10年以上にわたりAWSのElastic Block Store(EBS)の開発に関わってきたマーク・オルソン氏が、EBSが共有ドライブに依存する単純なブロックストレージサービスから、毎日140兆回以上の操作を実行する大規模なネットワークストレージシステムへ発展するまでを振り返るブログ記事を投稿しました。 Continuous reinvention: A brief history of block storage at AWS | All Things Distributed https://www.allthingsdistributed.com/2024/08/continuous-reinvention-a-brief-history-of-block-storage-at-aws.html EC2がベータ版で使用可能になってから2年後の2008年にEBSはサービスを開始しました
これまで明確な定義がなかった「オープンソースAI」の定義をオープンソース・イニシアティブ(OSI)が発表した。テック企業が「オープンソース」という言葉を都合よく使っているとの批判への回答となるか。 by James O'Donnell2024.08.26 10 この記事の3つのポイント オープンソースAIの定義がOSIにより発表された 定義はAIモデルの使用、検査、修正、共有の自由を規定している 訓練データの透明性については意見の相違があり折衷案となった summarized by Claude 3 オープンソースAIは現在、至る所に存在する。問題は、実際のところそれが何なのかということについて、意見が一致していないことだ。今、私たちはようやくその答えを得られたかもしれない。オープンソースであることの意味の裁定者を自任するオープンソース・イニシアティブ(OSI)が、新しい定義を発表したのだ
人工知能(AI)を活用したMicrosoftの新しい自動スクリーンショット機能「Recall」が6月に話題になったことを覚えているだろうか。Microsoftは米国時間8月21日、物議を醸したこのRecall機能を、10月にWindows Insider向けに提供すると公式ブログで発表した。 「前回6月13日にお伝えしたように、Recallをすべての『Copilot+ PC』で提供する前に、Windows Insiderコミュニティーの貴重な専門知識を生かすためにリリースアプローチを調整した。セキュリティは引き続き当社の最優先事項であり、10月にWindows Insider向けにRecallを提供する際には、詳細をブログで公開する予定だ」 Recallは、AIを使って「視覚的にあなたの足跡をたどり」、定期的にスクリーンショットを撮ることでWindows PC上のすべてのアクティビティーを
モジホコリなどの「真性粘菌」は原生生物の一種で、アメーバ状の細胞で生活しながら胞子を使って増える性質を持ち、他にもさまざまに不思議な性質を持つことから、粘菌は生物学だけではなく数学やコンピューター科学などでも応用が試みられています。2013年にプレプリントサーバーのarXivに投稿された論文では、このモジホコリを使って自己成長・自己修復可能な「生きた電線」を開発する試みが報告されています。 [1309.3583] Physarum wires: Self-growing self-repairing smart wires made from slime mould https://arxiv.org/abs/1309.3583 報告を投稿したのは、イギリスの西イングランド大学ブリストル校のコンピューター科学者であるアンドリュー・アダマツキー教授です。実験に使われたのはモジホコリ(Phys
Microsoftが『コントロールパネル』廃止を明言。40年近い歴史に幕? Microsoftではここ最近、昔から搭載されていた機能の廃止を次々に行っており印象に残っている機能としてはWordpadが2023年9月1日に廃止される事が発表され、Windows 11 24H2では完全削除される事が明らかになっています。ただ、Microsoftでは昔からある機能として恐らく最もWindowsユーザーに親しまれてきた『コントロールパネル』についても廃止を明言し、近い将来、完全削除が行われる可能性が出てきています。 Microsoftは2024年8月19日に『System configuration tools in Windows (Windowsの構成設定ツールについて)』と言うサポートページを新たに公開し、Windows 11や10で可能なカスタマイズやそのカスタマイズ方法について詳細を記載
VR/MRハードウェアが2024年後半に続々登場か? 動向に刮目せよ【もぐラジオ #158】 XR/メタバース/VTuber専門メディア「Mogura VR」は毎週、Podcast「もぐラジオ」を配信中。「テック・コンテンツ業界の最前線を掘る」というコンセプトのもと、すんくぼ(編集長)と水原由紀(Mogura VR News副編集長)、ゆりいか(MoguLive副編集長)が業界の注目トピックを語ります。 この記事では、最新回(#158)の内容をかいつまんでお届けします。 第158回のテーマは「やっぱり今年後半はXRハードウェアに刮目せよ」 今回のテーマは「2024年後半に登場予定のXRハードウェア」です。というのも2024年秋頃より、複数のXR関連企業から新作ヘッドセットが続々と登場予定。編集長 すんくぼ、MoguLive副編集長 ゆりいかが、これまでのXRデバイスの変遷や事前情報とともに
チップメーカーのAMD(エーエムディー)は月曜日、サーバーメーカーのZTシステムズを49億ドルで買収する意向を発表した。この買収は、AMDのAIチップとハードウェアの品揃えを拡大し、Nvidiaに対する競争力を強化することを目的としている。 買収資金は主に現金で調達され、買収額の75%を占め、残りはAMDの株式で支払われる。第2四半期末時点で、AMDは53億4000万ドルの現金と短期投資を保有している。 AIにおけるコンピューティング・パワーのニーズが高まるにつれ、十分な処理能力を得るためには何千ものチップをクラスターで接続する必要が生じ、完全なサーバー・システムの設計と構成がますます重要になっている。このニーズが、AMDがZTシステムズの買収を決定した原動力となっている。 ロイターのインタビューに応じたAMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は、「AIシステムに注力することは、われわれ
PICOの新型オールインワンVR/MRヘッドセット「PICO 4 ULTRA」が中国で9月2日に発売決定。MR機能により現実世界と仮想空間を融合させた映像体験を提供するほか、フルトラ対応のモーショントラッカーも同時発表 PICOは8月20日、中国で開催した発表会にて、同ブランドによる最新型のVR/MRヘッドセット「PICO 4 ULTRA」を現地時間9月2日に発売すると発表した。価格は4299元(約8万8000円)。 またこれとあわせて「PICO 4 ULTRA」やPICOの従来製品に対応したモーショントラッキングデバイス「PICO Motion Tracker」も発表した。価格は399元(約8200円)で、中国版の公式サイトでは「PICO 4 ULTRA」を予約したユーザーに同製品を無料提供するとしている。 Don't miss out on the chance to own this
※2024/8/20に公開した内容につきまして、皆様のフィードバックを参考に「アバターの制限」の項目を一部変更させていただきました。 該当箇所につきまして、あらためて下記ご確認ください。 ■変更内容 ・「メッシュ数」を「サブメッシュ数」に修正 ・テクスチャ制限を「上限なし(12,582,912を超える場合は圧縮)」に変更 こんにちは、プロダクトマネージャーの htomine です。 この記事は、2024年9月頃リリース予定のバージョンにてアバターのファイルフォーマット「VRM1.0」へ対応するにあたり、その仕様、変更点、注意点について事前に皆様にお知らせする目的で公開いたしました。 クリエイターの方々、clusterで過ごされる方々へ、それぞれお伝えしたい内容を整理しましたのでご確認いただけますでしょうか。 本影響は2024年9月頃リリース予定のバージョン以降にアップロードする「VRM1.
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 機械学習などのデータ集約型アプリケーションは、膨大な計算能力を必要とするが、従来のコンピューティングアーキテクチャでは、演算ユニットとメモリユニットの間で絶え間なくデータを転送する必要があり、この転送プロセスに多大な電力とエネルギーを消費している。 この課題に対処するため、研究者たちは「Computational Random-Access Memory」(CRAM)と呼ばれる技術に着目。CRAMの特徴は、メモリセル自体を使って論理演算を直接実行できる点で、データをメモリから外部に転送することなく、メモリ内で直接計算処理が可能。この方式により
2種類のパッケージが存在するXeon 6 Sierra ForestおよびGranite Rapids、つまりXeon 6の話はこれまで何度かしてきた。直近では連載736回と連載737回だし、その前にもあちこちで言及しているわけだが、COMPUTEXのタイミングでもう少し詳細が公開されるとともに、Xeon 6の最初の製品であるXeon 6700シリーズの7製品もラインナップされた。 筆者が誤解していたのだが、Xeon 6には2種類のパッケージが存在する。4/5th Gen Xeon Scalableと「近い」FCLGA 4710と、一回り大きいものである。 「近い」というのは、外形寸法はどちらも77.5×56.5mmとされているのだが、4/5th Gen Xeon ScalableはFCLGA 4677だからで、現状プラットフォームそのものは互換性があるという情報はない。 例えばSuper
東工大「TSUBAME 4.0」は“みんなのスパコン”としてどのような進化を遂げたのか:AIとの融合で進化するスパコンの現在地(1)(1/3 ページ) 急速に進化するAI技術との融合により変わりつつあるスーパーコンピュータの現在地を、大学などの公的機関を中心とした最先端のシステムから探る本連載。第1回は、2024年4月に稼働を開始した東京工業大学の「TSUBAME 4.0」を取り上げる。 いわゆるスーパーコンピュータ(スパコン)をはじめとするHPC(高性能コンピューティング)インフラは、高度なシミュレーションや創薬、ビッグデータ解析など、企業のモノづくりや事業創出に欠かせない存在となっている。さらに、生成AI(人工知能)をはじめとするAI技術の急速な進化により、これらのHPCインフラでAIをどのように活用できるようにするかも大きな課題となっている。 本連載では、日本国内のスパコン環境の一端
ネット上にはたくさんのIT系のコンテンツがあふれています。そのほとんどは文章として書かれていますが、一部にはマンガの形で面白く分かりやすくしたものもあります。 ここでは、マンガ化されたITコンテンツを集めてみました。毎年夏休みの恒例企画、ITまんがの2024年版です。 今年は4本のマンガを新たに追加しました。ぜひ夏休みの息抜きにどうぞ。 もしここに掲載していないITまんがをご存じでしたら、X/Twitter(@publickey)や、はてなブックマークのコメントなどで教えてください。毎年更新する予定です。 2024年版の新着ITまんが New! 続く道 花の跡 - ななせ悠 | 少年ジャンプ+ コンピュータが生み出される以前、仕事として人手で計算する「計算手」と呼ばれる女性たち。主人公は真空管式の計算機の開発に携わりつつ、それが自分たちの仕事を奪うことになると葛藤する。 New! 光ファイ
コンテナランタイムの代表的な実装の1つである「containerd」の初のメジャーバージョンアップとなる「containerd 2.0」の開発が進んでいます。 今年(2024年)3月に最初のリリース候補版「v2.0.0-rc.0」が登場し、6月には「v2.0.0-rc.3」まで進捗しているため、数カ月以内には正式版が登場すると思われます。 containerdのこれまで もともとcontainerdはDockerコンテナの一部として実装され、2016年に独立したオープンソースプロジェクトとなりました。現在でもDockerのコンテナランタイムとして採用されています。 参考:Dockerエンジンのコアランタイムが「containerd」として分離、独立したオープンソースプロジェクトに。Docker、AWS、Google、IBM、マイクロソフトらが協力して開発推進へ 2017年3月にCloud
AIを用いてソフトウェアテストの最適化を実現するソリューションを提供する「Launchable」は、JenkinsをベースとしたCI/CDプラットフォームを提供する「CloudBees」に買収されたことを発表しました。 Jenkinsの作者である川口氏が立ち上げたLaunchable Launchableは、オープンソースのCI/CDプラットフォームであるJenkinsの作者 川口耕介氏が共同創業者として立ち上げた企業です。 参考:ソフトウェアテストの実行を機械学習で効率化する。Jenkins作者の川口氏が立ち上げた「Launchable」で実現しようとしていることとは(前編) Launchableが提供するソリューションは、膨大な項目になるソフトウェアテストをAIを用いて優先順位付けし、全てのテストを実行するのではなく必要十分なテストのみに絞り込んで実行することで、テストサイクルを短縮し
企業がソフトウェアビジネスを持続的に行えることと、ソフトウェアのソースコードを公開することの両立を実現するための新しいライセンスへの取り組みとして「Fair Source」が登場しました。 意訳すると、ソースコードが公開され、開発者のビジネスを守るための最小限の制約がありつつもコードの利用や変更、再配布が可能で、計画的に一定期間後にオープンソースとなるもの、と言えるでしょうか。 具体的なライセンスとしては「Functional Source License (FSL)」が推奨されているのに加えて、「Fair Core License」「Business Source License (BSL)」が該当するとされています。 Fair Sourceの目的とは 公式Webサイトでは、Fair Sourceの目的が次のように説明されています。 The purpose of Fair Source
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