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ブックマーク / politas.jp (15)

  • ひとは正義と一体化できない(辻田真佐憲)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由

    毎度のことだが、国政選挙の投票日が近づくとSNS上は荒れてくる。ひとびとは血の気が多くなり、平常以上にそれぞれの正義を掲げて、激しくぶつかり合う。誹謗中傷など当たり前、敵対者はまるで虫ケラのように斬り捨てられる。「もううんざりだ」との溜息さえも、ときに「お前は敵側を利するのか?」「無関心を煽るな!」と興奮気味に問い詰められてしまうほどだ。 正義と正義を掲げるものは別 たしかに、われわれの社会には正義と呼びうるものが存在する。それは、平和でも人権でもいいし、なんなら愛国を加えてもいい。 だが、ここで注意しなければならないのは、正義は存在しても、その正義を掲げる個人や集団の振る舞いが、かならずしも正しいとは限らないということだ。ひとは過ちを犯すものだからである。この前提を忘れると、われわれは途端に過激で奇矯な言動に走ってしまう。 人種差別や性差別などに反対することは正しい。しかし、かといって、

    ひとは正義と一体化できない(辻田真佐憲)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由
    paravola
    paravola 2019/07/23
    (ポリコレとも?)ひとは正義と一体化できない/それにもかかわらず、「差別主義者はいくら叩いていい」とばかりに、一切妥協なく、執拗かつ無制限に攻撃を繰り返したとすればどうだろう
  • 絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由

    おそらくバブル体験組のあたりから、今の20代くらいの年代まで、世代内で政治に興味がある人が多数派だったことはないのではないかと思う。社会に対する怒りやら使命感のようなものを内に秘めつつも、周囲の目を気にしたり、あるいは環境が整っていなかったり、自分の生活で手いっぱいだったり、自分の考えに絶対の自信が持てなかったりして、思いをあらわにすることができない人はたくさんいるだろう。私も、社会や政治に全く関心がないというわけではなかったし、時に不条理なニュースを見て義憤のようなものに駆られることはあったけれど、積極的に現場に関わっていこうと思ったことは一度もなかった。20代の前半は投票にすら行っていない。 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている。私自身もそれにどっぷ

    絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由
    paravola
    paravola 2019/07/21
    (社会権:でも投票に行く時点でその大嫌いな権力の強制力に加担している)多数決で勝たないと「身を切る改革」とやらで弱い人々の社会保障費が...
  • 【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?(國分功一郎)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com この夏以来、ずっと亡命のことを考えている。 きっかけは実に他愛ないことだった。夏休みに旅行先のコンビニで偶然、手塚治虫の漫画『アドルフに告ぐ』を買い、これを読んだのである。 この漫画は、第二次大戦を挟む数十年を生きた3人のアドルフを巡る物語である。その一人、アドルフ・カウフマンは日人とドイツ人のハーフで日生まれだが、父親の希望によりヒットラー・ユーゲントを養成するドイツの学校に送られてしまう。ハーフであることに多少の劣等感をもっていた彼は、誰よりも努力して優秀な成績を収める。また、当時彼らに任されていたユダヤ人狩りの仕事にも熱心に取り組む。 ところがある日、アドルフは美しいユダヤ人の少女、エリザに出会う。夜も眠れないほどの激しい恋心を抱いたアドルフは、彼女には生き延びて欲しいと考え、命がけで、エリザとその家族を国外逃亡させる計画を練る。彼女たちが住む地区で、ま

    【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?(國分功一郎)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2017/12/01
    (この作品を思い出した)ヒットラー・ユーゲントを養成するドイツの学校に送られてしまう。ハーフであることに劣等感をもっていた彼は、誰よりも努力して優秀な成績を収める(で梯子外されて戦犯に)
  • 「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 このテキストの印刷用PDFはこちらからダウンロードできます。 自分のアタマで考えよう 最近の日お金がある人とない人の格差が大きくなり、若者や子どもの貧困が問題になっています。現在貧困に近い生活を送っている人は、どうやってそこから抜け出せばいいのでしょうか。 私が代表を務めるライフネット生命には、高校を中退して働いていたものの、通信制の高校に通い単位を取得、その後、一念発起して大学試験を受けて大学に入り、入社した社員がいます。 しかし、身も蓋もない言い方ですが「受けた教育のレベルが低いと、いい仕事につける確率はぐんと低くなる」というデータがあるのも事実(労働政策研究・研究機構「ユースフル労働統計2015」)。中卒と大卒とでは、生涯賃金に1億円近い差があるのです。 この国には小学校にも行けていない子ど

    「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
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    paravola 2016/07/04
    (チャーチルもそう言ったのか)「選挙に行かないのは、完全服従の証です」
  • 福島第一原発取材――東電よ、まだ見せられるものがある(添田孝史)|ポリタス 3.11から5年――それでも

    店、店、大変、大変です。3号機、多分水蒸気だと、爆発がいま起こりました」 2011年3月14日の午前11時過ぎ、東京電力福島第一原子力発電所の吉田昌郎所長(当時)の声は上ずっていた。店と結んだテレビ会議の映像は爆発の衝撃で小さく揺れていた。 その映像に映っていた福島第一原発の免震重要棟2階にある緊急時対策室を、事故から5年を迎えようとする2016年3月3日、実際に見ることができた。 事故発生時に、吉田氏が陣取り、緊急時対策部が置かれたところだ。約30席が楕円状に並べられ、パソコンのモニタや社との赤いホットラインが並ぶ様子は、当時からほぼそのままの状態だという。 2011年3月14日の夜、3号機の水素爆発に続いて2号機も深刻な状態に陥る。当時について吉田氏は、「われわれのイメージは東日壊滅。当に死んだと思った」と政府の事故調査に述べている。数千万人の命運が自分の双肩にかかって

    福島第一原発取材――東電よ、まだ見せられるものがある(添田孝史)|ポリタス 3.11から5年――それでも
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    paravola 2016/03/20
    その時、敷地内では約6400人が働いていたが、巨大津波が襲来する可能性を、ほとんどの人は知らなかったに違いない。ただ、少なくとも1人は詳細なシミュレーション結果を3年前に知っていた。それが吉田氏だった
  • ぼくが政治にコミットしない理由(岩崎夏海)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    みなさん、こんにちは。 今日は、これはあまり話したくなかったのですが、戦後70年ということで、特別に、ぼくの隠された音――というか、仮面の告白をさせていただきます。 それは、「国家や政治に興味がない」ということです。「興味がない」というか、それにかかわらないようにしています。コミットしないように心掛けています。そして、たとえどのような国家や政治であっても、それを受け入れようと思っています。それに迎合していこうと考えています。 ただ、これはちょっと特殊な考えなので、きっと多くの人にアレルギーを持たれることでしょう。そこで今日は、ぼくがそういう考えに至った経緯についてお話しします。 ぼくは、特殊な家庭環境で生まれました。 父方の祖父は、戦前、そして戦中、共産党の支持者でした。出版社を経営していましたが、共産党が軒並み発行禁止になった後でも、最後まで彼らのを刷ったということで、官憲に目を

    ぼくが政治にコミットしない理由(岩崎夏海)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
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    paravola 2015/08/16
    (ドラッカー先生はなんと?)
  • 2050年の原子力政策——対立を超え、根本的改革に取り組むために(鈴木達治郎)|ポリタス 原発“新設”の是非

    2011年3月11日に発生した東日大震災と津波によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の事故(以下「福島事故」)は、日の原子力政策を根的に考え直す機会を与えたはずであった。何よりも、事故の被災者に寄り添い、二度と事故を起こさない決意のもと、原子力発電への依存度をできる限り低減させていく。これが2014年4月に発表されたエネルギー基計画の柱である。しかし、一方でエネルギー基計画は原子力発電を「重要なベースロード電源として一定規模を維持する」とした。この結果、原子力政策の論点が、「原発推進vs脱原発」という二項対立が残ったままとなり、現実には目の前にある既存原発の再稼働問題に「原発政策の是非」が問われがちで、議論が平行線をたどっている。しかし、当に重要なのは、長期的・国際的観点から、原子力政策の根的改革を考えることである。そのような改革は、推進・反対の枠を超え、多くの国

    2050年の原子力政策——対立を超え、根本的改革に取り組むために(鈴木達治郎)|ポリタス 原発“新設”の是非
    paravola
    paravola 2015/06/23
    (ここはちょっと...)解決策としては「移行期間」の設定である。これまで発生した使用済み燃料は「資源」...として扱い、将来廃棄物処分事業者に移管するときに「廃棄物」として扱えばよい
  • 【総選挙2014】どうしても投票することができませんでした(岸田繁)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by ajari(CC BY 2.0) 今回の選挙ですが、長期出張中及びあらかじめ選挙公示前から決まっていた私用を外すことが出来ず、どうしても投票することができませんでした。ちなみに、不在者投票なり何なり方法を模索してみたのですが、いろいろあってうまくいきませんでした。なので、この原稿の依頼は来断るべきだったのですが、受けた時点では投票の可能性を探りながら日々の業務に追われておりました。非国民と罵られること覚悟の上で、駄文ですが寄稿させていただきます。恐らく寄稿されている方々で投票していないのは私だけでしょうから、今回棄権なさった方達にでも読んでいただけると幸いです。 もしも私が、この選挙に参加することができたとしても、支持政党は無く、比例は白票のつもりでした。もともと政党政治そのものと、選挙のシステムなどに大きな疑問を抱いております。 とにかく投票しろ、若い奴が投票すると日

    【総選挙2014】どうしても投票することができませんでした(岸田繁)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2014/12/15
    (まさに)それ以前の話として、報道番組などを通じてアベノミクスに関する市民の声を聞いていると、「労働」と「経済」が結びついていないような、そんな印象を受けました
  • 【総選挙2014】安倍首相の「ティーナ」なニッポン(もんじゅ君)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    この2年間のクロスメディア戦略 総選挙を迎えて頭にぱっと思い浮かぶのは、安倍さんのとても上手なイメージ戦略のことです。 メディアとの結びつきといってもいいかもしれません。 もっと簡単にいうと、雰囲気づくり。 もうすぐクリスマス。みなさん、パーティを始めるまえに、部屋を飾りつけたり、音楽を流したり、ケーキを買ってきたり、玄関にスリッパを並べたり、暖房を効かせたりしますよね。そういうことが、この2年間ですごく揃っちゃったんだ、と感じています。安倍さんにとっては「あっためてきた」んだと思います。 公共放送であるNHKの経営委員にご自分の親しい方を何人も入れたり、テレビ局や新聞の偉い人とまめにお事やゴルフにいくというのは、とても重要なことなのだと思います。民主党の人たちも、きちんとそんなふうにやるべきことをやればよかったのに、と思うほどです。 テレビとか新聞っていうのはわりとおおざっぱな、そんな

    【総選挙2014】安倍首相の「ティーナ」なニッポン(もんじゅ君)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2014/12/15
    (シンゾーさんの"TINA")僕の考えに考えた最強の政策は、がんもにつみれにハンペンに...
  • 【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Yuliya Libkina(CC BY 2.0) もう投票しなくていい。僕はもうあきらめた。 仮にこれから多少は投票する人が増えたとしても、おそらく50%には届かない。つまり有権者の半分以下の意思で、これから4年間の政治体制が決まる。しかも予想では自民単独で300議席以上。315議席を上回るとの見方をした新聞もある。ならばあと2議席で衆院定数の3分の2。 つまりどう少なめに見積もっても、公明党を足せば与党が3分の2を占める。ならばこの4年で憲法を変えることが充分に可能になる。現状において参議院も公明党を足せば与党は過半数だ。仮に公明党が政権を離れたとしても、参院で否決された法案は衆院で再可決することが可能になる。 将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。臨界は超えた つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、も

    【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2014/12/14
    (そっか)与党が3分の2を占めれば、この4年で憲法を変えることが充分に可能になる。参議院も公明党を足せば過半数。将棋でいえば詰み。臨界は超えた。もう制御はできない
  • 【総選挙2014】どうしたら選挙はオムレツよりもおいしくなるか?(木村草太)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com Ⅰ 選挙=公務? 先日、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんとの対談で 、「なぜ、有権者は消費者マインドで選挙してはいけないのか」が一つのテーマになりました。詳しくはリンク先を読んでいただきたいのですが、私がそこでお話している「選挙権公務説」についてちょっとだけ説明すると、こういうことです。 「選挙」は、お酒やタバコと並んで、「大人になったらできるもの」の一つ(でも、お酒やタバコと違って、大してやりたいとも思わないもの)です。「大人になったらできるもの」というのは、要するに、「自分のやったことへの責任を取れる人だけがやれること」なわけです。お酒やタバコは、自分の楽しみのためにするものですが、飲みすぎ、吸いすぎは、健康上のリスクもあるので、それを自覚してやりましょうね、というわけです。 ごく普通の国民が、選挙のときには、国民の代表者を選ぶ、

    【総選挙2014】どうしたら選挙はオムレツよりもおいしくなるか?(木村草太)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2014/12/13
    (政治の方をなくそう)なぜ有権者は「消費者マインド」で選挙してはいけないのか/選挙権は権利であると同時に主権者としての権力を行使する「公務」
  • 【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 この記事についてのいとうせいこうさんからのメッセージはこちら。 印刷用PDFはこちら。 撮影:初沢亜利 自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。選挙を前にして自分が無力であると感じる。その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。 だが、「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる。 私は何度かそういう選挙を見てきた。 デモも同様である。 「私一人が出かけようが出かけまいが何も変わらないと思う」人が実際に出かけると、それが膨れ上がる列になる。 その時、世界は何かしら変わる(ただし根的に私は、変わろうが変わるまいが思ったことを主張しに出かければよいだけだと考えるのではあるが。そもそも世界を変えたい場合、有効性ばかりを先に考えることは無意味だ。なぜなら変わ

    【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    paravola 2014/12/05
    (烏合の衆)浮動票と言われる「私たち」は渡り鳥のようなものだとイメージしてもいい。渡り鳥は、みんなで行きつ戻りつするうち突然旅に出る。飛ぶ群れの起源を遡ればどうなるか
  • 【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?(古谷経衡)|ポリタス 「沖縄県知事選2014」から考える

    11月16日に投開票を控えた沖縄県知事選は、普天間飛行場の辺野古への移設に反対する翁長雄志氏(前那覇市長)と容認派の仲井真弘多氏(現職)の接戦となっている。 そんな中、「ネット上で右派的、国粋主義的な言動を行う人々」=通称「ネット右翼(「ネット保守」とも呼ばれる)」界隈では、基地移設容認を掲げる仲井真氏への支持が圧倒的に強い。 彼らは、沖縄における反基地運動や集会を「反日左翼の仕業である」として、強い呪詛の対象として捉えている。加えて沖縄の米軍を「日を護る存在」として捉え、在沖の米兵を悪者のように言うのは、「反日だ」と罵っている。 インターネット空間の中では、翁長氏に対する中傷も百花繚乱である。曰く「氏は支那(中国)から支援を受けている」「氏が知事になれば沖縄が中国に占領される」云々である。「ネット右翼」がこのように時として過激な「反基地」「反米軍」への敵意を剥き出しにするのはなぜか。

    【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?(古谷経衡)|ポリタス 「沖縄県知事選2014」から考える
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    paravola 2014/11/15
    本土の保守は「親米保守」にこだわるあまり、そうした沖縄の「ナショナリズム」を蔑視し、侮っている
  • 今こそ、「戦後の政治システム」との決別こそが重要(渡瀬裕哉)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    私は今回の東京都知事選挙によって短期的な政策変更はほとんど起きないと感じている。最終的に勝利できる可能性がある候補者は舛添氏と細川氏のみであろう。そして、伝え聞く状況では舛添氏有利の情勢ということのようだ。しかし、舛添氏が勝利した場合はもちろん、細川氏が勝利した場合でも、詳細な政策は都職員頼みとなることは明らかなので、両者によって東京都の政策が大きく変わるとは限らない(ちなみに、今回の東京都知事選挙では政策的な新保守主義者がほぼ一人もいないため、私見ではどの候補者も積極的に応援したいと思えない)。 東京都政に関する政策的な違いが実はほとんどない以上、今回の東京都知事選挙は「政局」の観点のみから意味がある、と考えることが妥当だ。まさに、細川氏の「脱原発」は政策的な意味合いというよりも政局的な意味合いが強いことは明白であろう。 仮に今回の東京都知事選挙で舛添氏が圧倒的な勝利を実現する場合、自民

    今こそ、「戦後の政治システム」との決別こそが重要(渡瀬裕哉)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    paravola
    paravola 2014/02/10
    (下の世代は出なかったしね)「下山思想」は気に食わないが、細川氏の勝利が生み出す「空白」自体に意味がある
  • 「Cool Japan」の主たる担い手である東京都のトップとしての都知事にふさわしいのは誰?(小倉秀夫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    無党派層にとって、選挙は、消去法での選択を迫られる空しい儀式である。 この空しさに耐えきれない有権者は、しばしば棄権する道を選ぶことになる。とはいえ、候補者たちの魅力のなさをあげつらって棄権する自分を正当化してみたところで、自分を含む集団の投票者数が少なければ、政策形成過程でその集団への配慮がなされにくくなると言う意味でしっぺ返しをらうだけのことである。だから、今回の都知事選でも、空しさを覚悟で、消去法での選択をしていかねばならぬのだ。 とりわけ、都知事選の場合、誰が当選しても、強力な官僚機構を要する都政自体は滞りなく運営されていくことが目に見えているだけに、厄介だ。だからこそ、都知事選では、候補者もまた、勢い都政以外の争点を前面に押し出したくなるのだ。しかも、今回の都知事選は、猪瀬前知事の任期途中の辞任によるものである。都政の現状の問題点を洗い出して政策を集約する余裕がなかったことも事

    「Cool Japan」の主たる担い手である東京都のトップとしての都知事にふさわしいのは誰?(小倉秀夫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    paravola
    paravola 2014/02/03
    (細川さんは十分芸術家といっていいのでは。都議選?)今回の都議選は久々に、有力候補に作家等の芸術家がいない
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