「Forbes JAPAN」2020年4月号の特集は「『10兆円の男』の教え」。 ルイ・ヴィトンからティファニーまで抱えるブランド帝国を築いたLVMH会長兼CEOベルナール・アルノーをはじめ、ロスチャイルド家7代目のシャーロット・ド・ロスチャイルド、KKR共同創業者のヘンリー・クラビス、ジョージ・ロバーツなど、世界を動かす伝説的成功者たちの「人生、経営、決断」の物語をお届けしている。 今回は、世界的金融財閥で、いまなお世界経済に影響力を有するロスチャイルド家。そのロンドン家直系の令嬢・バロネス・シャーロット・ド・ロスチャイルドが語る、21世紀型のパトロネージュの姿とは。 「もし、シャーロットさんが男性だったら、ロスチャイルド家が関わる金融において確実に頭取になっていただろう」 ご本人にお会いする以前から、複数の筋から耳にしていた所感である。ロスチャイルド家といえば、言わす