ゲンチアナ(健質亜那[1]、羅: Gentiana、学名: Gentiana lutea)は、リンドウ科のヨーロッパに分布または栽培される多年草。夏に黄色の花を咲かせる。 根および根茎(若干、発酵させてから乾燥することが多い)は日本薬局方に収録されている生薬ゲンチアナである。非常に苦く、苦味健胃作用がある。 利用[編集] 伝統的な漢方方剤では使わないが、西洋薬と生薬を組み合わせた処方の胃腸薬によく配合されている。こうした胃腸薬は処方箋なしで購入できる身近なものが多い。また、漢方方剤で使われる龍胆と類似した生薬である。フランスのリキュール・スーズの原料である。またヨーロッパアルプス地方の蒸留酒・エンツィアン(ないしゲビルクスエンツィアン)はリンドウ科植物の根・根茎を原料としており、ゲンチアナを利用する場合がある。 スイス・ジュー渓谷では「ジャンシャン」(Gentian)と呼ばれ、茎を乾燥させ
![ゲンチアナ - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8e574f68f2608fed993b39327d0cdf55de146422/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2F9%2F99%2FGentiana_lutea_090705.jpg)