ロシア政府は12月23日、国内のインターネットを海外から遮断する実験を完了させたと発表した。国外とのネットワーク接続を停止しても、問題なくインターネットサービスを維持できることが確認されたという。 テストには政府機関やセキュリティ企業、通信オペレーターや、メッセージアプリ企業らが参加し、RuNetと呼ばれるロシアのインターネットが独立して動作可能かを検証した。 ロシアはここ最近、「インターネット鎖国」と呼ばれる動きを進めており、11月にはインターネットサービスプロバイダ(ISP)に、トラフィックを一元管理するシステムの導入を義務づける法案「ネット主権法」を施行していた。 ロシア政府は今回のテストで、接続の安定性やモバイル通信のセキュリティ、個人情報の保護が万全であるかを確認したという。また、IoTデバイスのセキュリティについても調査を行った。 ロシア情報技術・通信省のアレクセイ・ソコロフ副