首脳会談のためにロシアを訪問した中国の習近平国家主席(左)とプーチン大統領=2023年3月21日、モスクワのロシア大統領府、EYEPRESS via Reuters 「砲弾不足」情報は間違い? 「西側世界は楽観的に過ぎないか。ロシアはそれほど追い詰められていないぞ」 私が3月の中ロ首脳会談について尋ねたときの、彼の答えだ。西側の報道では、ロシアが中国に軍事支援を求めたのではないかという観測が流れていた。 「ロシアは中国に軍事支援を期待していない。ただ、経済制裁には加わらないで欲しいと思っている。武器はロシアのなかで生産できる。ごく単純に言えば、ロシアが中国に燃料を提供する代わりに、中国から(ミサイルなどに必要な)半導体を売ってもらえれば良いのだ」 米国などは情報衛星を使い、ウクライナの戦況を逐一把握している。ロシアの砲弾が枯渇しそうなのかどうかは、ロシア軍が使った砲弾の薬莢(やっきょう)を
![ロシアはG7諸国を恐れない? 西側視点では見えない「世界」を専門家が明かす:朝日新聞GLOBE+](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3395b73b5a914118e750dc91512e9b019cb5be47/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2F7597-p%2Fpicture%2F27589295%2Fe9d8e71c15622bd08372eda449267a04.jpg)