政府系ファンドの地域経済活性化支援機構が、鴨川シーワールドや全国各地のホテルを保有・運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)の株式を、フジ・メディア・ホールディングス傘下のサンケイビルなどに売却することが12日、分かった。 サンケイビルは同機構が実施した入札に参加していた。今後、企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(東京)と共同でグランビスタの株式の大半を取得し、連結子会社化する。役員の派遣も検討している。買収額は非公表。13日に発表する。 グランビスタは鴨川シーワールドや札幌グランドホテル、黒部観光ホテルなどの観光施設を保有するほか、ホテル大阪ベイタワー、有料道路の熱海ビーチラインなどの運営も手がけている。同社は昭和33年設立で旧三井観光開発が源流。平成23年に旧企業再生支援機構が株式の取得を決め、経営再建を支援していた。 一方、地域支援機構は旧企業再生支援機構の時代に日本