ロシア有数の石油会社の破綻を巡る国際裁判所の判決にロシア政府が従わなかったため、ベルギーとフランスにあるロシアの在外公館などの銀行口座が差し押さえられ、ロシア側は強く反発しています。 しかしロシア政府は、判決の効力がロシアには及ばないとして支払いに応じなかったため、19日までに、ベルギーとフランスにあるロシアの在外公館や国営メディアの銀行口座などが差し押さえられました。 ロシア外務省によりますと、このなかには、EU=ヨーロッパ連合やNATO=北大西洋条約機構のロシアの代表部の口座も含まれているということです。 ロシアのプーチン大統領は19日深夜、「法的な手続きにしたがって、ロシアの国益を守る」と述べたほか、一部の閣僚が対抗措置をとる考えを示すなど、ロシア側は強く反発しています。 ロシアと欧米はウクライナ情勢を巡って対立を深めていますが、今回の問題を受けて、さらに関係が悪化するのではないかと