米ツイッターは、米大手ヘッジファンドのエリオット・マネジメントから取締役1人を受け入れるとともに、20億ドル(約2100億円)規模の自社株買いをすることで合意した。「アクティビスト(物言う株主)」として知られるエリオットはツイッターの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシーの解任などを求めていたが、揺さぶりは短期間で収束する見通しとなった。 ツイッターの9日の発表によると、自社株買いの原資には手元現金のほか、米投資ファンド、シルバーレイクへの4%の株式売却で得られる資金を充てる。シルバーレイクからも取締役を1人受け入れる。 ドーシーは声明で「ツイッターはパブリックな会話の場となっており、その存在意義はかつてなく重要になっています。シルバーレイクによるツイッターへの投資は、私たちがやっている仕事と、今後進もうとしている道を強く支持するものです」と述べている。 ポール・シンガー