三菱自動車は17日、新型のSUV(スポーツ多目的車)「RVR」を発売した。比較的サイズの小さい「コンパクトSUV」で、都会でも扱いやすいほか、エコカー減税の対象となる環境性能が特徴。RVRのブランド復活は8年ぶりで、三菱自は“お家芸”のSUVで、業績の本格回復に向けて拡販を進める。 排気量は1800ccで、3グレードをそろえた。駆動は各グレードにつき2WDと4WDの2種類で、価格は178万5000〜244万9650円。すべてのタイプでエコカー減税の50%減税対象となる。発売後1年間の月販目標は1500台とした。 都内の発表会で益子修社長は、「欧州や北米、アジア市場など、世界戦略車として順次、販売エリアを拡大したい」と述べた。 三菱自は、ロングセラーの「パジェロ」や「アウトランダー」などのSUVを販売しているが、それらより一回りサイズの小さいRVRの投入で、SUVのラインアップを強化する。