トルコの首都アンカラで10日に起きた爆発ではデモの参加者など、これまでに95人が死亡しました。トルコ政府は、過激派組織IS=イスラミックステートやクルド人武装組織など政府に敵対する勢力が関わった可能性があるとして、背後関係の捜査を進めています。 こうしたなか、トルコのダウトオール首相は10日、▽ISや▽クルド人武装組織それに▽極左組織を名指しし、政府に敵対する勢力がテロに関わった可能性があるとの見方を示しました。また、地元メディアは、犯行に使われた爆発物には殺傷能力を高めるため金属の玉が詰め込まれていて、これは7月に、南東部スルチでISとつながりがある男が自爆テロで使ったものと似ていると伝えています。ただ、これまでのところ犯行声明などは出されていないことから、治安当局では現場付近の監視カメラの映像を分析するなどして、背後関係の捜査を進めています。 多くの買い物客などが訪れるアンカラの繁華街