岡山市北区の林原美術館が所蔵する古文書から「本能寺の変」にかかわった戦国武将たちの書状が新たに確認された。明智光秀が決起する遠因として、土佐の長宗我部元親をターゲットとする四国攻めを回避する意図があったことを証明する歴史的新発見だった。文書を掘り起こした同館の浅利尚民・学芸課長に発見の経緯などを聞いた。◇ 学芸員として林原美術館につとめて14年。今回ほどびっくりしたことはありません。 本能寺の変で主君の織田信長を討った明智光秀。「石谷(いしがい)家文書」には、その重臣である斎藤利三に宛てた長宗我部元親の書状があり、四国攻めを回避するため信長に同心しようという元親の心情が浮き彫りになっていました。 まさか、当館の所蔵品にこれほど重要な史料があったとは。共同研究している内池英樹氏(県立博物館学芸課主幹)と読み進めても、最初は実感がわかなかったのですが、次第に「とんでもないことになる」と思うよう
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