宮沢賢治の恩師に光 大垣で企画展、感謝示す卒論紹介 2013年10月23日10:54 宮沢賢治と古川仲右衛門に関する写真や資料が並ぶ企画展=大垣市室本町、スイトピアセンター ◆海津出身の古川仲右衛門 農林学校で指導 今年で没後80年を迎えた、詩人で童話作家の宮沢賢治(1896~1933年)と、恩師で海津市出身の古川仲右衛門(1878~1961年)の関わりをテーマにした企画展「宮沢賢治展」が、11月24日まで大垣市室本町のスイトピアセンターで開かれている。 古川は旧海津郡城山村生まれ。大垣中学校などを経て東京帝国大農芸化学科を卒業した。岩手県の盛岡高等農林学校教授に就任した翌年の1915年、宮沢が首席で入学してきた。 宮沢は創作活動の一方、農業研究者としても知られる。腐食土壌について研究した宮沢の卒業論文には、古川からテーマを提案されたことや、指導への感謝がつづられている。また、詩集「春と修