特徴ベクトルの近傍探索と物体認識の効率に関する実験的検討 野口 和人† 中居 友弘†† 黄瀬 浩一†† 岩村 雅一†† † 大阪府立大学工学部 〒 599–8531 大阪府堺市中区学園町 1–1 †† 大阪府立大学大学院工学研究科 〒 599–8531 大阪府堺市中区学園町 1–1 E-mail: {noguchi,nakai}@m.cs.osakafu-u.ac.jp, {kise,masa}@cs.osakafu-u.ac.jp あらまし 画像の局所記述子として SIFT や PCA-SIFT を用いる物体認識では,一画像あたりの特徴ベクトルの数が 膨大となるため,特徴ベクトルの照合速度が全体の効率を左右する.特徴ベクトルの照合は,最近傍探索の枠組みで 捉えられるため,最近傍探索の高速化が中心的課題となる.本稿では,「物体認識のためには,正しく照合される特徴 ベクトルの数が,誤って他