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ブックマーク / nikubeta.hatenablog.com (25)

  • おっぱい派 - オシテオサレテ

    ピエール・ベール著作集 第4巻 歴史批評辞典 2 E~O 作者: ピエール・ベール,野沢協出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2005/03メディア: 単行 クリック: 17回この商品を含むブログを見る ピエール・ベール「おっぱい派」『歴史批評辞典 II E–O』野沢協訳、法政大学出版局、1984年、734–736ページ。 おっぱい派とはなにか。ピエール・ベール(1647–1706)によると、おっぱい派は再洗礼派から派生したセクトの一つです。オランダのハールレムで、とある男性の若者が結婚したいと思っている女性のおっぱいに手をつっこむという事件がおこりました。これを知った教会(再洗礼派の教会?)は、おっぱいを触った男をどう処遇するかについて議論を開始します。ある人々はおっぱい触りくらい許してやれと言いました。しかし別の人々は、いやおっぱいを触った罪は破門に値すると言ってききません。

    おっぱい派 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2020/09/07
    これ、ベール以外の本で見たことないんだけど。どっかに元の話があるのだろうか。ちなみに、スピノザが一時期悪の化身みたいな扱いをされたのは、ベールのこの本が原因だったりする。
  • 哲学のクロムウェルたるニュートン Schaffer, "Fontenelle's Newton" - オシテオサレテ

    Simon Schaffer, "Fontenelle's Newton and the Uses of Genius," L'Esprit Créateur 55 (2015): 48–61. https://muse.jhu.edu/login?auth=0&type=summary&url=/journals/lesprit_createur/v055/55.2.schaffer.html フォントネル(1657–1757)が「天才」の概念をどのように利用したかを検討することを通じて、彼が才能ある知識人がはたすべき役割についてどのような考えをもっていたかを明らかにする論文である。主な分析の対象は1727年11月12日に行われたニュートン賛辞である。フォントネルによれば、ニュートンは疑いようもなく天才であった。その実験科学と力学における貢献は高く評価されるべきである。しかしフォントネル

    哲学のクロムウェルたるニュートン Schaffer, "Fontenelle's Newton" - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2016/10/15
    メモ
  • アヴィセンナ、イスラム神学、アヴェロエスの戦略 Bertolacci, "Averroes against Avicenna" - オシテオサレテ

    Renaissance Averroism and Its Aftermath: Arabic Philosophy in Early Modern Europe (International Archives of the History of Ideas Archives internationales d'histoire des idées) 作者: Anna Akasoy,Guido Giglioni出版社/メーカー: Springer発売日: 2012/12/13メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る Amos Bertolacci, "Averroes against Avicenna on Human Spontaneous Generation: The Starting-Point of a Lasting Debate," R

    アヴィセンナ、イスラム神学、アヴェロエスの戦略 Bertolacci, "Averroes against Avicenna" - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2014/11/17
    何やら藪の中のような。この辺りの話は興味を惹かれる。
  • 女性と欲望の解放 Israel, Radical Enlightenment, #4 - オシテオサレテ

    Radical Enlightenment: Philosophy and the Making of Modernity 1650-1750: Philosophy and the Making of Modernity, 1650-1750 作者: Jonathan I. Israel出版社/メーカー: Oxford University Press, USA発売日: 2001/03/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (4件) を見る Jonathan Israel, Radical Enlightenment: Philosophy and the Making of Modernity 1650–1750 (Oxford: Oxford University Press, 2001), ch. 4. 『ラディカルな啓蒙』の第4章の主題は女性である。知的なやりとりが

    女性と欲望の解放 Israel, Radical Enlightenment, #4 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2014/04/07
    >結婚前に身ごもった女性は、社会からの制裁をおそれ、生まれた子を捨てるか、殺している。←これがバレれば死罪となる。ゲーテは嬰児殺しで女が死罪となった事件をきっかけとして、『ファウスト』を書いた。
  • 凡庸な精神のためのスコラ学 デカルト『方法序説』 - オシテオサレテ

    方法序説ほか (中公クラシックス) 作者: デカルト,Ren´e Descartes,野田又夫,水野和久,井上庄七,神野慧一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/08/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (16件) を見る デカルト『方法序説』野田又夫訳、『方法序説 :ほか』中公クラシックス、中央公論新社、2001年。 デカルトの『方法序説』である。とくに私が紹介する必要はないだろう。要約の必要もない。なにしろデカルト人が簡潔きわまりない要旨を冒頭に掲げてくれているのだから。だから個人的雑感を書きしるすと、ひさしぶりに読むと以前読んだときとは違う印象をおぼえるものだ。たとえば伝統から決別し、旅をしたり孤独のうちに思索にふけるデカルトをみて高校時代ならそこにかっこよさをみていたけど、いまとなると「こいつまじ働かなくてもっていけるんだな

    凡庸な精神のためのスコラ学 デカルト『方法序説』 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2014/03/22
    >彼らのすることは、盲人が目明きに対等の条件で打ちかかるために、相手を真暗な洞穴の奥につれこむのに似ていると私には思われる。
  • 偽りから生まれる学問 Grafton, Forgers and Critics, ch. 1 - オシテオサレテ

    Forgers and Critics: Creativity and Duplicity in Western Scholarship 作者: Anthony Grafton出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 1990/03/07メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る Anthony Grafton, Forgers and Critics: Creativity and Duplicity in Western Scholarship (Princeton, NJ: Princeton University Press, 1990), 3–35. 西洋文化における文書偽造の伝統を扱う基書である。著者は文書偽造を断罪しない。むしろその反対のテーゼを提出してみせる。人を欺こうとする偽造者の努力と、偽造を暴こうとする者の努力が合わせ鏡のよ

    偽りから生まれる学問 Grafton, Forgers and Critics, ch. 1 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2014/03/15
    学問というか、「文学」ならばもっと呑み込みやすい話。
  • 伝統と反逆のうちの『百科全書』 逸見龍生「文人たちの結社」 - オシテオサレテ

    逸見龍生「文人たちの結社」『図書』No. 780、2014年2月、2–7ページ。 http://www.iwanami.co.jp/tosho/780/tosho.html 『百科全書』は啓蒙主義の精神を体現する書物だとされる。同時に表題からあきらかなように『百科全書』は辞書である。新たな精神性が辞書に具現化されるとはいかなる事態なのか? 論考はこの問いを入口に『百科全書』という書の成立を可能にした諸条件にメスをいれるものだ。まず辞書とは単なる無味乾燥な語の定義の羅列ではない。というより語の定義を確定することよりあからさまに権力が発動される機会というのはそうそうない。とりわけ絶対王政の確立期においては、諸勢力が打ちたてようとしていた言語の使用法を一掃し、公的で一義的な語の使用基準を定めることが重要な政治課題となっていた(『リヴァイアサン』が言語についての記述からはじまることを想起せよ)。

    伝統と反逆のうちの『百科全書』 逸見龍生「文人たちの結社」 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2014/02/01
    「ベールは判断を下さない。彼が行うのは、学問上の対立する諸学説を引き、そこから対立項のどちらをとっても解決不能な問題があらわれることみせつけることだった。」
  • 科学における理解可能性 17世紀機械論の例 Dear, "Intelligibility in Science" - オシテオサレテ

    Peter Dear, "Intelligibility in Science," Configurations 11 (2003): 145–61. http://muse.jhu.edu/login?auth=0&type=summary&url=/journals/configurations/v011/11.2dear.html 自然に関するある理論を受けいれ、別の理論を拒否するとき、しばしば前者は理解可能(intelligible)であるのにたいして、後者は理解不能(unintelligible)と人は言う。17世紀の機械論が典型である。ホイヘンスは遠隔作用を想定するニュートンの重力理論は理解不能であり、重力に関する理解可能な「仮説」はデカルト流の粒子論をもとにつくられねばならないと考えた。 重力の理解可能な原因を見いだすためには、自然のうちに同種の物質からなる物体のみを認め、そ

    科学における理解可能性 17世紀機械論の例 Dear, "Intelligibility in Science" - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2013/12/11
    >機械論が理解可能だというのはアリストテレス主義は理解不能だという主張とセットになっていた
  • ルネサンス文化の担い手としてのオスマン帝国 ブロトン『はじめてわかる ルネサンス』#1 - オシテオサレテ

    はじめてわかる ルネサンス (ちくま学芸文庫) 作者: ジェリーブロトン,高山芳樹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る ジェリー・ブロトン『はじめてわかる ルネサンス』高山芳樹訳、ちくま学芸文庫、2013年、9–118ページ。 Oxford Very Short Introductionシリーズの『ルネサンス』の巻の翻訳が出たので前半部を読む。2006年に出された最新の概説書なだけあり、これまでのルネサンス論にはない視点からの記述がみられる。その最たるものが、第1章「世界規模のルネサンス」の記述である。ルネサンスという言葉を人口に膾炙させた立役者であるブルクハルトは、それをなによりもイタリアで起きた現象とみなした。この見立てへの批判が行われるようになってひさしい。中世とは異なる時代がはじまったのは、イタリアだけでな

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    osaan
    osaan 2013/09/05
    当時トルコは先進国なのだから、当然と言えば当然か。
  • 信頼できて信頼できない科学 Shapin, "Science and the Modern World" - オシテオサレテ

    Never Pure: Historical Studies of Science as if It Was Produced by People with Bodies, Situated in Time, Space, Culture, and Society, and Struggling for Credibility and Authority 作者: Steven Shapin出版社/メーカー: Johns Hopkins Univ Pr発売日: 2010/04/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る Steven Shapin, "Science and the Modern World," in Never Pure: Historical Studies of Science as if It was Produced by

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    osaan
    osaan 2013/07/26
    世間にあるのは純粋な科学じゃなくて、科学という名のイデオロギーでしょ。しかもその形成を科学者自身が喜んで推進してる。
  • テキストマイニングが示す『百科全書』の姿 Edelstein et al. "Citation Strategies in the Encyclopédie" - オシテオサレテ

    Dan Edelstein, Robert Morrissey, and Glenn Roe, "To Quote or not to Quote: Citation Strategies in the Encyclopédie," Journal of the History of Ideas 74 (2013): 213–36. http://muse.jhu.edu/login?auth=0&type=summary&url=/journals/journal_of_the_history_of_ideas/v074/74.2.edelstein.html 『百科全書』でどのような著作が引用されているかを、大規模データベースからのテキストマイニングを用いて調査するプロジェクトがシカゴ大学を中心に行われています。そのひとまずの成果報告がJHI誌に掲載されました。まずどのような書物、著者

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    osaan
    osaan 2013/07/13
    電子書籍で「改訂」がなされるようになると、こういう「歴史」は書籍の中から消えてしまうのだろうか?
  • 科学者共同体を操作する プロクター『黄金のホロコースト』 Löwy, "A Truly Impure Science" - オシテオサレテ

    Ilana Löwy, "A Truly Impure Science: Researchers, Industrialists, and the Cigarette," Isis 104 (2013): 140–44. http://www.jstor.org/stable/10.1086/669888 『健康帝国ナチス』の著者として知られるプロクターの最新作『黄金のホロコースト』へのエッセイレビューを読みました。19世紀後半まで喫煙はそれほど広範には広まっていない慣習でした。これが20世紀中頃までには爆発的に普及します。原因としては技術的革新がありました。たとえばよりマイルドでよい香りのするタバコ製造技術の登場やマッチの発明です。同時に喫煙は巧みなマーケティングによっても拡散しました。戦時中は兵士たちに極度のストレスに耐えてもらい、彼らのあいだの士気を維持するためにタバコが配布されまし

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    osaan
    osaan 2013/07/01
    バーモントを思い出す。
  • ヒュパティアの最期 大谷哲「史料翻訳:ソクラテス=スコラスティコス著『教会史』第7巻第13–15章」 - オシテオサレテ

    大谷哲「史料翻訳:ソクラテス=スコラスティコス著『教会史』第7巻第13–15章 ヒュパティアの死に寄せて」 http://researchmap.jp/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=11703&metadata_id=16380 紀元後4世紀末から5世紀初頭にかけてアレクサンドリアで活動した女性哲学者ヒュパティアが、キリスト教徒によって殺害されたことはよく知られています。その模様を伝える重要な史料が日語訳されていることを知ったので読みました。 教会史家ソクラテスによれば、ヒュパティア殺害の背景には当時のアレクサンドリアにおける長官オレステスと司教キュリロスの対立がありました。この対立が顕在化する発端となったのが、ユダヤ教徒とキリスト教徒の対立です。キュリロスの支持者である信

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    osaan 2013/06/27
    人前でセックスしてみせた人だったっけ。
  • 科学者という「何にでも手を貸す小人の輩」 ブレヒト『ガリレイの生涯』 - オシテオサレテ

    東池袋の劇場「あうるすぽっと」にて、ブレヒトの『ガリレイの生涯』を見てきました。この前に芝居を見に行ったのは、2008年11月30日なので実に約4年ぶりの観劇となったわけです。2時間50分に及ぶ長編です。 文学座 ガリレイの生涯 トップ 劇のガリレオは何よりも理性を信じ、その理性が万人に分け与えられていることを確信しています。それがゆえに旧態依然とした世界観、それも支配者の統治の都合によって歪められた世界観を打破して、新しい理性にもとづく真の自然認識をもたらそうと奮闘します。 しかし同時に彼はおのれの自然探求を完遂するためなら手段を選ばない男でもあります。オランダで発明された望遠鏡の原理を聞きつけるやいなや、それを自作して、自らの発明としてヴェネツィア政府に売りつけ、俸給アップをとりつけます。研究の時間を確保するために、トスカーナ大公付きの数学者となるため、わずか9歳の大公にとことんへり

    科学者という「何にでも手を貸す小人の輩」 ブレヒト『ガリレイの生涯』 - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2013/06/22
    ブレヒトは素晴らしい。♪I tell you ' we must die ' !
  • 中世後期社会における反同性愛 ボズウェル『キリスト教と同性愛』第10章 - オシテオサレテ

    キリスト教と同性愛―1~14世紀西欧のゲイ・ピープル 作者: ジョン・ボズウェル,大越愛子,下田立行出版社/メーカー: 国文社発売日: 1990/01メディア: 単行 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る ジョン・ボズウェル『キリスト教と同性愛 1〜14世紀西欧のゲイ・ピープル』大越愛子、下田立行訳、国文社、1990年、274–304ページ。 同性愛観の歴史を扱う基書から、中世後期に起きた変動を扱う第10章を読みました。ヨーロッパ社会における寛容さの度合いは、12世紀後半から14世紀にかけて低下したと考えられています。その原因を特定することは困難であるものの、いくつか明らかに低下に寄与した事象を挙げることができます。新たな専制的世俗国家の台頭は、政治的に地域を統合し、それらの地域を法制の整備によって均一化するという動きをもたらしました。この均一化が目立つ特質を持った集

    中世後期社会における反同性愛 ボズウェル『キリスト教と同性愛』第10章 - オシテオサレテ
  • 変容するライプニッツの質料形相論 Garber, "Leibnizian Hylomorphism" - オシテオサレテ

    Matter and Form in Early Modern Science and Philosophy (History of Science and Medicine Library / Scientific and Learned Cultures and Their Institutions) 作者: Gideon Manning,Mordechai Feingold出版社/メーカー: Brill Academic Pub発売日: 2012/06/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (8件) を見る Daniel Garber, "Leibnizian Hylomorphism," in Matter and Form in Early Modern Science and Philosophy, ed. Gideon Manning (Leiden: Brill

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    osaan 2013/05/24
  • イスラム世界と西洋中世における自然哲学観の違い グラント『中世における科学の基礎づけ』 - オシテオサレテ

    中世における科学の基礎づけ 作者: エドワード・グラント,小林剛出版社/メーカー: 知泉書館発売日: 2007/01/25メディア: 単行 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る E・グラント『中世における科学の基礎づけ その宗教的、制度的、知的背景』小林剛訳、知泉書館、2007年、277–301ページ。 イスラム世界では1500年にいたるまで高い水準で精密科学と医学を発達させることができたのに、その後に西洋が初期近代に経験した科学革命を起こすことはできませんでした。逆に西洋世界は精密科学や医学や医学の水準ではイスラム世界にはるかに劣っていたのに、科学革命を経験しました。なぜでしょう?この問いにたいして著者は、イスラム世界が自然哲学抜きの精密科学と医学を促進したのにたいして、西洋は精密科学と医学の水準はたとえ低くとも自然哲学において高い水準に到達したことが、科学革命の有無

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    osaan
    osaan 2013/05/16
    アリストテレスについてはキリスト教も一度はそれを禁じたことがあったが。
  • 哲学とキリスト教の類似性 テルトゥリアヌス『護教論』 - オシテオサレテ

    キリスト教教父著作集14 テルトゥリアヌス2 護教論(アポロゲティクス) 出版社/メーカー: 教文館発売日: 1987/11メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る テルトゥリアヌス『護教論(アポロゲティクス)』鈴木一郎訳、教文館、1987年、103–118ページ。 テルトゥリアヌスの『護教論』から、キリスト教とギリシア哲学の関係が書かれた箇所を読みました。キリスト教を信じない者たちのなかには、その長所を理解しながらも、それは哲学の一種に過ぎないのではないかと疑う人々がいます。これに対してテルトゥリアヌスは言います。 そうして教義を比較しているからには、なぜ、われわれにも自由にとがめをうけずに教えを伝えることが許されないのであろうか。…その上、哲学者達はあなた方の神々を、おおっぴらに打ちこわし、また、その論文の中で民間の迷信を攻撃しているが、あなた方はそっ

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  • 中世後期における教会の衰退 Leff, "Heresy and the Decline of the Medieval Church" - オシテオサレテ

    Heresy, Philosophy and Religion in the Medieval West (Variorum Collected Studies) 作者: Gordon Leff出版社/メーカー: Routledge発売日: 2002/07/10メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る Gordon Leff, "Heresy and the Decline of the Medieval Church," Past and Present 20 (1961): 36–51, repr. in Heresy, Philosophy and Religion in the Medieval West (Aldershot: Ashgate, 2002), article II. 13世紀後半以降、異端は勢力を拡大し教会権力は衰退します。

    中世後期における教会の衰退 Leff, "Heresy and the Decline of the Medieval Church" - オシテオサレテ
    osaan
    osaan 2013/03/20
    教会の世俗的権力が強まるにつれ、その聖性は失われる。
  • 近代経済と近代科学 Cook, "Moving About and Finding Things Out - オシテオサレテ

    Clio Meets Science (Osiris, Second Series) 作者: Robert E. Kohler,Kathryn M. Olesko出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr発売日: 2012/10/20メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (6件) を見る Harold Cook, "Moving About and Finding Things Out: Economies and Sciences in the Period of the Scientific Revolution," Osiris 27 (2012): 101–132. http://www.jstor.org/stable/10.1086/667824 論についてはすでに大変すぐれたまとめがあります。 ウミガメの頃: 近代経済

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