日本ではそれほどでもなかったが、米国ではもう20年も30年も昔から、モノを失くさないための“迷子札的ガジェット”は定番のマニアック商品の王様だった。 一番簡単で伝統的な方法は、幼稚園や小学校、入院先の病院などで行なわれているような、すべての自分の持ち物にプロパティーを宣言するために名前を書くことだろう。 テクノロジーが進み、ネットワークが地球全土を覆い尽くし、一人一台のスマホが普及した現代では、迷子札のあり方も大きく変化してきた。 今回紹介する「Chipolo」(チポロ)は、昨今急激に普及してきたスマホのネットワークとBluetooth 4.0(Bluetooth Low Energy、以降BLE)、そしてネットワークを介した人の“コミュニティー”を活用した新時代の迷子札だ。