俳優のトム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫妻や、ニュースキャスターのジョージ・ステファノプロスなど、新型コロナウイルスの感染症から回復した著名人らが、自身の血液のサンプルを研究機関に寄付する動きを進めている。 コロナから回復した人の血液の中の血漿(けっしょう)には、ウイルスを排除する免疫(抗体)が存在するケースがあるとされ、彼らは今後の研究を加速させる目的で、血漿の寄付を行っている。 トム・ハンクス夫妻は、ワクチン開発を支援するため、血液に含まれる血漿を研究機関に提供したという。ハンクスの妻のウィルソンが、CBSのニュース番組「This Morning」で明らかにした。 4月13日にコロナウイルスに感染したことを明かした、人気ニュース番組「Good Morning America」のアンカーを務めるジョージ・ステファノプロスも、21日に回復を宣言し、医療機関に血漿を提供する計画を公にした。