アメリカで黒人男性が白人警察官に暴行され、死亡した事件への抗議デモが世界中で広がる中、大阪市でも大規模なデモが行われました。 参加者は「BLACK LIVES MATTER!(黒人の命は大事)」と声を上げ、行進しました。このデモは大阪に住む外国人らが主催し、アメリカ総領事館前などで「差別を許さない」と書かれたプラカードを掲げ、人種差別の根絶を訴えました。テニスの大坂なおみ選手が参加を呼びかけるなどして話題となり、参加者は1000人にのぼりました。参加したアメリカ人の女性教師(32)は「私のような黒人が毎日殺害されていることに我慢なりません」と憤り、アメリカ人男性(35)は「僕たちはみんなと一緒の人間。心から何かをしたいなと思った」と語りました。デモの最後には、黒人男性が警官に首を押さえつけられた時間と同じ8分46秒間の黙とうが捧げられました。