長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地に配備予定の強襲揚陸艦「アメリカ」が11月中旬に米サンディエゴを出港し、佐世保に向かっていることが分かった。米海軍研究所が22日までに報じた。米軍の動向を追うリムピース佐世保編集委員の篠崎正人氏は「遅くともクリスマスまでに配備されるのではないか」と分析している。 研究所などによると、アメリカは19日現在、米ハワイに停泊。米海軍の公式ホームページ(HP)では、年内に佐世保基地への配備が決まっていることを明らかにしている。 米海軍などによると、アメリカは最新型で甲板が広く、配備交代となった強襲揚陸艦「ワスプ」より航空機用の格納庫が充実。F35Bの運用が可能となっている。ウェルドックを備えていないため、ドック型輸送揚陸艦「ニューオーリンズ」も佐世保基地に新たに配備される予定。