タグ

2009年11月30日のブックマーク (15件)

  • 残業は恥だ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    もし日の会社から「長時間残業」が消えたら、日人はそれだけでずっと幸せになれるのではないか。私としては、日の会社から残業が消えたら、もういちど日の会社で働いてもいい。 日と違って長時間残業がほとんどない欧米企業の働き方を見てみよう。 上司は、各々の部下に仕事を割り当て、進捗を管理する。部下は、上司に割り当てられた範囲だけの仕事をやる。自分の仕事が終われば、定時に帰るし、終わらなければ残業することになる。隣の人が残業していても、それは他人の仕事だから、関係なく早く帰ることができる。 こうした環境で誰かがずっと残業をしていたら、それは、上司がその部下の能力を正しく見積もることができなかったことを意味する。その部下は「なぜ残業をしているのか」と上司から尋ねられることになるだろう。そして、上司はその部下が定時に帰ることができるように仕事量を再配置する。 日はどうだろうか。日の場合、上司

    残業は恥だ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 街の風景が変わる - Chikirinの日記

    2009年11月26日、日経新聞の一面トップ記事の見出しは「JTB、国内200店閉鎖」だった。200店という数は全体の2割にあたるらしい。流行り言葉を借りれば「販売チャネルの組み替え」であり、旅行は「店舗の窓口で売る商品」から、「ネットで売る商品」に変わっていく。 「何を今さら」という人もいるだろう。しかし、業界最大手の企業が、これだけの規模(既存店舗の2割)で、当然に人員削減を伴うであろう、チャネルの組み替えに踏み切ることの意味は決して小さくない。だからこそ「一面トップ記事」なのだ。 旅行業界に関して言えば、「有人店舗からネット」への格的なシフトが起るかどうかは、楽天トラベルや一休ドットコムが決めるのではない。JTBの決断がそのレバーを引くのだ。 同じ日の33面には「ネット時代の報道拓く」という記事がある。日経新聞が来春に電子新聞を創刊する、ことの特集だ。まだ料金などの詳細は発表されて

    街の風景が変わる - Chikirinの日記
  • 「富豪プログラミング」もいいけど「けちな大富豪」になるべき

    Ruby on Railsに代表されるDRY(Don't Repeat Yourself)スタイルのフレームワークは、手っ取り早くサイトを立ち上げるのにはとても便利だ。特にRailsのActive Recordの様に、ランタイムにダイナミックにコードや設定ファイル(もしくはそれに相当するもの)を生成してくれる仕組みは、情報を一カ所のみに記述することによりミスを減らすという意味でもアジャイルな開発という意味でも重要である。 ただ、この手のフレームワークを使う場合に一つ気をつけなければならないのは、それがスケーラビリティの面で商用に耐えられるものか、という点である。特に、その手のダイナミックなコードや設定ファイルの生成(Railsの場合だとデータベース上のテーブルのスキーマに基づいたActive Recordクラスのダイナミックな生成)が、最初にサイトにアクセスが来た時に一度だけ実行されるもの

  • 残念な日本のWeb - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    梅田望夫氏が日のWebに失望を深めているようだ。 日のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) 英語圏のウェブが、自分の人生を高める道具となり得ているの対して、日のウェブはサブカルチャー(ニコニコ動画など)以外ではあまり見るべきものがない。SNSアメリカでは人間関係を開拓し、仕事さえそこから見つけていく生活のインフラになっているのに、日では単なる遊び道具の粋を脱していない。「英語圏のネット空間と日語圏のネット空間がずいぶん違う物になっちゃったな」と遠い目をする梅田望夫氏。 確かに、日では結局ウェブサービスが社会をいまのところ大きく変えているとはいえないかもしれない。現実に日社会を支配しているのは、相変わらず、官僚と大企業を頂点とする産業ヒエラルキー構造である。ウェブは個々人の能力を解放するためというより、そうした旧来の構造を部分的に補完するのに、細々と使われているのみ

    残念な日本のWeb - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 走る日本人 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    昨日、成田空港に到着し、荷物受け取り場のターンテーブルの前で荷物を待っていると、アジア人のオジさんがカートをターンテーブルへ向かって全力疾走して近づき、自分の荷物を引き上げていた。このオジさんは日人に違いない。というのは、こういう場面で走るのは日人だけだからだ。他の国の人たちが走るのは、よほど特別なときだけである。 今日は、神奈川県の自動車免許センターへ免許の更新に出かけた。午前の受付は、11時までだったのだが、私が到着したのは11時5分。入り口の受付嬢は、「更新は2階です!急いで!」と金切り声を上げた。2階に到着すると別の中年女性が、そわそわした様子で「更新受付はまもなく終わります!急いでください!」と声を張り上げている。私はいくつか窓口を回って、印紙を買ったりなんだりさせられたが、そのたびに「急いで!」と窓口の人間からせっつかれた。私が、とぼとぼと歩いていくと、視覚検査室の前に立つ

    走る日本人 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 日僑という生き方 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    あーあ、言っちゃったよ、渡辺千賀さん。 海外で勉強して働こう 1)日はもう立ち直れないと思う。 だから、 2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。 梅田望夫さんが、日の現状に対して鋭い批判を行い、その結果、たびたびブログエントリが炎上しているのを見た。その一方で、千賀さんは絶妙なバランス感覚とユーモアで、興味深くシリコンバレーの様子を伝えてくれて、ブログのコメントやはてなブックマークで、悪意のこもった反響を見かけなかった。私はてっきり、千賀さんは日の現状には危機感は感じていても、なんとかなるさと考える楽天家なんだと思い込んでいた。昨日までは。 池田信夫さんの「希望を捨てる勇気」を見れば十分だと思うけど、日は完全に八方塞がりの状態。向こう30年ほどのスパンでは、日経済は確実に没落する。この影響から逃れられる日人は一人もいない。海外にいる日人にもその影響は

    日僑という生き方 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • マスメディアの終わり - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    TechCrunch が既存の(アメリカ)新聞業界を痛烈に皮肉っている。 聞こえてくるあの泣き言は、新聞の死のあえぎ Googleに対して文句を言うのは止めろ、と。自分のところにトラフィックを回してほしいという下心を持ちつつ、Google を記事泥棒呼ばわりするのはあまりに偽善的だと。そんなに Google が嫌いなら、robots.txt でクローラー(ウェブコンテンツを自動収集するプログラム)をはじいてしまえと。 これはいつもの TechCrunch 節なんだが、 はてブコメントにこんな問いかけがあった。 しかし新聞が死んだあと、誰がWebでニュースを伝えるんだろう? 私なりの答えを述べよう。これからニュースを伝えるのは、ブロガーだ。官庁や大企業がプレスリリースを自分のウェブサイトで行い、それに基づいてブロガーが分析記事を書く。あるいは、さまざまな事件事故に立ち会ったブロガーが twi

    マスメディアの終わり - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 技術者が大金を稼ぐための3つの方法 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    ちょっと釣りっぽいタイトルだが、内容は真面目。 シリコンバレーの「核の冬」(池田信夫 blog)より。 資主義の条件は持続的に利潤を生み出すことだが、その基盤となっている市場メカニズムは利潤をいつぶす。マルクスもいったように、「商品経済は偉大なレヴェラー(水平主義者)」なのだ。利潤率は傾向的に低下し、国内で鞘が取り尽くされたあとは植民地から、そして植民地が独立するとグローバル資主義による「経済植民地」から、それも限界が来ると金融資主義によって・・・と絶えず新しい利鞘を追求する自転車操業が資主義の宿命だ。 しかし利潤は市場や情報の不完全性によって生じる過渡的なレントにすぎないので、市場が効率化すればするほど速く価格は限界費用に近づき、利潤は消滅する。たとえばNTTの電話収入はピーク時には年間5兆円を超えたが、いまISPの売り上げをすべて合計しても8000億円にしかならない。利潤は独

    技術者が大金を稼ぐための3つの方法 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 不自然な構造は永続できない - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    最近ちきりんが熱い。クールな物言いが魅力的だったちきりんが、その抑制をかなぐり捨てて、最近、いまの日の問題の質をえぐるようなエントリを連発している。さすがにこのままじゃやばいよ、おちゃらけてる場合じゃないと、とちきりんも思うようになったのか。 関係者全員が古い利権の構造に捕らわれ、逃れられなくなって自壊しつつある、という感じなのだ。既にその構造が「もたなく」なっており「終わっている」ことに気がつきながら、誰もそこから逃れることはできない。当事者達は皆、40年前に高度成長が終わったことを受け入れられないでいる。 昔、ポール・クルーグマンが「永遠に続いてはいけないことのいいところは、それが永遠に続かないことだ」という名言を吐いていた(ような記憶がある。ソース不明)いまの日の諸制度の疲労は、そろそろ限界に近づきつつあると思う。たしかに日国内だけを見ていると、こうした構造が永遠に変化しそう

    不自然な構造は永続できない - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • ホリエモンの凄さ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    Gigazine によるホリエモン取材記事 新聞やテレビが絶対に書かない「ホリエモン」こと「堀江貴文」の真実〜ロングインタビュー前編〜 がすごいことになっている。最近は日発のニュースといえば、生ぬるい記事が多いのだが、このインタービューには久しぶりに背筋がゾクゾクするものを感じた。と、同時に、いろんなことを考えさせられた。 ホリエモンという人物の評価は、常に賛否両論である。ホリエモン嫌いの人たちが、その最大の理由として挙げるのは、彼の人間性についてじゃないか。彼らいわく、ホリエモンは人間ができていないとか、人としての暖かい心がないとか。 しかし、私に言わせればそれこそ彼の最大の強みであるように思える。もし、彼が一人一人の従業員の気持ちを思いやるような優しい心をもっていたら、とてもあれほど大胆な行動には出られなかったに違いない。ある種の人間的な鈍感さこそ、彼の最大の強みである。 そして、こ

    ホリエモンの凄さ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 金儲けというタブー - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    IT業界の人たちにはやや癪に障る部分も含まれているかもしれないが、私のいまの気持を素直に書いてみる。 これから起こる新しいこと? 私は、1996年にこの業界に飛び込んだ。以来13年。基的には、ソフトウェアの請負開発の分野でソフトウェアエンジニアとして働いてきた。私が、この世界に飛び込んだ1996年ころは、インターネットが学術の世界から離れて、一般社会へ普及し始める黎明期で、技術的な洗練度は低いものの、何が起こるかわからない楽しさがあった。それから、実にいろんな出来事があって、いまに至る。パソコンの世界では、とりあえずインターネットの小道具はだいたい出揃ったような気がしている。これ以上、革新的なウェブアプリケーションを求めるのは難しいのではないか。(Google Wave とかわけのわからないソフトも多少あるけれど) これから、何か新しいことがおこるとしたら、小さなデバイスの世界だろう。い

    金儲けというタブー - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 希望だけない国、日本 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    かつて、村上龍は「日にはすべてがある。ただ希望だけがない」と書いた。日列島を覆いつくしている閉塞感を見事にあらわした統計資料を発見。OECD の資料で各国の「主観的幸福度」をたずねたもの。要するに、「あなたは幸せですか?」と直接質問した答えを集計したものだ。 OECD Factbook 2009: Economic, Environmental and Social Statistics - Subjective well-being 一番、幸せを感じる人が多い国はデンマーク。生き馬の目を抜く生存競争をやっているアメリカでも70ポイント超えてかなり幸福度が高い。一方で日は、かろうじて30ポイントを越える程度で、ロシアにさえ幸福度で負けている。韓国より低い。日より幸福度が低い国は、中国・インドなど正真正銘の発展途上国が多い。だが、インド・中国は、未来に対しては希望を持っている(60ポ

  • 焼け野原からの再出発 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    政治的改革の難しさ」でこのまま日政府の財政規律が失われていくと、おそらく日の財政金融政策が IMF の管理下におかれるだろう、と書いた。池田信夫氏などは、ハイパーインフレが来て円が暴落するというが、世界の金融秩序に深刻な動揺をもたらしかねないそんな動きを国際社会が許さないだろう。時間が経てば経つほど、日経済の相対的地位が下がっていくので、国際機関が介入しやすくなる。 数年間、日は強烈な痛みを味わうことになるだろう。しかし、結局のところ、長い目でみたらそんなに悪いことではないのかもしれない。多くの人々が公職から追放され、中小企業だけでなく大企業の倒産やリストラも格化する。政府の歳出の大幅な切り詰めにより、利権が分解され、税金でっていた人たちが路頭に迷う。そうすることで、日は古いしがらみから解き放たれて、奇妙な解放感を味わうことになるかもしれない。 「希望は戦争」といった人がい

    焼け野原からの再出発 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 金儲けって汚れ仕事だよね - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    世の中の仕組みをつらつらと考えてみるとね。 東京では今日もどこかでソフトウェア技術者のための勉強会が開かれて、技術者たちが技術的なテーマについて熱く語りあっていることだろう。そこで、重要なのは、技術者にとって、面白いかどうか、自分たちの仕事を楽にしてくれるかどうか、であって、カネの話は出てこない。まるで、この世にお金という制約要素が存在しないかのように。 ところで、技術者に給料を払っているのは、究極的には、マーケターであり営業マンたちだ。実際にお金を払ってくれるお客さんを見つけてくる人たち。技術者は内心、彼らの品のなさを軽蔑している。なぜなら、彼らが取ってくる仕事といったら、技術屋からみたら、まるでくだらない、興味の持てない仕事ばかりだ。携帯SNSの釣りゲーム?はあ?そんなの誰がやるの?なにがうれしいの? たしかにね。モノを作る立場からすると、お客さんの劣情を満たす作業はなんとも馬鹿らしい

    金儲けって汚れ仕事だよね - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • ウェブビジネスの本質 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    私が3年ほど前、B2C のウェブビジネスの現場に飛び込んだとき、自分では IT ビジネスをやっているつもりだった。だが、最近ようやく気がついたのは(まったく遅いのだが)ウェブというのは、実はメディアそのものだ、ということだった。紙や電波のかわりに、インターネットを使うだけのメディア産業なのだ。IT は道具にすぎず、質ではない。質はメディアであるということだ。それが証拠に、ビジネスモデルが、旧来のメディアとまったく同じである。 (とりあえず、ここでは、アマゾンや楽天市場のような、リアルなモノを売る商売は別に考える。売っているものが情報ではないので、彼らはメディアとはいえない。小売業である。ここでいうメディアの定義は「多くの人たちに情報を提供することで、カネを稼ぐ」という商売を指す) 新聞・テレビ・雑誌・書籍の伝統的メディアは、(1)広告 (2)購読料、の2つの収入に支えられてきた。メディ

    ウェブビジネスの本質 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)