「読んでいると恥ずかしい」が恥ずかしい | Polar Bear Blog Polar Bear Blog さんの「古典を避けて通るのはもったいない」という記事を読んでいて、私は自分の恥ずかしい秘密について考えていました。 いま、この記事を書いている書斎には4つの本棚を埋め尽くしている本があり、特に机の右側の本棚には何百という岩波文庫、講談社学術文庫がおさめられています。テーマは哲学、西洋文学、神話・宗教学・民俗学の本など、およそ自分の研究とは関係のない本ばかり。数にして数千冊。ちょっとしたコレクションになっています。 この本棚をみて、たいていの学生さんは「すごいなあ」と言ってくれますが、なかなか告白できない秘密があります。それは、僕はここにある本の大半を読破してはいないという事実です。 自己顕示欲から、真の知識欲へ これらの本は学生時代のころ、読む以上のスピードで食費を削りながら買ったも