[ウィーン 3日 ロイター] - 米マイクロソフト への携帯電話事業の売却後にフィンランドのノキア に残る3つの事業部門は質が高く、赤字部門の売却により事業価値が再評価されるとみられている。 携帯電話事業売却後のノキアの中核事業は、高い収益性を誇るネットワーク機器事業のNSN部門、地図作製・位置情報サービス事業部門、価値の高い特許を扱う知的財産権事業部門となる。NSNはノキアが合弁相手の独複合企業シーメンス から買収し、完全子会社化した。 金融アナリストは3日、ノキアが赤字の携帯電話事業を総額54億4000万ユーロ(72億ドル)で売却し、多額の資金を得た後、残された事業で構成される同社の企業価値は最大50億ユーロ、同社株の2日終値に基づくと45%増加する可能性があると指摘した。ノキア株は3日、33.9%高で取引を終えた。 携帯電話やインターネットなどをカバーするブログ「ラジオ・フリー・モバ