ブラック企業のような会社は排除するという意味から、ESG投資は別名「ホワイト投資」とも言われる。 GPIFではそんなESG投資を今夏からすでに始動。さっそくホワイトな企業の株に投資マネーを投じているというのだが、驚くべきはその金額である。 「すでに1兆円を振り分けました」と言うのは、GPIFを所管する厚生労働省幹部だ。 「GPIFの髙橋則広理事長や水野弘道CIO(最高投資責任者)など幹部がESG投資にかける意気込みは本物で、『1兆円では少なすぎる』『さらにESG投資を拡大していく』と語っているほどです。 ESG投資は日本株運用資産総額の約1割、つまりは3兆円まで投資額を増やす方針も決まっている」