おお、これはトカゲかとわかるものものあれば、架空の生物だろうなと思うものもある。共通するのは、無数の部品がむき出しになったメカニカルなテイスト。宇田川さんの一連の作品は、昨日見た悪夢のようでもあり、天からつかわされた現代の天使のようでもある。つまりは、見たこともないファンタジックな造形を有しているということ。実は、ひょんなことから某コレクターの所蔵品を見せてもらう機会があり、度肝を抜かれたのがつい最近のことでした。その方から「この人の作品はかなり評価が高くて、NIKE JAPANのオフィスのエントランスにも採用されている」と聞き、そんな高名な作家を知らないとはまだまだ勉強が足りんなと思った次第でした。 そんなこともあり、「いつかは」と胸に秘めていたら、思いが通じ、お会いできることに。仕事場に直接乗り込み、いろいろ聞いてきました。 [キカイナサイセイ(Lizard)] W600mm x L1