FIXプロトコルの電文は大きく分けてHeader/Body/Trailerの3つに分かれています。HeaderとTrailerは共通のスキーマで定義されておりHeaderの値にあわせてBody部のスキーマが決定されます。上記の例では、上から8-56までのタグに該当する箇所はHeader、98/108のタグはBody、10のタグがTrailerにそれぞれ該当します。 FIXプロトコルとして標準化されているだけで、FIXのバージョンにも依りますが、MsgType(上記ではLogOnのMsgType)は約100程度、タグそのものの数は約1000程度用意されています。 FIXプロトコルの流れ 「注文発注」を例に、実際にFIXプロトコルで行われるやり取りの流れを見てみます。 FIXプロトコルを用いて注文発注を行う場合、認証を行いセッションを確立させた後に注文の発注を送信する必要があります。 まず、I