三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は11月30日、同社が開発する図書館システム「MELIL/CS」に生じた問題の原因と再発防止策について、お詫びとともに報告を発表した。問題の根本原因は同社にあると認識し、再発防止策を講じて信頼回復に努めていくとしている。 MELIL/CSに生じた問題とは、ウェブサイトへのアクセス障害と個人情報流出の問題。報告ではまず、岡崎市立図書館で発生したアクセス障害の件に触れている。同システムのネット接続は、利用者が図書館のウェブサイトの画面から操作することを想定した仕様となっており、岡崎市立図書館には2005年に納入している。 3月中旬から5月中旬にかけて、新着図書情報をプログラムにより取得する機械的なアクセスがあった。このプログラムは、図書館が提供するウェブサイトから蔵書データベースに直接アクセスする方式で、人がウェブサイトの画面から操作する頻度を超