宮城県では「明るい話を聞きたければ、アイリスオーヤマ(宮城県)の賀詞交歓会に行け!」と言われている。そのアイリスオーヤマ賀詞交歓会が2012年1月12日に開かれた(@ホテルメトロポリタン仙台)。大山健太郎社長は、どんな話をしたのだろうか?(文責:千田直哉) 2011年度は、3・11の東日本大震災、その後の福島第一原子力発電所からの放射能流出、と大災害が続き、未曾有の年度となった。 アイリスオーヤマも角田工場、宮城県内に13店舗を展開するホームセンター「ダイシン」が大きな被害を受けた。ダイシン石巻店に至っては、店内に津波が押し寄せ、半年ほど店舗を営業することができなかった。 従業員の中からは3人の犠牲者を出した。また、たくさんの従業員が一時的に避難所暮らしをせざるを得ないような状況に追い込まれた。 こうした状況を目の当たりにして、「アイリスオーヤマの優先課題は何か?」。非常に悩んだ。 当社は