米ツイッター社が、中国発の人気動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業の買収に向けて予備的な交渉を行っていると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が8日に報じた。米マイクロソフト(MS)が進めている買収交渉に、ツイッター社も「参戦」している可能性がある。 「ティックトック」は中国企業バイトダンスの傘下で、世界のダウンロード数は20億を超え、米国の利用者も1億人に上る。ただ、利用者の情報が中国当局に流出する懸念などからトランプ政権は9月半ばを期限に、米国内の使用禁止か、米国事業の米企業への売却を迫っており、MSがバイトダンスと買収交渉中だ。 同紙は8日、関係者の話として、「ツイッターが、ティックトックを(自社サービスと)組み合わせる可能性について予備的な交渉を行った」と報じた。短文を投稿するSNS大手のツイッターが、短時間の動画のSNSの「ティックトック」を組み合わせ