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ブックマーク / globe.asahi.com (125)

  • サッカーワールドカップ・ロシア大会で「双頭の鷲」、問題のジェスチャーとコソボ紛争:朝日新聞GLOBE+

    「反スポーツ」と判断されたジェスチャー 広げた羽根の上で二つの頭が互いにそっぽを向いている「双頭の鷲」のシンボルを、多くの人は目にしたことがあるでしょう。 ロシアの国章、オランダやドイツなどの各都市の市章、欧州各地の王家の紋章などに頻繁に登場する意匠です。その名を聞いて、ワグナーの行進曲「双頭の鷲の旗の下に」を思い浮かべる音楽ファンがいるかもしれません。 起源は古代メソポタミア文明にまでさかのぼるそうですが、中世からの神聖ローマ帝国で紋章に採用され、欧州に広く定着しました。 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のセルビア対スイス戦で、ゴールを決めたスイスの2選手がこの「双頭の鷲」を思わせるジェスチャーをして、騒ぎを引き起こしました。 国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が調査に乗り出し、2選手は「反スポーツ的行為にあたる」として罰金を科せられました。 そのしぐさは、開いた手を体の

    サッカーワールドカップ・ロシア大会で「双頭の鷲」、問題のジェスチャーとコソボ紛争:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/05/24
    ユーゴ内戦の末にセルビアは領土を失ったものの、ロシアとの密接な関係を保ち、十分な軍事力も維持する一種の地域大国です。一方、コソボはバルカン半島で最も貧しい国となり、失業率は30%を超えています
  • 日本には真似できないロシアの「1ヵ月休業」 プーチンはコロナとかく戦えり:朝日新聞GLOBE+

    防護服を着て、モスクワ郊外にある新型コロナウイルス感染者のための病院内を歩くロシアのプーチン大統領=2020年3月24日、ロイター

    日本には真似できないロシアの「1ヵ月休業」 プーチンはコロナとかく戦えり:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/05/12
    (逆に強烈なロックダウンをしても無意味か逆効果の例でもある。これも欧米メディアが無視する点)ただし、4月5日時点で死亡者は今のところ、アメリカ、スペイン、イタリア、中国などに比べれば、2桁も少なく...
  • ロシアの新型コロナ感染拡大で深まる謎 どこで日本との差が生じたのか?:朝日新聞GLOBE+

    新型コロナウイルスの感染が急激に広がり、病院の前には救急車の列ができた=ロシア・サンクトペテルブルク、2020年4月27日、ロイター

    ロシアの新型コロナ感染拡大で深まる謎 どこで日本との差が生じたのか?:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/05/12
    (治療薬のおかげでは)人口10万人あたりのロシアの死亡者数は1.3人であり、日本の0.5人よりは多いものの、ベルギーの75.1、スペインの56.7、イタリアの50.3、イギリスの47.6、アメリカの24.1などよりは、ずっと軽微
  • 「選挙で勝てばすべて決められる」と考えるポピュリズム 抑制するシステムはあるか:朝日新聞GLOBE+

    ――ポピュリズムとはどのような概念なのでしょうか。 「ポピュリズムを一つの思想としてとらえることができるとすると、二つの特徴があるように思います。一つは、『人々が決める』『投票で決める』という点です。もう一つは、物事を決めるうえで『民意』というものが一枚岩で決まっていると考える点です」 「投票重視の点で見ると、その反対側にあるのが『投票以外の要素もあるんだ』という考え方で、立憲主義はその例です。議会で多数を得ても、それを拒絶する憲法裁判所などの制度が整えられている。選挙で選ばれたわけではない人が政策決定に強くかかわるという面では、ある種のエリート主義の面を持っています。一方で、多数決だけでは侵害し得ない領域をしっかりと確保することによって、少数者の保護が可能になる。『憲法裁判所で否決されるような法案はそもそもつくらない』となって、議会の好き勝手な活動を抑止することにもなる。その意味で、ハン

    「選挙で勝てばすべて決められる」と考えるポピュリズム 抑制するシステムはあるか:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/05/05
    (2018年)立憲主義は...選挙で選ばれたわけではない人が政策決定に強くかかわるという面では、ある種のエリート主義/違いは、例えば中央銀行の金融政策をどうするかという議論にも表れています
  • アングル:新型コロナ、イタリア最悪の医療危機 現場に「トリアージ」の重圧:朝日新聞GLOBE+

    Emilio Parodi Silvia Aloisi Pamela Barbaglia [ミラノ 16日 ロイター] - 死との戦いは、毎日午後1時にいったん休止する。ポリクリニコ・サン・ドナト病院の集中治療室(ICU)の医師たちは、新型コロナウイルスに感染した重症患者25人の親族に電話をかけ、最新の情報を伝える。 患者は全員、安静状態で、人工呼吸器を装着されている。 ミラノにあるこの病院では、これまではランチタイムは面会時間とされているのが常だった。だが今、イタリアが2000人以上の死者を出した新型コロナウイルスへの対策に奮闘するなか、見舞客はすべて断られている。もはやイタリアでは誰1人として家を出ようとしない。 電話をかける医師たちは、偽りの希望を与えまいとしている。新型コロナウイルス肺炎でICUに入った患者の2人に1人は死亡する可能性が高いことは分かっているからだ。 励ましと「トリ

    アングル:新型コロナ、イタリア最悪の医療危機 現場に「トリアージ」の重圧:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/03/25
    イタリア当局は、イタリア南部で感染拡大が始まることに特に神経を尖らせている。北部に比べ、医療体制を支える財政基盤がはるかに弱いからだ
  • 使い捨てマスクが海に漂流 生態系に新たな脅威:朝日新聞GLOBE+

    香港南端の索罟群島に漂着したマスクを手にする自然保護団体「オーシャンズアジア」のギャリー・ストークス氏=2020年3月7日、ロイター

    使い捨てマスクが海に漂流 生態系に新たな脅威:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2020/03/14
    (もったいないので乾かして再販されたりして)
  • 36歳で逝った「チュニジアン・ガール」 アラブの春から9年、続けた告発:朝日新聞GLOBE+

    「ただの意見」。リーナが「アラブの春」の以前から続けてきたブログ「A Tunisian Girl」は、1月26日のこんなタイトルの長文が最後の投稿となった。ブログはフランス語でつづられることもあったが、この投稿はアラビア語でチュニジアのいまの政治や社会を激しい言葉で批判し、「革命が起きたことを否定する」人たちへの怒りをはっきりと示すものだった。 私たち(チュニジア人)は過去から学ばず、歴史の教訓を覚えていない。あたかも、物忘れが激しいか記憶力がない国民であるかのように。国会で繰り広げられる茶番に人々は拍手を送り、(政治家たちを)先進的で世直しをする人たちとみなし、彼らの不条理や腐敗、弾圧、暴力さえも忘れる。私は暴力と暴力の行使に反対する。議員の中には、暴力に反対しているといっているのに、違うことをやっている人(女性)がいる。暴力や脅しを経験した人が、どうして自ら暴力を使うことができるのだろ

    36歳で逝った「チュニジアン・ガール」 アラブの春から9年、続けた告発:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/03/12
    (傀儡として欧米エリートに弄ばれた女性。グレタやマララ、スーチーと同じ)「その後はひどかった。ノーベル賞を受賞すれば、殺される。そう感じていたから、選ばれないことを願っていた」
  • アメリカで最も成功した生協は「働かざる者買うべからず」で発展した:朝日新聞GLOBE+

    まず、PSFCの概要から。 PSFCは1973年に生まれた生協だ。出資金100ドルと会費25ドルを納めれば誰でもメンバーになれる。メンバーになることで、PSFCの消費者だけでなく、オーナー、労働者の役割も担う。オーナーとして経営に参加できるが、4週間に1度、2時間45分、無償で働かなければならない。専従スタッフも77名いるが、PSFCの仕事の75%は一般のメンバーの無償労働に支えられている。 パークスロープ・フードコープ(PSFC)の入り口 現在のメンバー数は1万7000人を超えており、1週間の延べ買い物客数は1万7000〜1万8000人。メンバーは平均1週間に1回はここで買い物をしている計算になる。近隣住民が大半なので、フロアのそこかしこで顔見知り同士が、「あら〜久しぶり。元気だった?」とハグハグしているのは日常的な光景だ。 PSFCがあるパークスロープは子育て世帯が多く住む PSFCの

    アメリカで最も成功した生協は「働かざる者買うべからず」で発展した:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/02/29
    (地ならしに社会主義2.0を実践してると)「働かざる者買うべからず」/4週間に1度、2時間45分、無償で働かなければならない/生協の仕事の75%は一般メンバーの無償労働に支えられている
  • 【メモ】一から分かる、麻薬の歴史:朝日新聞GLOBE+

    麻薬の歴史は古い。アヘンの原料となるケシの場合、すでに紀元前3000年ごろのスイスの遺跡で、栽培された種子が見つかっている。 もともとは宗教的な目的のほか、鎮痛などの医療にも使われていたようだ。古代ギリシャなどでは、すでに不思議な力を持つ薬として認識されており、紀元後1世紀ごろ、ローマ帝国の時代には医薬品として使われた記録が残っている。 麻薬原料となる植物にも、健康効果が知られているものがあった。たとえば南米アンデスには、高山病に効果があるとしてコカインの原料となるコカの葉をかむ習慣があった。1886年に米国で生まれたコカ・コーラは、当初はコカの抽出物を含む健康飲料として人気を集めた。 麻薬が庶民に広がり、問題が目立ってくるのは19世紀以降だ。科学技術の発達で、特定の化学物質を抽出したり、性質を改変したりできるようになり、アヘンからはモルヒネやヘロイン、コカからはコカインという強力な薬物が

    【メモ】一から分かる、麻薬の歴史:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2020/02/15
    (「消防士が放火犯」の代表例のひとつ)日本では、戦前に発売された覚醒剤「ヒロポン」が、戦時中に工場労働者の眠気覚ましなどに使われたほか、軍の特攻隊などにも配られた
  • 中国を見よ、若者に聞け 「今後40年のグローバル予測」ランダース教授の助言:朝日新聞GLOBE+

    ――代表作「2052 今後40年のグローバル予測」(2012年出版)では、世界の将来について多くの悲観的な予測をしています。出版から7年が経ちましたが、そういった予測を覆すような出来事は起きているのでしょうか。 いいえ、何もありません。ですから、私の予測は今でも正しかったと確信しています。執筆以降に起きたことは、基的にはの内容に沿っています。他の執筆者とも会い、科学的な検証も行い、予測と異なることが起きていないか調べました。ですが、それらはなかったと結論づけました。 最も大きな問題として、気候問題が迫ってきているということに変わりはないと考えています。解決するためには、石油や天然ガスの使用をやめ、太陽光や風力などの発電方式に置き換えなければなりません。置き換えは進行中です。ですが、とても遅い。今世紀後半に気候問題が深刻化することに変わりはありません。 ――世界にとって良いことは何も起き

    中国を見よ、若者に聞け 「今後40年のグローバル予測」ランダース教授の助言:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2020/01/04
    (実際そういう方向)「中国の統治システムこそ対処に良い仕組みだ」/かつて世界的に注目されたローマクラブの報告書「成長の限界」の執筆にも携わった知の巨人は...
  • 人間が深層学習のAIを理解できないのには、理由がある:朝日新聞GLOBE+

    【特集】「『予測』という名の欲望」全記事はこちらから読めます ■人間にはAIの考えが分からない? ――ディープラーニングは、大量の「教師データ」を読み込み、入力する変数と、出力する変数との間の関係を見つけ出します。その関係が分かれば、新たなデータを入力したとき、出力が予測できるというわけですが、なぜ人間はそのプロセスを理解できないのでしょうか? おもにふたつの要因があります。質的なものと、量的なものです。量的な問題は、すごくシンプルです。ディープラーニングの内部で動くパラメータ(母数:システムの内部で動く情報)が多すぎるので、その大量・複雑なデータを人間の直感につなげることが難しい、という話です。最近は、多いものでは1億個を超えるパラメータから出力を予測します。じゃあ、その1億個をざっと人間が見てなにか分かるのかといえば、分からない。これが基的に起こることです。 ――大量の変数という意味

    人間が深層学習のAIを理解できないのには、理由がある:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2019/12/02
    事前の絞り込みができないので、ディープラーニングでは、不必要な変数やパラメータも含めた冗長なシステムをつくって運用しています。実験的には、そういうやり方をすると、予測の精度が上がることが示されています
  • 中国人の社員旅行に参加した 初めて分かった「彼らが日本人から受ける視線」:朝日新聞GLOBE+

    「大島さん、社員旅行に一緒に行きませんか?」 ある日、団地に住む友人の王世恒さんから電話があった。王さんはIT技術者として働いていたが、数年前に中国人のIT技術者を派遣する企業を立ち上げた。その社員旅行に一緒に行かないかというのだ。 聞けば、バスを借り切って伊豆に行くのだという。中国人の社員旅行に参加できるとはめったにない機会だ。二つ返事で「行きます!」と伝えた。 夏の終わりの旅行当日、集合場所の東京駅前には社員とその家族合わせて約80人が集まった。そのうち何組かは、王さんと同じく芝園団地に住む社員だ。参加者のうち、日人は私ともう一人の王さんの友人、そして王さんの会社で働く日人の営業担当社員の3人だけだ。 日では社員旅行をする会社は減ったが、中国人の会社ではそうでもないらしい。「社員旅行温泉やスキーに行った」という話は、私がボランティアをしている芝園日語教室でも耳にする話だ。個人

    中国人の社員旅行に参加した 初めて分かった「彼らが日本人から受ける視線」:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/12/02
    (解像度が低いうちはひとくくり)日本に住む中国人は多様になっている。だが、日本人の側はいまだに「中国人」とひとくくりにしがちだ
  • 中国で拘束23日間、その中で起きたこと 弾圧は外国人にも他人ごとではない :朝日新聞GLOBE+

    ――2016年1月、中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組で「中国の法律を破った」と語り、「中国政府と人民を傷つけた」と謝罪する姿に驚きました。「国家の安全に危害を与える活動に資金援助した容疑」でした。 政治的な宣伝に利用されました。北京の自宅で中国籍のガールフレンドとベッドにいた晩、中国当局が訪れ、23日間も拘束されました。仲間と設立したNGO中国維権緊急援助組(チャイナ・アクション)」を通じて、人権保護や法治を拡大するため、弁護士を育てたり、地方政府の違法な土地収用の被害者を救済したりする活動を支援していました。 前年の夏以降、中国で300人を超す弁護士や民主活動家が拘束される事件が起きた。ともにNGOを設立した王全璋弁護士も含まれていました。私自身に対しても習近平政権が発足した2013年ごろから当局の監視の強まりを感じており、出国を準備しているところでした。 郊外の国家安全部の秘

    中国で拘束23日間、その中で起きたこと 弾圧は外国人にも他人ごとではない :朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/11/16
    (どこの国も同じ。ドライバー云々とか悪用される法律を作らないことが立憲主義)中国では裁判所も検察も政府や党から独立していないので...法律は政府にさからう人を攻撃し、人々を管理する道具に使われています
  • 実は「再エネ大国」のケニア、地熱発電は日本の技術が支えている:朝日新聞GLOBE+

    ■急速に進んだ電化 9月初旬にケニアを訪れた際、JICAのご厚意で同発電所を見学する機会に恵まれた。 1963年に英国から独立したケニアは、日の約1.5倍の国土(58万2646平方キロ)に4970万人(2017年、国連統計)が暮らしている。近年は堅調な経済成長を実現しており、2018年のGDP成長率は6%(IMF統計)に達した。 ケニア政府は経済成長を持続させるためには国内の電化が重要であると考え、2008年に策定した長期開発戦略「ビジョン2030」の中で、2022年までに国内を100%電化する計画を打ち出した。 2014年に完全電化に向けた計画が格的に動き始めた時、三井物産戦略研究所の調査マンとしてケニアを訪れた私は、計画の実現に極めて懐疑的であった。当時のケニアの電化率はわずか32%。いくら経済成長が順調とはいえ、2022年までのわずか8年間で電化率を3倍にできるとは思えなかったの

    実は「再エネ大国」のケニア、地熱発電は日本の技術が支えている:朝日新聞GLOBE+
    paravola
    paravola 2019/10/20
    地熱発電が日本で進展しない理由として...地熱資源の8割が国立公園や国定公園の中にあり大規模開発が困難/オルカリア地熱発電所は「へルズゲート自然公園」と広い範囲で重なっている
  • イランとイスラエルが「盟友」だった時代があった:朝日新聞GLOBE+

    友達を選ぶ余裕はなかった 2017年8月。地中海に近い閑静な住宅街にあるアパートの一室に、モサドの元情報官エリエゼル・ツァフリル(84)を訪ねた。 ツァフリルは1934年、イスラエル北部ティベリアスに生まれた。イエス・キリストゆかりの場所でもあるガリラヤ湖に面した街だ。父方はクルド系、母方はモロッコとスペイン系の家系だった。 イスラエル北部のガリラヤ湖=2016年4月、渡辺丘撮影 母語のヘブライ語に加え、大学でアラビア語を習得し、英語、フランス語、スペイン語も得意とした。イスラエル国内の治安維持を担当する治安機関シャバクに1955年から65年まで勤め、アラブ(パレスチナ)系イスラエル人の村々などを担当した経験が情報官としての基礎をつくった。「彼らの家を訪れ、寝を共にすることで、相手との関係を強め、深く理解するようになった」 首相府勤務などを経て1970年、その専門性を評価されてモサドに

    イランとイスラエルが「盟友」だった時代があった:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/10/14
    独立志向でイラク政府とは緊張関係にあるクルディスタンに対し、イスラエルはモサドや軍の担当官を送り込み、それまでの中東戦争でアラブ諸国から獲得した大砲などの武器を供与し軍事指導を続けてきた
  • GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える:朝日新聞GLOBE+

    京都・祇園にある八坂神社の周辺は、着物姿の女性が目立つ。派手な柄の着物はレンタルショップで借りる人が多く、中国からの観光客が特に多いのだという。 その八坂神社のそばに「漢字ミュージアム」(漢検漢字博物館・図書館)がある。年200万人以上が受験する「漢検」の日漢字能力検定協会が、2016年に開設した。2階建ての館内を歩くと、漢字やひらがな、カタカナがどうやって使われるように至ったのか、その歴史がすっと頭に入ってくる。 見学して特に興味深かったのは、日を占領したGHQ(連合国軍総司令部)が、漢字を廃止しようとした経緯である。GHQの要請で米国から派遣された「アメリカ教育使節団」(大学の学長、教授、教育行政官ら27人)は、日語をローマ字表記にして、漢字習得にかける勉強時間を外国語や数学の学習にあてるべきだと考えた。1946年に「アメリカ教育使節団報告書」を発表している。(邦訳は講談社学術文

    GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/10/01
    伊藤忠兵衛は、伊藤忠商事と丸紅の礎を築いた経済人である。横書きのカタカナを使うことを推進した「カナモジカイ」の設立に携わるなど、戦前から戦後にかけて、漢字廃止運動にかかわった
  • 炭素税に国民は怒った 「黄色いベスト」デモ、反発ぶりに他国も震撼:朝日新聞GLOBE+

    1月26日、フランス・アンジェであった「黄色いベスト」のデモで掲げられていたプラカード。マクロンを吸血鬼に見立てている=石井徹撮影 私は1月末、フランス西部の街アンジェで、週末ごとに繰り広げられている街頭のデモを目の当たりにした。 数千人が声を上げる目抜き通りで、黄色いベストを羽織ったミシェル・プティトム(65)に話しかけると、「地球環境は心配だけれど、今はそれどころではない」という言葉が返ってきた。障害のある娘(31)の職場まで片道25キロを車で送迎する生活で、ガソリンや軽油へのさらなる増税は許しがたい。「年金生活で苦しい私たちから、さらにカネを取ろうとしている」 「パリ協定」の目標である脱炭素化を実現するには、企業や家庭がCO₂の排出量に応じて税金などを支払うカーボンプライシング(炭素の価格化)は避けて通れない。途上国を含めすでに45カ国25地域(2018年4月時点)で導入されているが

    炭素税に国民は怒った 「黄色いベスト」デモ、反発ぶりに他国も震撼:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/09/30
    (増税に反対する「ラッダイト」)現代の「ラッダイト」なのか/フランスでは歴史的に、大きな抗議運動はいつも税制と関係している
  • 社会の「成功の物差し」変わらないなら、学校の多様性は格差を生むだけだ:朝日新聞GLOBE+

    アメリカでの経験から日教育のあり方に警鐘を鳴らす鈴木大裕氏。現在町議をつとめる高知県土佐町で=市川美亜子撮影 ――なぜ16歳で米国留学を決めたのですか。 高校では友達も多く、学校生活を楽しんでいたんですが、ある時ふと、「このまま高3になったら受験をして、そこそこの大学に入って、サラリーマンになるんだろうな……」と自分の将来が見えてしまったんです。自由で活気あるアメリカ教育のイメージに憧れもあったと思います。実際に米国に行って、生まれて初めて自分が「学んでいる」と感じました。用意された答えではなく、生徒一人ひとりの真実と向き合う素晴らしい先生に出会い、毎晩のように先生から返された作文を書き直しながら「今まで自分が受けてきた日教育はなんだったんだろう」と考えるようになり、日教育について疑問を持つようになりました。だから米国で大学院に進学し教育学を学び、日教育現場に立とうと考え

    社会の「成功の物差し」変わらないなら、学校の多様性は格差を生むだけだ:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/09/16
    (町議というのに地方はおおらかでいいね)外出して戻ってきたら、玄関に取れたて野菜の差し入れが置いてあったり。冷蔵庫に身に覚えのない寒ブリが入っていたこともあります
  • 広がる「自由な学び方」、学校序列化への一歩? 米国の模索:朝日新聞GLOBE+

    数学の授業で、解答を先生に見せるヘロン高校の生徒。夏季講習の授業料も無料だ=米・インディアナポリス、藤原学思撮影 6月下旬、インディアナ州インディアナポリス中心部からすぐのヘロン高校の前に、数十台の車が列をなした。11年生(高校2年生)のダニエラ・マイルズ(17)は午前5時45分に起きてバスを乗り継ぎ、1時間半かけて夏季講習に来た。「4000人も生徒がいて、クラスの人数も、教師ひとりあたりの生徒の数も多すぎる」という地元高から転校してまで選んだ学校だ。授業をのぞくと、日の半分ほどの大きさの教室で、21人が午前8時から午後2時まで、みっちりと経済学を学んでいた。 インディアナポリス中心部近くにあるチャータースクールのヘロン高校。6月下旬、夏季講習を受ける生徒たちが登校してきた=藤原学思撮影 ダニエラは大学では人類学を学ぶつもりで、来年には台湾への短期留学も決めている。「前の学校じゃ考えられ

    広がる「自由な学び方」、学校序列化への一歩? 米国の模索:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/09/08
    (公教育の理由づけの一つとして、自国でしないと敵国に洗脳される恐れがあると)「チャータースクール」/アメリカでは高校も義務教育。民間が運営しても「公立」のため...4分の3は州税、残りは寄付でまかなわれる
  • 若者はなぜ雨傘を鉄パイプに持ち替えたのか 香港を覆う深刻な絶望:朝日新聞GLOBE+

    うだるような蒸し暑さで全身から汗がしたたる8月上旬の週末の夜。香港有数の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)の大通り沿いにある警察施設が数千人のデモ隊に包囲された。鉄パイプを持つ若者も登場し、デモの先鋭化を象徴する夜となった。 集まった若者たちは、ネット上の呼びかけに応じた「寄せ集め部隊」。れんがを警察施設に投げつける人もいれば、壁にスプレーで落書きする姿も。リーダーがいないため、破壊行為を止めるブレーキが全くかからない。 香港・尖沙咀の警察施設付近で警官隊とにらみ合うデモ隊。鉄パイプを持つ姿も見られた=2019年8月3日、益満雄一郎撮影 突然、警察の敷地内に停車していた車の中から出火した。誰かが棒で車の窓ガラスを割り、火の付いた物を車内に投げ込んだようだ。慌てて写真を撮りに近づいたが、もし、車のガソリンに引火したら爆発しかねない。撮影後、ようやく気づいた私はぞっとした。 デモ隊の一人、無職の

    若者はなぜ雨傘を鉄パイプに持ち替えたのか 香港を覆う深刻な絶望:朝日新聞GLOBE+
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    paravola 2019/09/04
    (警察の偽装じゃなくて公然とやってますと)中国の一党独裁体制と欧米式の自由な社会がぶつかり合う街で...