いま、ネット上に溢れる、匿名の人物による悪意に満ちた投稿が、深刻な問題になっています。 (2019年)12月、タレントの武井壮さんは、友人がネット上で誹謗中傷を受けたことに対して、ある書き込みをしたところ、20万件もの賛同が寄せられました。 その投稿です。 「なんで職場や学校などでのハラスメントは問題視されて処分されるのに、ネット上で知人や見も知らぬ特定の人間を侮辱や中傷したり、しつこく攻撃することは当たり前みてえな空気なんだ? 苦しんで死ぬ人もいるならお遊びじゃねえぞ!」 武井壮さん 「目の前でそんなこと言ったら、侮辱罪で捕まってもいいんじゃないかというくらいのことばがたくさん並んでいるのが、ネットの上だと当たり前のような人間の尊厳を傷つけるような発言を他人に向けてするのはただの陰口ではもうなくなってきている。」 こうした問題を難しくしているのは、投稿のほとんどが匿名のため、書き込んだ人
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