原油価格の下落を受けて、産油国ロシアでは、経済状況が悪化するとの見方から、16日、通貨ルーブルが急落しましたが、一夜明けた17日もロシア極東で一部の銀行がルーブルから外貨への両替を停止するなど混乱が続いています。 ロシアでは、原油価格の下落を受けて、経済状況が悪化するとの見方からルーブルが売られ、下落に歯止めをかけようと、ロシア中央銀行は、16日、政策金利を10.5%から17%へ大幅に引き上げました。 しかし、その後もルーブルは売られ、モスクワ市場では一時、ドルに対して、1ドル=80ルーブル台となり、半年前と比べて50%以上、下がりました。 ロシアでは、手持ちの資金をルーブルからドルやユーロといった外貨に交換しようとする人が後を絶たず、一夜が明けたロシア極東のウラジオストクでは、ドルやユーロが不足した結果、地元の銀行で17日朝の営業開始から両替ができなくなるなど、混乱が続いています。 ウラ