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ブックマーク / mongolia.seesaa.net (21)

  • むらログ: ツイッターで日本語学習(7) 対立を避けて反論するパターンの練習

    前回、批判を受けた時の方法として、自分が間違っていた時や、批判が漠然としすぎている時の対応を扱いましたが、やはりエジプトに関して日人が間違ったツッコミをしてしまうこともあります。そういう時はきちんと反論をしないといつまでも誤解はなくなりません。しかし、問題はいかに対立を避けるかということです。前回の最後に扱った内容だったのですが、課題などを見る限り、もう少しきちんとパターンを明示して練習する必要性を感じましたので、今回はその時の授業をご紹介します。 ここで扱ったのは以下のパターンです。 1.「確かに~ですね」で相手の主張を一部認める。 2.「ただ、~ではないでしょうか」と反論する。 後半の反論の部分のパターンとしては、「~ではないでしょうか」の他に、以下の表現も扱いました。 ・「反対です」 ・「事実誤認です」 ・「おかしいと思いませんか」 ・「賛同できません」 ・「同意しかねます」 ・「

    p20020903
    p20020903 2012/04/29
    反論するときの表現が書いてある。
  • むらログ: ツイッターで日本語学習(4) ハッシュタグで渦中に飛び込む

    ツイッターで日語を学ぶとき、単にツイッターに書き込みをしただけではコミュニケーションは生まれません。日人と日語でコミュニケーションするために必要な方法の一つが4月16日の欄でご紹介した、趣味の合う人をフォローすることです。こうすると相手からもフォローしてもらえ、自分から相手にコメントする形でなくても、読んでもらえるようになる可能性が高くなります。 しかし、もっと簡単なのがハッシュタグというものを利用することです。これは文中に「#egyjp」というような文字列を入れると、それが自動的にリンクになり、そのリンクをクリックすると同じ「#egyjp」という文字列を入れた発言の検索結果が現れるようになっている仕組みのことです。 この仕組を利用し、共通の話題について話し合うときには、特定のハッシュタグが自然発生的に決まり、そのハッシュタグを使って情報交換がされたり、喧々諤々と議論が巻き起こった

  • むらログ: Twitterで日本語学習(3) 自由で危険な海で泳ぎ始めた学習者たち

    前回までにツイッターで日語を勉強することのメリットと、実際の授業の最初の二回をご紹介しました。メリットとして「日語でコミュニケーションできる」ということをあげていましたが、社会的な背景としてはこのコースの始まる直前に勃発したエジプト革命の際、ツイッターで発信しているエジプト人の中に日語で書いている人が一人もいなかったことがあります。 したがって、このコースでは激変しつつある中東情勢の中で、翻訳などを通していない自分のナマの声を日語で発信できるエジプト人を育てるということが急務とされていました。そしてその最終形態として以下の4つの要素をすべて含む情報を140文字に凝縮して大量に発信することを目指していました。 1.自分の意見 2.ニュースからの引用(アラビア語からの翻訳など含む) 3.ニュースのソース(普通はURL) 4.その内容にふさわしいハッシュタグ しかし、そもそも「ツイッター

  • むらログ: ツイッターで日本語学習(2)

    前回、ツイッターを日語学習に使う利点について書きましたが、実際の授業は以下のとおりでした。 1.ツイッターとは何か。 2.検索してフォローし、挨拶する 3.同意や賛意を示すコメントをする。 4.反論や批判を受けた時の対応。 5.相手を特定せずに反対意見を述べる。 6.相手を特定して反論・批判する。 7.相手の主張を一部認めた上で反論する。 8.相手の批判に感謝した上で反論する。 今日はのこのうちの最初の2回についてご紹介します。 まず最初の授業では、ツイッターとは何かということを知ってもらうために、いくつかの資料を紹介しました。エジプトではfacebookは日語学習者のほぼ100%が利用していることから、facebookとの比較が有効でした。現在は日でもfacebookがツイッターやmixiを超えて最大手のSNSとなっていますが、当時はfacebookはまだ日でブレークする前でした

  • むらログ: ツイッターで日本語学習(1) なぜツイッターなのか

    以前ここでもご紹介したことがあります(たぶん)が、昨年の今ごろはツイッターを使った日語学習のコース(中上級レベル)を走らせていました。 そこで、いいことも悪いことも含め、振り返ってツイッターを日語学習に応用することについて皆さんにご紹介しておきたいと思います。 まず、なぜやるのかですが、ツイッターを使って日語を学習する場合、以下の4点がメリットとしてあげられると思います。 1.日語でコミュニケーションできる。 2.自分と同じ関心をもつ人を見つけることができる。 3.140文字までなので、構成などを考えずに済む。 4.一方的にフォローしていい。 1点目「日語でコミュニケーションできる」に関しては、日国内では大して意味を持たないかもしれません。しかし、海外の現場では、日語でコミュニケーションできる相手が非常に少ないのが現状です。したがって、まず日人と日語でコミュニケーションで

  • むらログ: ネットがあれば「つながる」ことに場所は関係ない

    前のエントリーで書きましたように、香港大学の専業進修学院による日語勉強会にオンラインで参加しました。以下にビデオがあります。最初の自己紹介が始まった瞬間に落ちてしまって、いきなり笑いをとってしまいましたが、それ以降は落ちることもなく最後までUSTREAMとGoogle+で参加することができました。 内容についてはこのビデオがあるので特に紹介しなくてもいいかもしれませんが、とても新鮮な発言がありましたので1つだけご紹介しておきます。それは評価を教師だけがするのではなく、他の学生たちがお互いに評価するような仕組みです。まあ、この仕組み自体は早稲田の細川先生を始めいろいろな方がおっしゃっていて僕も前から興味はあったんですが、保守的な文化のところにばかりいるせいもあって、なかなか実際にはやってみたことがありませんでした。その理由の一つはやはり評価の信頼性はどうなのかとか、教師の絶対的な立場などが

  • むらログ: 『CLIL 新しい発送の授業 -理科や歴史を外国語で教える!?-』

    なかなか面白いでした。書のタイトルにあるCLILとはContent Language Integrated Learningの略で、このブログで何度も取り上げてきたCBI(Content-Based Instruction)などとかなり近い概念です。というか、何が違うのかよく分かりません。もしかしたら同じかもしれません。 しかし、書『CLIL 新しい発想の授業』は堅苦しい論文集ではないので、CBIなどの専門知識がなくても特に問題なく読み進めることができそうです。 もちろん理論的な説明もあるのですが、実践例なども非常に豊富に収録されているので、具体的にイメージしにくい人にも入門書として最適です。 また、これらの書籍では「成功例だけ紹介されているのでは?」という疑念がつきまといがちですが、書はマレーシアでの失敗例なども紹介していますので、あまり偏った立場から書かれたではないようです。

  • むらログ: オンラインの英文を読むには「Weblio英和辞書エクステンション」が便利!

    言いたいことはすべて上の動画で言ってしまっているので要点だけ。 「Weblio英和辞書エクステンション」はオンラインの英文を読むときに便利なオンラインの辞書です。 googleChromeというブラウザ専用です。インターネット・エクスプローラーとかファイヤーフォックスでは使えません。 Chromeも、このエクステンションも無料です。 調べたい単語にマウスを重ねるだけでその和訳が表示されます。クリックすら不要。 復習したい単語は「マイ単語帳」に登録することができます。 更に、登録した単語を復習するための機能もあります。 インストールはこちらから。 https://chrome.google.com/webstore/detail/oingodpdjohhkelnginmkagmkbplgema?hl=ja 実際に使っている画面をご覧になりたい方は、上の動画をクリックしてください。 英単語

  • むらログ: 日時の練習のためのエクセルシート

    今、僕はアラビア語の勉強をしているんですが、アラビア語でも英語でも日語でも、日時や日付の言い方というのは基的にパターンを覚えるだけの問題ですから、フラッシュカード(以下「FC」)などで機械的に練習するのが役に立ちますよね。 ところが、「~時」と「~分」の両方を一緒にFCで見せようとすると、単純に「12×60」で720通りもFCを作らなくてはならず、現実的ではありません。日付の練習も「月」と「日」の組み合わせが365通りもあるわけですよね。 しかし、こういうのはエクセルを使えばすぐにできます。普通なら僕が作ったのをダウンロードしてもらうんですが、今回はとても簡単なので、作り方を紹介するだけにしますね。まずは以下の動画を見てください。というか、これが全てです。 声が小さいというご指摘を受けましたので、文字でも解説しておきます。 まずエクセルを立ち上げ、どのセルでもいいので画面いっぱいまで大

  • むらログ: 学習ゲームや単語カードが簡単に作れるQuizletがすごい!

    これは面白いです。国際交流基金関西センターの運営するサイトで紹介されていた「Quizlet」。 http://nihongo-e-na.com/jpn/site/id484.html (日語) http://nihongo-e-na.com/eng/site/id484.html (英語) 詳しくは上記の説明を読んでいただけばいいだけなので、こちらでは僕の作ったゲームの画面をご紹介しましょう。パズルみたいに漢字とよみがなを重ねて遊べます。 右下の「学習モードを選んでください」というところで「フラッシュカード」を選ぶと、いわゆる単語カードのようなモードになります。このときはキーボードの「↓」キーで裏面が表示され、「→」キーで次のカードが表示されます。スピーディーにどんどん勉強できますね。 この他に、文字を入力して撃ち落とす「スペースレース」というゲームもあります。 http://quizl

  • むらログ: 自律学習についての教師研修を行いました。

    「新しい自律学習」というのは、今回はインターネットなどをあまりお使いでない方たちが対象だったので、そういう意味での「新しい」です。こういうブログなどをお読みの方の中には「それほど新しくもないのでは?」とお感じになることもあるかとは思いますが、はい、あなたは正しい。 さて、セミナーの時の音声はこちらです。 最初に動画を見せているんですが、これは前にもこのブログで紹介したことのある、以下のものです。 ちなみに、会場後、開講までの時間にこんなスライドを流していたりしました。

  • むらログ: FC_Ranom_Show! フラッシュカードをランダムに表示するエクセルテンプレートを作りました。

    photo by Caitlinator 出勤まで時間がないのですが、明日の授業で使うツールを作ったので、こちらに保存しておきます。 どういうものかというと、単に新出語彙などをランダムに表示するものです。 エクセルファイルです。以下からダウンロードできます。 FC_Random_Show.xls ファイルを開いて「input here」というシートのB2セルからB51セルまでに、新出語彙などをペーストします。つまり50語まで貼り付けられます(でも、普通の学生はそんなに多くの語彙を一度に覚えられないことにご留意を)。最大50語ですが、それ以下でも大丈夫です。もちろん、漢字でもいいです。英語を教えている人は英単語でもいいでしょう。 準備はそれだけ。あとは「Diplay here」というシートを開きます。そこに大きく新出語彙の一つが表示されています。ここでキーボードのF9を押すと、ランダムに選ば

  • むらログ: 漢字ビンゴ、『みんなの日本語』バージョン

    以前から公開していた漢字ビンゴ自動作成ツールですが、「四級」の漢字の基準に間違いがあったし、新しい日語能力試験は出題基準を公開しなくなったので、『みんなの日語』に準拠して作りなおしました。 以下からダウンロードできます。 Kanji_Bingo_for_MinnanoNihongo.xls (ウォンドウズ用のエクセルが必要です。英語版のエクセルでも動きます) これだけで、12人分の漢字ビンゴがあります。 クラスが12人より多いときは、キーボードのF9を押すと、漢字の並び方がランダムに入れ替わります。 F9を押してからもう一度プリントしてみてください。 開いたときにすぐ見えるのが、「みんなの日語」5課までの漢字で、だいたい60字です。 その隣りのタブには「みんなの日語」11課までの61文字目から120文字までが入っています。 どうぞ楽しい漢字の授業にお役立てください。もし使ってみた人

  • むらログ: 漢字フラッシュカード? それ10秒でできるよ。(デモ動画あり)

    学生に漢字を読ませたりするときに、紙で作ったフラッシュカードを「サッサッ」とめくっていくのは、ある意味、日語教師のもっとも典型的な仕事風景ですよね。 でも、そのフラッシュカード、作るのにどのぐらい時間がかかっていますか? もしエクセルで語彙を管理している人なら、ちょっと工夫すればたったの10秒で50枚のフラッシュカードができてしまう技があるんですよ。 では、「10秒」の前に、まずは一分でやるバージョンのデモ動画をご覧ください。 完成したフラッシュカードはこちらで見ることができます。 今回使っているエクセルテンプレート「FC一直線」は今までにも何度かご紹介している語彙表と同じフォーマットです。いつも通りの語彙表を作れば、「FC一直線」にコピーして、そこからすぐにパワーポイントによるフラッシュカードができてしまうわけですね。 ちなみに、なぜ「FC一直線」という名前にしたのかというと、やってい

  • むらログ: グラフ化ツール「ミカエル」

    「大天使ミカエル」は成績グラフ化ツールです。 はっきり言って全然すごいものではなくて、普通にエクセルを使っている人からすれば「ふーん、・・・だから?」な世界なんですが、その一方で、普通にエクセルを使えない人が世の中には(というか、日教育界には)大量に存在することも知っているので、念のため、公開しておきます。 「ミカエル」を使うと、以下のようなグラフ付き成績表が簡単に作成します。 一回目の試験を行ったあとのフィードバック。 うちはコースの最初に選抜試験をかねたプレースメントテストを行っていて、この試験の後にはこうしたレーダーグラフを配布します。学期中に行う公的な試験が期末試験だけのときのように一回しかない場合にも使えます。 二回目の試験を行ったあとのフィードバック。 コースの真ん中で中間試験を行ったときに、上記のレーダーグラフとともに、最初のテストからの伸びを折れ線グラフで表現しています

  • むらログ: Stephen Dowensのしかける「学習の高速道路の走り方」コース

    うれしい。 わくわくする。 そんな気分ですね。遠く離れた別の国で、まったく同じようなことを考えていて、しかもすでに実現しているような人たちがいるということが。 そしてうらやましい。 今の時代に生まれて、こういうコースを受けることのできる学生たちが。 僕のブログでもよく紹介していますが、またまたStephen Dowens たちがやってくれてます。「 Critical Literacies 2010」っていうコース。 これは梅田望夫さんのいう「学習の高速道路」の走り方を学ぶコースです。彼らはPLE(personal Learning environment )と呼んでいますが。 昨日書かれたばかりの記事によると、このコースは以下のように進みます。 「Critical Literacies Online Course Blog」から「How This Course Works」 http://

  • むらログ: 国際交流基金の事業仕分け

    多くの方が注目していたようですが、昨日の午前、国際交流基金が事業仕分けの対象になりました。 公式サイトでの結果概要は以下の通りです。 [1]日語国際センターの設置運営, [2]海外語教師を対象とする日語研修, [3]関西国際センターの設置運営, [4]外交官・公務員を対象とする日語研修, [5]日語能力試験 [1][2][3][4]当該法人が実施し、事業規模と国費は縮減(自己収入の拡大、人件費の見直し等) [5]当該法人が実施し、事業規模は維持(国費への依存から一日も早く脱却) http://www.shiwake.go.jp/shiwake/detail/2010-04-27.html#A-15 詳細な結果は以下でご覧になれます。 http://www.shiwake.go.jp/data/shiwake/result/A-15.pdf 僕が個人的に非常に気になったのは、日

  • むらログ: 国際交流基金の専任講師が読んでいる三冊の本

    前回のエントリーが非常に人気があったようなので、続編です。 標記に「専任講師」としましたが、中でも教師研修のノウハウを紹介する授業を担当された、要するにプロ中のプロの先生ですね。前回ご紹介した研修スタイルは、以下のような実践から生まれたようです。 インドネシアの高校日語教師の成長を支援する教師研修プログラム 国際交流基金バンコク日文化センターによるタイ人日語教師のための水曜研修 ただし、上記は論文なので、前回ご紹介したような実践的なノウハウは出てきません。では、講師のお二人はどこからそのノウハウを学んだのでしょうか。それが、研修中に紹介されていた、以下の三冊です。 ファシリテーション革命 (岩波アクティブ新書) ファシリテーション入門 (日経文庫) 効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書) 調べてみると、堀さんはこんなも書いていますね。ずいぶん有名な方のよう

  • むらログ: 日本語教育関連の検索エンジン

    Googleには「カスタム検索」という機能があり、これを使うと、いろいろと遊ぶことができます。 http://www.google.com/cse/ それで、僕もいくつか作ってみました。基的には、サイトを限定したり、重視するキーワードを設定したりするだけです。たとえば、一番下の「日教育関連論文検索エンジン」では、いくつかの論文サイトから「日教育」というキーワードを含むデータに限定して検索しているわけですね。そこで、たとえば「時制」とかお好きなキーワードを入れて検索すると、それっぽい論文が出てくるかもしれません。 まあ、研究者を目指すような人はこの程度の検索スキルはお持ちだと思いますが、これから就職しようとか、養成講座を探そうという人はなかなかそうもいかないようです。就職先やお金の振込先の評判を聞いてみたい場合は三番目の黄色い検索エンジンを使ってみるといいんじゃないでしょうか。

  • むらログ: ナマの聴解教材ならケロログ!

    こら、すごいっすわ。 ケロログ。 http://www.voiceblog.jp/ 聴解の教材用に、ポッドキャストをもうちょっとITに弱い学生たちに使ってももらえないかな、と思って調べていた時に見つけたんですが、この「ケロログ」は普通のブログ形式で、日人のナマの声がたくさん聞けます。 カテゴリーはこんなにありますよ。 音楽-音楽の話 音楽-演奏・歌唱 -朗読 -の話 旅 スポーツ 映画 演劇 衣 学校生活 語学/海外生活 スクール/勉強 お笑い 声日記 ネットラジオ ビジネス ひと言 恋ばな テレビ・芸能 乗り物 雑学-クイズ、うんちく マンガ・アニメ・ゲーム 美容・健康 パソコン・携帯 ニュース 住 「自己関与効果」を利用して効果的に学生に聞かせるには、以下のカテゴリーがおすすめです。ここで、学生の母国が見つかったら、学生には面白いだろうと思います。 「語学/海外生活カテゴリ