だ。 その小さな町が揺れている。大飯原発3号機、4号機の再稼働問題に、である。26日夜には国による住民説明会が開かれた。柳沢光美副経済産業相は「福島第1原発事故のような地震、津波があっても安全性が確保されていると確認した」と胸を張った。しばしば指摘されているように、原発内に免震棟すら完成していない、というのにである。
女の子がすきだ。ものすごく好き。 恋愛的な意味ではなくて、生きものとしてとっても興味がある。端から見たら同じように見えても微妙に差があるし、あなたの普通とか当たり前とか言うほどでもないこととか、わたしはめちゃくちゃ知りたい。 ねえどうして今日その服選んだの? 最近どの絵文字が気に入ってるの? ケータイどうしてそれにしたの? パソコンどうしてMacBook Airなの? Facebookどうやって使ってるの? ところで、最近聞いた話で一番感動したのは「シンデレラペタ」という単語なんですけど、それについて少し。 その言葉をわたしに教えてくれた彼女は大学の同級生で、ヴィジュアル系のバンドを追っかけてる。ヴィジュアル系の人たちって、Amebaのいろんなサービス使ってファンと交流してるんだね。アメブロ、ピグ、なう、とかとか。 アメブロには、訪問しましたよーを手動で通知する機能があって、これを「ペタ」
世界で始めて人間と手話で会話したゴリラ。 それがココです。 ココはメスのローランドゴリラ。 生後3ヶ月で病気にかかっている時に、 パターソン博士と出会い手話を教わりました。 そしてなんと1000語もの単語を習得したココは、 手話でパターソン博士と会話ができるようにまでなりました。 例えば、虫歯で歯が痛いことをココは手話で伝えて、治療してもらったりしています。 以下の動画で、ココの手話の様子がわかります。 そしてココとの対話により、人類は、 人間以外の動物が何を感じ何を考えているのか、 初めて知ることになったのです。 例えば有名なお話として、ココと子猫のボールの話があります。 パターソン博士は、ココにたくさんの絵本を手話で読み聞かせてあげました。 ココは猫の絵本がすごく気に入って、誕生日プレゼントに猫をおねだりしたのだそうです。 3匹の子猫を見せると、その中から自分と同じようにしっぽのない1
29日午前4時40分頃、群馬県藤岡市岡之郷の関越道上り線藤岡ジャンクション(JCT)付近で、高速バスが道路の左側壁にぶつかり大破した。 群馬県警や高崎市等広域消防局によると、乗客45人のうち、14人が大けが、29人がけがをしており、そのうち5人が心肺停止状態となっている模様。 バスを運行する針生エクスプレス(千葉県印西市)によると、バスは定員53人で45人の乗客を乗せて28日午後10時頃に金沢市を出発し、千葉県のディズニーランドに向かっていた。 県警は自動車運転過失傷害の疑いがあるとみてバスの男性運転手(46)から事情を聞いている。 事故の影響で、関越道新潟線上り線の高崎―本庄児玉両インターチェンジ(IC)間と、北関東自動車道(西行き)の前橋南IC―高崎JCT間が通行止めになっている。
アパートの2階通路が崩落 2階にあった屋外通路が崩落したアパート。右端は玄関を開ける住民=28日午後9時59分、長崎市淵町 28日午後9時5分ごろ、長崎市淵町の2階建てアパート「RYOWA 4th」の住民から「2階の踊り場が落ちた」と110番通報があった。稲佐署員が駆け付けると、2階各室の玄関に面した屋外の通路が1階に崩落していた。消防車が出動し、はしごで住民を救助。けが人はなかった。 稲佐署と住民らによるとアパートは約1年半前に完成。14室に計14世帯が入居。4メートルの高さから崩落した通路は幅1・2メートル、長さ21メートル。玄関と通路の隙間が徐々に広がっていたという。 2階に住む男性(23)は「ドーンという音がして、逃げようと玄関の扉を開けたら通路がなかった」。2階の女性(35)は「風が強い日はアパートが揺れ『危ないのでは』と話していた。どこに住めばいいの」と途方に暮れた様子で
書店にいるとなぜか便意を催し、トイレに行きたくなる-。書店利用者の間で以前からささやかれているこんな「症状」がある。はっきりした根拠は不明で、都市伝説のひとつともいわれるが、出版業界団体でつくる日本出版インフラセンターがまとめた調査で、トイレの利用を望む声が予想以上に多いことが分かった。「症状を裏付けるデータかもしれない」と話題になっている。 (石井敬) 調査は書店の活性化策を探るための一環として行われ、今春、結果がまとまった。「今後書店で利用したいと思うサービスは」という問いに対する複数回答で「ポイントカード」(約68%)「バーゲン」(約51%)に次いで「トイレの利用」(約38%)が三位に入った。
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