この出来事は25日午後1時ごろに起きた。米シークレットサービスが火を消し止めた。消防当局の報告によると、男性は命に関わる重傷を負い病院に搬送された。
ロシアがウクライナに侵攻して2月24日で丸2年となった。新聞各紙は一斉に社説で取り上げたが、たいていの論調はこれまでとまったく変わらない。ウクライナはあくまで戦い続けろ、という勇ましい主戦論だ。戦況がウクライナに不利となり、多数の兵が戦場で日々命を落としているにもかかわらず、戦争をやめるなという主張は、ウクライナ人はもっと大勢死ねと言うに等しい。 (社説)ウクライナ侵攻2年 長期化見すえ持続的支援を https://t.co/Y2SBSLOjbI ロシアが国際規範をふみにじり、隣国ウクライナへの全面的な侵略を始めて、きょうで2年になる。ロシアが一方的に始めた戦争を終わらせられるのは、ロシアだけだ。プーチン大統領に改めて求める。 — 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) February 23, 2024 とくに目に余るのが、日ごろは日本国憲法の平和主義を守れと唱える、朝
画像説明, (左から)カナダのジャスティン・トルドー首相、イタリアのジョルジャ・メローニ首相、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長、ベルギーのアレクサンダー・ドゥ=クロー首相(キーウ、24日)
ロシアのウクライナ侵攻に対し、日本はこれまでに1兆円超の支援を行った。しかし、国内の物価高などもあり、巨額の支援に疑問を持つ声が日本でも上がり始めている。あるアメリカの研究機関は、「支援停止でロシアが勝利した場合、平和維持コストは天文学的」との調査結果を発表している。 先進国で6番目の支援金額 ロシアのウクライナ侵攻から24日で2年を迎える。「ウクライナ支援はこれからどうなるのか」「支援を停止したら何が起きるのか」について、取材センター室長・立石修がお伝えする。 この記事の画像(15枚) 日本はこれまでウクライナに対し、1兆円を超える支援を行ってきた。 アメリカやヨーロッパで「支援疲れ」という言葉が聞かれる中、日本は多額の支援を継続していけるのか、そして、日本から遠く離れたウクライナに支援を続ける意義も考えていきたい。 18日に、ロシア軍が激戦が続いていた東部の要衝であるアウディーイウカを
(CNN) フィンランドに拠点を置く独立系の調査団体は25日までに、ロシアの国庫の現状に触れ、3年目に突入したウクライナ侵略の前の水準に比べ13倍以上の現金を抱えるかつてない潤沢ぶりを示しているとの分析結果を公表した。 インドへの原油輸出が昨年、過去最高となる370億米ドルに達したことが主因とした。 CNNは同団体「エネルギー・クリーンエア研究センター」(CREA)による分析結果を独占的に共有できる便宜を得た。 インドに流れたロシア産原油の一部はインド西部沿岸部に位置する製油所で石油製品に加工され、米国や他の諸国へ輸出されていた。これら諸国はロシア産原油を締め出す制裁措置に加わってもいた。 ロシア以外で精製された石油製品は制裁措置の対象外となっており、「抜け穴」との批判も出ている。 CREAによると、ロシア産原油を材料にしたインドによる精製品の買い手は昨年、13億ドル相当の取引をしていた米
1.前回に引き続きウクライナ問題を取り上げるが、今回はソ連邦が崩壊した1991年以来、ウクライナの経済がどのようなことになってきたのかを検討してみることとしたい。 2.ウクライナは1992年6月3日に独立し、IMFに加盟し、IMFのコンディショナリティーの下に、IMFから資金の借入を行った。IMFの主要な要求は、規制緩和、民営化、そしてマクロ経済の安定であった。 3.規制緩和という観点から行われたのは、変動為替制度への移行であり、為替の価値が大幅に下落した。民営化の掛け声の下に、国営企業が入札にかけられて低価格で民間企業に売却された。そして、低い労賃を売りにする経済モデルの下、社会福祉の水準の引き下げ、住宅や公共料金に対する補助金の廃止がおこなわれた。2008年にウクライナはWTOに加盟したが、加盟の結果はIMF加盟の際とあまり変わらないものとなった。 4.結果として、この約20年の間に、
G7広島サミットはウクライナのゼレンスキー大統領が急遽参加し、世界の注目を集めました。その意味では成功といえるでしょうが、ウクライナの置かれた状況を考えれば、ゼレンスキーがたんなる儀礼のために訪日したわけではないとわかります。 ロシアがウクライナに進行してから、すでに1年が過ぎました。当初は1~2週間でキエフが陥落し、ロシアが傀儡政権を立てると予測されていたことを思えば、ウクライナの抵抗には驚嘆すべきものがありますが、それも欧米の支援があってこそです。ただし、この戦争をどのように終わらせるかについては、まったく目途がたっていません。 これまで明らかになったことは、ロシアにはウクライナ全土を占領するほどの軍事力はないものの、欧米による経済制裁の効果は限定的で、戦争の長期化にも耐えられることです。それに対してヨーロッパは、ロシアからの天然ガス供給が滞ったことで光熱費が高騰し、物価高に抗議するデ
開戦直後にBBCが取材したオレグ・クラフチェンコ医師は、志願してウクライナ軍に入ったばかりで、前線の激戦地にあっても希望と自信にあふれていた。
ウクライナ政府が自軍の戦死者数に言及することは滅多にないが、ゼレンスキー大統領は25日の記者会見で「この戦争中に3万1,000人のウクライナ軍兵士が死亡した」「反攻作戦に向けて準備された4個旅団には現在も約束された装備が届いていない」と明かした。 参考:Zelensky: 31,000 Ukrainian soldiers killed in Russia’s war 参考:Зеленский рассказал о плохой подготовке резервов и как 4 бригады не могли воевать 参考:Зеленський пояснив, навіщо Сирський проводить аудит в армії 参考:У нас був “кулак” для контрнаступу, але чотири бригади досі “го
日本国際問題研究所(東京)が28、29日の日程で米国や欧州、アジアの有識者らを都内に招いて開催する国際会議「第5回東京グローバル・ダイアログ」を前に、同研究所の佐々江賢一郎理事長(元駐米大使)が25日までに、産経新聞の取材に応じた。佐々江氏は3年目に入ったロシアによるウクライナ侵略を巡り、武器供与に制約がある日本の現状に関し「武器輸出は紛争を終結するための手段として必要だと国民の理解を得ることが重要だ」と述べた。主な発言は次の通り。 ロシアによるウクライナ侵略は3年目に入った。先般、ウクライナ侵略を巡りロシアが米側に和平案を提示したことが報道された。だとすれば、それはロシアが、露軍が踏みとどまっている戦況をかんがみて、現状の占領地を固定化することが露側に有利だと判断しているからだろう。 米国内でウクライナ支援への意見が割れる中、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)諸国、日本にとっ
手元に置いた携帯電話がひっきりなしに鳴っている。ほとんどが取材依頼だという。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、時の人になった。 引っ張りだこになるのには訳がある。相手に目線を合わせつつ、複雑な事象をわかりやすく説明する力。ロシアにもウクライナにもくみせず、膨大な軍事情報をつないで全体像を描き出す分析力。 「彼は言葉の力で一種の社会現象を起こしている」。そう話すのは、2019年、小泉さんを東大先端科学技術研究センター(先端研)に誘った先端研教授の池内恵さんだ。 「彼が話すと議論が整理されていくんです。いろんな人が投げた球を一つずつ拾い、それに答えつつまとめるという、非常に高度なことをやっている」。だが、人気の理由は、明晰さだけではなさそうだ。ときおり垣間見せるユーモアや、硬軟とりまぜた引き出しの多さ。自ら「軍事オタク」ぶりを見せて、楽しんでいるふしもある。 東京大学先端科学技術研究セ
橋下徹氏「西側諸国の覚悟はロシアに比べ足りない」ウクライナ情勢「日本の専門家で2年前に現状を予測した人は誰もいない」 拡大 元大阪府知事の橋下徹氏が25日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。ロシアの侵攻から2年で、苦境が伝えられるウクライナ情勢について、私見を述べた。 番組では、プーチン大統領は核兵器搭載可能な超音速戦略爆撃機に搭乗し、核戦力を誇示する映像が紹介。その後にコメントを求められた橋下氏は「ロシアの行為はとんでもない。ぼくら西側諸国はとにかく止めに行かなきゃいけないというのはその通りだが、2年前に日本の専門家で、2年後のこういう状況を予測していた人は誰もいない。もっと短期にロシアは崩壊していくんじゃないかと言っていた人がたくさんいる」と指摘した。 続けて「西側諸国が、国際秩序を守る為にロシアを抑えこまなきゃいけないというかけ声は分かる。じゃ、実際にやっていることは
大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏が24日、X(旧ツイッター)を更新。ウクライナへのロシア侵攻開始から2年がたったことなどを受け「戦争指導こそが政治家にとって最も重要な能力」と持論を展開した。 橋下氏は、日本維新の会政調会長の音喜多駿参院議員の投稿を引用。音喜多氏は「本日24日でロシアによるウクライナ侵略開始から2年が経過します」と切りだし「改めてロシアによる武力侵略を最大限に強い言葉で批判するとともに、国土を守るために闘うウクライナに心から敬意を評し、できうる限りの支援を続けていくことを誓うものです」。加えて「日本維新の会はウクライナに日本製ピックアップトラックを20台寄贈するなど独自支援をいち早く実行し、政府による自衛隊車両支援の先鞭をつけてきました」と報告していた。 これを受け橋下氏は「戦争指導こそが政治家にとって最も重要な能力。合理性のない威勢だけの政治は国を滅亡に導く」
Published 2024/02/24 20:47 (JST) Updated 2024/02/24 21:04 (JST) ウクライナ・キーウ近郊ホストメリを訪れた(左から)ベルギーのデクロー首相、カナダのトルドー首相、EUのフォンデアライエン欧州委員長、(1人おいて)ウクライナのゼレンスキー大統領=24日(ウクライナ大統領府提供・共同) 【キーウ共同】ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で2年となった。ゼレンスキー大統領は映像を公表し「われわれは独立のために戦っている。そして勝利する」と述べ、ロシアが前線で攻勢を強める中で国民に団結を呼びかけた。首都キーウ(キエフ)近郊ホストメリで行われた式典には、ゼレンスキー氏のほか先進7カ国(G7)議長国イタリアやカナダ、ベルギーの首相らが参加し、連帯を示した。 24日にキーウに入ったのは、イタリアのメローニ首相、カナダのトルドー首相、ベルギ
11月23 武井彩佳『歴史修正主義』(中公新書) 9点 カテゴリ:歴史・宗教9点 既存の歴史の書き換えを図る「歴史修正主義」(revisionism)、近年この言葉を聞く機会が増えましたし、それが良くないことであるとの認識も広がっています。 ただし、「何が歴史修正主義なのか?」という難しい問題でもあります。ここ最近、織田信長について今までの「革命児」的なイメージが否定され、「意外と保守的で常識的な人物であった」との見方が研究者の間で強まっていますが、今までの歴史の見方を修正するものであってもこれを「歴史修正主義」とは言わないでしょう。 本書はこの捉えにくい概念である「歴史修正主義」と、さらにそれを一歩進めた「否定論」(denial)をとり上げ、その問題点と、歴史修正主義と歴史学を分かつもの、ヨーロッパで歴史修正主義の代表である「ホロコースト否定論」がいかに法的に禁止されるに至ったかを紹介し
2017年に日本で公開されたイギリス・アメリカ合作映画『否定と肯定』は、イギリスの歴史学者デイヴィッド・アーヴィングから訴えられたアメリカのホロコースト研究者デボラ・E・リップシュタットと弁護士たちの法廷闘争を描いている。すでにDVDになっているから、観たひとも多いだろう。 この映画が注目される背景に、トランプ大統領誕生があることは間違いない。トランプを熱烈に支持する白人至上主義者の多くはフェイクニュースを信じる「陰謀論者」であり、(ユダヤ系の支配する)マスメディアはウソばかり報じ、ネットに流通する偏向した主張こそが真実だと思っている。そのうえ、どれほどそれが事実に反していると説明してもいっさい気にしない。 こうした態度は、ホロコーストを否定するひとたちとものすごくよく似ているのだ。 「否定に肯定を対置してはならない」 映画『否定と肯定』の邦題には問題がある。原題の“Denial(否定)”
アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件(アーヴィングたいペンギンブックス・リップシュタットじけん、英:Irving v Penguin Books and Lipstadt)は、イギリス人作家デイヴィッド・アーヴィングがアメリカ人歴史学者デボラ・E・リップシュタット(英語版)と出版社ペンギンブックスを訴えたイギリスの裁判。アーヴィングは、リップシュタットが著書の中で彼をホロコースト否認論者と呼び中傷していると主張した。イギリス高等法院は、アーヴィングがわざと歴史的証拠を歪めたとするリップシュタットの主張が相当程度に真実(substantially true)であるとして、名誉毀損法(English defamation law)とホロコースト否認に関わるアーヴィングの主張は正当でないと判断した。 デボラ・リップシュタット 発端[編集] 1993年、フリープレス社がデボラ・E・
岡真理(おか・まり)/1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。京都大学名誉教授。東京外国語大学大学院修士課程修了。専門は現代アラブ文学・パレスチナ問題。著書に『アラブ、祈りとしての文学』『ガザに地下鉄が走る日』ほか(撮影/小山幸佑) AERAで連載中の「この人のこの本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 著者である岡真理さんは現代アラブ文学とパレスチナ問題を専門とし、パレスチナを訪問しながら研究を続けてきた。本書はハマス主導の越境奇襲攻撃に端を発し、イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化した2023年10月に行われた二つの講演をもとに、パレスチナ問題の歴史とその本質を平易で力強い言葉であきらかにする。現在3刷、累計2万5千部になっている『ガザとは何か』。岡さんに同書にかける思いを聞いた。 * * * 「パレスチナ問題はシンプルです
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く