古野電気の魚群探知機が18日、発明協会の「戦後日本のイノベーション 100選」に選定された。 戦後日本のイノベーション 100選は、同協会の創立110周年の記念事業として、「戦後日本で成長を遂げ、我が国産業経済の発展に大きく寄与したイノベーションを選定」するもの。 同会は、一般及び有識者への調査等を参考にイノベーション選定委員会(野中郁次郎委員長:一橋大学名誉教授)が審議の上、今回アンケート投票トップ10 件と戦後復興期から高度成長期までのイノベーション28 件の計38 件を選定し、第1回発表として公表された。 今回選定された魚群探知機は、水中に超音波を送信し、その反射波の受信により魚群を映像化して探知する装置として、同社が 1948年(昭和23年)に世界で初めて実用化した。 同会によると、「戦前から受け継がれた超音波技術の発展と、同社の企業家的行動による価値創造が生み出したイノベーション