医療機器大手のアボットのトップは、新型コロナウイルス感染症の診断検査の需要は、2021年に入っても、そしてワクチンが入手可能になってからも大幅に伸びるだろうとの見通しを述べた。 アボットやそのライバルの製薬会社は、新型コロナウイルス感染症検査キットの生産を強化する必要があり、パンデミックが終息するまでその重要性は変わらない。とりわけ、今秋以降の季節性インフルエンザの流行期間中と、ワクチン開発の完了後に重要なものになるだろう。 アボットのロバート・フォード最高経営責任者(CEO)は、四半期決算発表の際、アナリストからの質問に答えて、「ワクチンが入手可能になったあとは、自然免疫反応とワクチンに起因する免疫反応の両方を監視し評価するためのサーベイランス検査が継続的に実施され、さらに、ワクチンによる防御効果に関するリアルタイムの監視と追跡が定常的におこなわれると考えている」と述べた。 フォードCE