尼崎連続変死事件の中心人物とみられている角田美代子被告(64)=ドラム缶女性遺体遺棄事件で起訴=として、多くの新聞社やテレビ局、雑誌社などが取り上げていた和服姿の女性の写真について、尼崎市の女性(54)が30日、「写っているのは私」と名乗り出た。 女性は大阪市の弁護士事務所で、報道各社に対し「報道で写真を見て『私に似ている』と思った。これ以上、取り上げてほしくない。買い物するにも周りの目が気になり、普通の生活ができていない。憤りを感じている」と話した。同時期に同じ服装で撮影した別の写真も持参した。 各社が使用した顔写真は1993年4月、角田被告の息子が尼崎市内の小学校に入学した際の集合写真が基になったとみられる。角田被告や義妹の角田三枝子被告=窃盗罪で起訴=の両弁護士も「角田被告は入学式に出席しなかったと話している」などとしており、現時点では別人の可能性が極めて高い。 一部の新聞が22日付
将棋とチェスの同時対局に臨む羽生善治王位(左)とマキシム・バシェ・ラグラーブさん=17日午後、神戸商工会議所会館(撮影・神子素慎一) チェス強豪でもある将棋の羽生善治王位・棋聖(41)と、将棋もたしなむチェスのフランス王者マキシム・バシェ・ラグラーブさん(21)が将棋とチェスで同時に対戦する公開対局が17日、神戸・ポートアイランドの神戸商工会議所会館であった。約200人が訪れ、勝負の行方を見守った。 15日から神戸で開かれている、詰め将棋のチェス版「チェス・プロブレム」の世界大会を記念したイベント。将棋は羽生王位が飛車を落とし、チェスはラグラーブさんが後手番というハンディを設定した。大会出場者も詰めかけた会場では、日本語と英語による大盤解説会も開かれた。 結果は、将棋は79手で羽生王位が、チェスは45手(先手と後手が1度ずつ指すと1手と数える)でラグラーブさんが勝ち、それぞれ貫禄を示した。
バイオテクノロジーで育てられた西宮市オリジナルの桜2種が見ごろを迎えている。桜博士ゆかりの「西宮権現平(ごんげんだいら)桜」は全国各地への寄贈が相次ぐ。一方の「夙川舞桜(まいざくら)」は、地元商品の名前に使われるなどご当地で活躍。交流とまちづくりに桜が一役買っている。(金山成美) 権現平桜は水上勉氏の小説「桜守」のモデルにもなった故・笹部新太郎氏が「日本一の山桜」と絶賛した種子に由来する。和歌山県白浜町が産地だったが、戦争で伐採された。その後、笹部氏と親交があった西宮市民が種子を育てて市に苗を寄贈。市植物生産研究センターで増殖し、1993年に初めて開花した。 耐潮性に優れて海辺でも育ち、幅広い気候に順応できることもあって、寄贈先は東北から九州各地に及ぶ。白浜町や笹部氏の演習林があった京都府向日市からは「ゆかりの桜をぜひ」と望まれた。津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町や女川町にも贈る予定
山陽新幹線の新大阪‐岡山間が開業して15日、40周年を迎えた。兵庫県内には新神戸、西明石、姫路、相生の4駅が設けられたが、平均駅間距離は約21キロしかなく、先に開業した東海道新幹線の約43キロ(当時)の半分にも満たない。集中的に駅が並ぶ背景を探っていくと、幻に終わった「夜行新幹線計画」にたどり着く。(小川 晶) JR姫路駅の新幹線ホームに立つと、東京方面と博多方面で乗り場の数が違うことに気付く。東京方面は11番線だけだが、博多方面は12、13番線と二つある。 大半の列車は12番線に発着し、13番線を使用するのは早朝、深夜の3本のみ。1972年3月の開業に合わせて国鉄が発行した工事誌には、13番線について「夜行列車の待避線として設備された」と記されている。 夜行新幹線計画は、新大阪‐岡山間の開通を前に国鉄が検討を開始。66年の「山陽新幹線技術基準調査委員会報告」では、東京‐博多間を一晩で計2
文部科学省は29日、聖トマス大学(尼崎市)が提出した新学部設置の認可申請書に、虚偽の記載があったとし、同大学を運営する学校法人英知学院による新たな申請を、2012年度から2年間、認可しないことを決めた。同大学は17日、来年度の開設を予定していた国際教養学部と健康科学部の認可申請を取り下げた。 同大学が文科省に報告して分かった。同省によると同大学は5月、両学部の設置認可を申請。その際に提出した個人調書で、当時のマイケル・ラクトリン学長の職歴を、国際教養大学(秋田県)の国際交流部長なのに、副学長としていた。さらに外国人の専任教員予定者5人についても、実態が確認できない海外の大学「ディグリーミル(学位工場)」で取得した“学位”を記載するなど、不正や不備が計7カ所あったという。 同大学は定員割れが続き、10年度に新入生の募集を停止。新学部が設置できないと現在の在学生の卒業後、13年度から学生がいな
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