コンゴ民主共和国で起きたサル痘の流行時に撮影された、感染者の手にできた発疹。米疾病対策センター(CDC)提供(1997年撮影)。(c)AFP PHOTO / Brian W.J. Mahy / Centers for Disease Control and Prevention 【6月11日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は10日、動物由来の感染症「サル痘」について、現在確認されている感染例は必ずしも一般的な症状を呈しておらず、診断が困難になっていると明らかにした。CDCは、サル痘の感染拡大防止には感染者の特定が不可欠だと強調している。 CDCのロシェル・ワレンスキ(Rochelle Walensky)所長は「確認されているサル痘の症状は軽度で、体の限られた部位にしか症状が出ないこともある。サル痘が風土病となっているアフリカ西部・中部の国々で見られる一般的な症状とは異なる」と指摘した