「企業アプリケーションの多くがコンテナ上で動くことが前提となる時代にあって、そのカギを握る企業はどこか。答えは決まっている。Googleだ」―これは2017年11月、「vFORUM 2017」の開催にともなって来日したVMwareのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)CEOがプレスインタビューの席で発したコメントです。この秋、筆者は国内外のITカンファレンスに数多く足を運びましたが、取材のたびに感じたのがエンタープライズクラウドにおけるGoogleの存在感が日を追って強くなっているという点でした。ゲルシンガー氏が率いるVMwareをはじめ、Salesforce.com、SAPなど、エンタープライズITのトップベンダがそれぞれの年次カンファレンスにおけるメインの発表としてGoogleとの提携強化を掲げており、Google Cloudがエンタープライズのプラットフォームとして認
「自社の持つデータを戦略的に活用していくうえでは、やはりきちんとデータを統合していかなければならない。そう考える顧客が増えており、それがTalendに対するニーズの大きな伸びにつながっている」(西村氏) 2006年、業界初のオープンソースETLツールを提供する企業としてスタートしたTalend(タレンド)。その後、同社ツールはESB/データ品質/MDM/リアルタイムシステム連携/セルフサービス(データプレパレーション)といった豊富な機能も包含する、統合的な企業向けデータプラットフォームへと進化している。昨年(2017年)末には、テレビ東京がTalendの商用版製品を導入したことも発表された。 冒頭のコメントどおり、日本国内のビジネスも成長軌道に乗り始めたTalend。今回は来日した米本社 CEOのマイク・トゥーケン氏と、日本法人 代表取締役社長の西村哲也氏に、Talendが提供する統合プラ
国内の”知の最前線”から、変革の先の起こり得る未来を伝えるアスキーエキスパート。KDDI総合研究所の帆足啓一郎氏による人工知能についての最新動向をお届けします。 「人工知能」という言葉がまたも盛り上がった2017年が終わった。世の中における「人工知能」の位置づけは、ピーク期から徐々に幻滅期に入りつつあるという見方もあり、次のバズワードを模索する動きも見えてきている。こうした状況の中、12月に米国・ボストンにて世界最大級の人工知能関連ビジネスイベント「AI World Conference and Expo 2017」が開催された。バズのピークを越えつつある「人工知能」は米国のビジネス現場でどのように取り上げられ、活用されているのか? 筆者の参加レポートとともにお送りする。 「ピークを越えた」人工知能をテーマとしたビジネスイベント 昨年、本連載に寄稿した記事「人工知能活用で浮き彫りになる日米
SWARM serverless hosting incentivised peer-to-peer storage and content distribution Swarm is a distributed storage platform and content distribution service, a native base layer service of the ethereum web3 stack. The primary objective of Swarm is to provide a decentralized and redundant store for dapp code and data as well as block chain and state data. Swarm is also set out to provide various ba
これはMercari Advent Calendar 2017 の2日目の記事です。 昨日は @stanaka の分散ファイルシステムはブロックチェーンの夢を見るか でした。 今回は@Hmj_kd が、メルカリの機械学習の取り組みや機械学習エンジニアの今年行ってきた活動のいくつかをご紹介したいと思います。 以下、一部にて機械学習をMLと略します。 この1年間で機械学習で取り組んだこと 私が入社したのは2017/01で、社内では二人目の機械学習エンジニアでした。 その当時は speakerdeck.com にあるように、プロダクトにMLに関するものはありませんでした。 現在は、チーム全体でマネージャも含めて約10人ほどの組織になり、活発に実験や開発が行われています。 いくつかを列挙しますと - 商品出品時の価格推定とサジェスト - 一部カテゴリについて商品タグの推定 - 商品出品時のカテゴリ
今年からメルカリでもMercari Advent Calendar 2017と称してAdvent Calendarを始めることとなりました。 初日は id:stanaka / @stanaka がロンドンよりお届けします。 分散ファイルシステムという言葉を聞くと、トラウマを刺激され、うっと頭を抱える人も多いかと思います。私もその一人で、以前にPBクラスまではいかずとも数TBのHDDを数百台並べたシステムのお守りをしたことがあり、日々壊れ続けるHDDに負荷に悲鳴を上げるメタデータDBなどネタには困らない状況でした。そういう時にAWS S3を触ると、「ああ、これは天国だ..」ともはや過去には戻れない思いをしたものです。 最近では分散ファイルシステムを運用しているところもめっきり減っていて*1もう過去の分野かな、と思っていたのですが、ここ数年で「ブロックチェーン x 分散ファイルシステム」という
友人と、時事問題を話している中で、ビットコインに話題が移り、そしてFintechの話になった。 そこで、友人のFintechについての理解が全くと言っていいほどなかったことに衝撃を受けた。 「なんか金融サービスをITでやっていればFintech程度のイメージで、別に新しいことなんてない気がするんだよな。昔からATMだのカードだのでIT技術使われてるだろ。なんか新しい用語作って、その言葉がかっこいいからバズってる(一時的に流行している)だけで、世間が騒ぎすぎじゃないのか。」 ふむ。なるほど。良いだろう。どこがFintechのすごいところか、どうして市場であんなにも騒がれているのかを解説してやろうではないかと思ったが、そこで解説をし始めたら話が止まらなくなってしまうだろうと思った。 そこで、その場では 「いやー、実はもっと複雑なものではあるんだけど、難しい概念だよね~」 と濁して終わってしまっ
ちょっとおおげさなタイトルですが、Ethereum を使って広告配信システムっぽいものをつくれないかと思い、実験として酔った勢いで作ってみました。下に表示されているやつは、Ethereum のブロックチェーン上に記録された情報をもとに JavaScript で広告を表示しています。(広告配信というとそれっぽく聞こえるのですが、Ethereum に広告配信時間と広告テキスト・ URLが記録してあるだけです。) この広告を表示する JavaScript 自体はサーバに置いてありますが、いつ・どのような広告を表示するか?といった情報はブロックチェーン上に乗っかっています。なので、クライアントが Ethereum のブロックチェーン上の情報を読みにいくことができれば、広告用のサーバに広告をリクエストすることなく広告を配信することができます。なお、広告枠が購入されていない状態(いわゆる空き枠)だと、
はじめに クラスメソッド株式会社 AWS事業部長の佐々木です。 私は前職で創業メンバーの1人としてビジネスを立ち上げた後、エンジニアとして実業務に携わりながら、統括マネージャーとして50人規模のエンジニア組織を構築しました。 また2014年にAWSエンジニアとしてクラスメソッドに入社し、2015年7月よりAWS事業部の部長に就任。事業は順調に拡大しており、2015年と比較して組織も2倍以上に大きくなりました。これは優秀な仲間に恵まれたのはもちろんのこと、組織設計と構築プランが功を奏したことも一因だと感じています。 そこで、私がこれまでに培ってきた経験から得たエンジニア組織の構築の仕方をお伝えしたいと思います。 エンジニア組織構築マニュアル 骨子を定義する これはエンジニア組織に限りませんが、組織には3つの骨子が必要です。 ポリシー ビジョン ターゲット ポリシーは、その組織が最もこだわる一
お前は誰 / このテキストは何 twitter @mizchi で 、最近興味をもったフリーランスのプログラマです。主に JavaScript でゴリゴリ動く UI を作る人です。 ここ最近、2ヶ月ほど暇を見つけては暗号通過を勉強していました。自分で ethereum の test network を動かしたり、簡単なスマートコントラクトを書いたり、そもそもブロックチェーンを自分で実装したり、トレンドのニュースにキャッチアップしたり… そうしてる間に、ようやく bitflyerとcoincheckの審査通ったんで、関連サービス見て回ってて、前から気になってた monappy にテキストと投稿機能があるのに気づきました。 勉強した結果、仮想通貨に未来を感じたので、その所感をここに書いています。知ったかぶりして適当に書くと上から目線で殴られて勉強になるというメソッドです。 そもそも論: 現在の
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Join our daily and weekly newsletters for the latest updates and exclusive content on industry-leading AI coverage. Learn More We’re facing the end of the cloud. It’s a bold statement, I know, and maybe it even sounds a little mad. But bear with me. The conventional wisdom about running server applications, be it web apps or mobile app backends, is that the future is in the cloud. Amazon, Google,
DEC(デジタル・イクイップメント・コーポレーション)・マイクロソフト・グーグルと、時代を築いた外資系IT企業を渡り歩いた及川卓也さん。マイクロソフトではWindows NT、グーグル時代にはGoogle日本語入力やChrome OSなどのプロダクトに、エンジニアリングマネージャーとして携わっている。 今年5月にプログラマー向けの技術情報共有サービス「Qiita(キータ)」を運営するインクリメンツを経て、今年6月に独立。現在は、国内人材紹介大手のクライス&カンパニーの顧問に就任し、CTO・IT技術人材の採用支援や組織変革活動に力を入れている。そんな及川さんに、「日本のITをどう見ているのか」という観点から話をお聞きした。 日本のIT産業はどこが残念なのか? ――組織変革やIT活用という面で、しばしば「残念」と評価されてしまうこともある日本のIT産業ですが、いわゆる外資大手IT企業での経験を
ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。 2015年12月23日、ウクライナの電力会社3社の管轄地域で発生し、多数の顧客に影響した計画外の停電は、サイバー攻撃が新たな段階に入ったことを示した。このインシデントは、サイバー攻撃が大規模な停電に至った初の事例として大いに注目された。 「こうした大規模な攻撃の発生頻度は低いが、この事件は、悪質なサイバーセキュリティ攻撃がビジネス運営と顧客に深刻な打撃を与え得ることを示している」と、Gartnerのリサーチディレクターを務めるロブ・マクミラン氏は語る。
Contrary to common belief, the hardest part of data science isn’t building an accurate model or obtaining good, clean data. It is much harder to define feasible problems and come up with reasonable ways of measuring solutions. This post discusses some examples of these issues and how they can be addressed. The not-so-hard parts#Before discussing the hardest parts of data science, it’s worth quickl
最近、起業を目指している方などから相談を受ける時に、「事業計画書ありますか?」と雑に聞き返すことが多くなってきました。一般的には「事業計画書に何を書けばいいのか?」をわからない人の方が多いでしょう。今回の記事で、事業計画書で重要な事項について解説します。 事業計画書は一般的に起業家が投資家に見せるために用意するものですが、誰に見せてもすぐにビジネスを理解してもらえることを目的に書くのが良いと思います。株の持ち分や個人情報などの機密情報もあるので公開されることはないですが、業界外の人がみても理解出来るように、かつ途中で飽きないように簡潔に書かれていると素晴らしいでしょう。 事業計画書で重要なことは、そのまま起業において大切なことに繋がります。わかりやすいように、なるべく具体的な例を出しながら解説したいと思います。 事業計画書に書かれているべきリスト まずは早速、事業計画書に書かれているべき項
シリコンバレーのスタートアップを数多く取材する中で気付いた「シリコンバレーにおけるディシプリン(規律)の存在」や「General Electric(GE)やIBM、SAPといった老舗企業が必死になってシリコンバレーのスタートアップを真似している理由」、そして「日本企業がイノベーションを実現するための処方箋」について解説します 詳しく知りたい場合は「GE 巨人の復活」をご覧下さい。 http://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/17/P55110/ 今後の記事は「シリコンバレーNext」をご覧下さい。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/siliconvalley/ Read less
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