戦争プロパガンダが始まるまでは、誰もが反戦派だ。誰も自分のことを戦争屋だとは思わないが、プロパガンダの機構が動き出すといつの間にか、プログラムされたスローガンを口にし、プログラムされた旗を振り、帝国の戦争マシンが望むものすべてに同意するようになる。 真の反戦派であることはたやすくない。操作・混乱を図る情報の洪水に悪戦苦闘していると、洗脳された人々から罵声を浴びる。かわいくもない。楽しくもない。心地よい愛と平和のひとときでもない。やらない理由を乗り越え、これまで存在した中で最も洗練されたプロパガンダマシンに立ち向かうことだ。 人々が自分を「反戦」と考えるとき、たいていはイラク戦争に反対するとか、ヒトラーのような理論上の大統領が、人殺しが好きだから戦争を始めるといったことを想像しているのだろう。反戦が実際にどのようなものかという現実を思い描いていない。 国民に戦争を売り込むことは、あらゆる戦争